〔緊急補足〕住居新築に際し考える、柏・流山・松戸・三郷・葛飾区の放射線量の高さ と 西日本の放射線量

〔第44回〕 このブログの〔第36回〕で、《原発事故と放射能汚染がいわれる中、千葉県・東京都において、住宅を新築するのは是か非か。 》という文を「公開」させていただき、相当多くの方に「参照」いただいたようなのですが、私としては、〔第36回〕は人の文章を相当多く引用して自分の文章の方が少ないというものであったので、自分の文章の方が少ないものはどうかと思い、その回限りにしようと思ったのですが、「公開」以降に新たな情報が入ってくると、はたして、「公開」した内容が最適と言えるかと疑問を感じるところもでてきて、たとえ、自分が、放射能や原子力の「専門家」でなかったとしても、多くの方に「参照」いただいたものについては、無責任であって良いとは思えないと思うようになり、今回、〔第36回〕の補足として、作成させていただくことにしました。
  
  現在、千葉県の船橋市に住み、千葉市の会社に通勤している私自身が、このまま、ここに住んでいて良いのだろうか・・といったことを考え、そう思いながらも、どうもできずに、そのまま住んでいます。 住宅の建築屋として、これから住宅を建築しようという方に、ためらいなく勧めて良いのだろうか・・・といったことを思ったりする時もありますが、それなら、建てない方が良いのか、あるいは、東京都から千葉県にかけて建てるのではなく他に建てる方が良いというのであれば、いったい、どこに建てろというのか・・・というと、放射能汚染は、これから、急に良くなるわけでもなく、また、すでに相当汚染されてしまい、そして、その日本において生きていくのであれば、建てない方が良いということでもないであろう、と思うとともに、どこに・・・という問題については、これも相当に難しく、〔第36回〕は、何人かの方の発言を引用して、私の思考過程をそのまま「公開」させていただきました。

  しかし、これは、特に「専門家」でもない人間の印象・感覚ではあったのですが、
1.福島第一原発のすぐ近くの方には、大変申し訳ないけれども、すぐ近くの場所は、簡単に戻れる状況にはない。
2.福島県の東部・中部は、「ただちに影響がでるレベルではない」かもしれないけれども、長い目で見るならば、転居できる人は、転居した方が良いと思われる。 先祖代々その地に住んできて農地を引き継いできたなどの事情により、転居しにくい人も、出来る限り、未成年者だけでも、埼玉・千葉以南以西、もしくは、岩手県以北、あるいは、日本海側に避難・疎開させ、大人も、できるだけ、離れた県で過ごす期間を持つようにした方が良いのではないか。
3.200㎞少々離れた、東京都・千葉県も、距離を過信するべきではなく、警戒しなければならないけれども、福島県の東部・中部の方と比べれば事情は違うと考えてよいのではないか。
4.関西以西については、影響がないということはないが、もしも、若狭湾の原発や玄海原発が事故を起こすなどがなければ、チェルノブイリ原発の事故の後、日本でも影響があったのが、それより影響が大きいというくらいで、ある程度、気をつけながら生活すれば、特別には心配はいらないのではないか。
・・・・というくらいに思っていたのです。 それが正しいかどうかわからないけれども。
  

   『北斗の拳(ほくと の けん)』(武論尊 原作・原哲夫 画)という漫画は、多くの方がご存じだと思います。
※「ウィキペディア――北斗の拳」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%96%97%E3%81%AE%E6%8B%B3 他参照。

   北斗神拳(ほくとしんけん)の伝承者・ケンシロウは、「アタタタター」と叫びながら、相手を攻撃します。 相手は、「なんだ、なんともないじゃねえかよお」と平気でいます。 ケンシロウは「すでに、○○秘孔を突いた。おまえはすでに死んでいる。」と言い、相手は「何を馬鹿なことを言ってやがる・・・」と言っているうちに、ボコボコボコッと、眼が飛び出したり頭が破裂したりして死んでいく・・・という、そういう拳法であったようです。(あくまで、漫画の世界の話です。)
   放射能による健康への影響には、「ただちに影響」が出る「急性障害」と、「ただちに影響がでるレベルではない」「晩性障害」とがあり、東海村のJCO事故の時には、たしか、3人の方が「急性障害」で亡くなったと思いますが、原発事故とその放射能汚染の場合、一般には、「急性障害」よりも「晩性障害」の方が人数としては多いのが特徴で、チェルノブイリ原発の事故の時もそうだったと思います。
   たとえが良いかどうかわかりませんが、『北斗の拳』のケンシロウが、「アタタタタ―」と攻撃を加え、「おまえはすでに死んでいる」と宣告するというのに、似ているようなところがあり、そして、放射能の被曝という攻撃を受けた人の中に「なんだ、なんともないじゃねえかよお。」とか思っている人がいるのも、北斗神拳の攻撃を受けた者が「なんだ、なんともないじゃねえかよお。」と、最初、思っているのと似ているところがあります。
   〔第36回〕のブログを「公開」した時点での私の意識として、福島県東部・中部は、このまま住み続けたならば、たとえ、今年中とかに障害がでなくても、「おまえはすでに死んでいる」といった状態になってしまう可能性がある。だから、できる限り避難した方が良いし、それも、避難するなら、福島県内とかではなく、埼玉・千葉以南以西か岩手県以北か日本海側へ避難しなければ、あまり避難の意味がない。 そして、もしかすると、すでに、「おまえはすでに死んでいる」という状態にならされてしまった方もおられる可能性がある。
   それに対して、東京都・千葉県あたりの場合は、影響はあるだろうし、もしも、関西以西か北海道、もしくは外国へ避難できるならば、そうした方が良いだろうけれども、できなければ、なんとか生活できるのではないか。まだ、全般的には「おまえはすでに死んでいる」という状態ではない、と思っていたのです。


  放射能汚染は、火災や津波と違って見えないし、その時すぐには障害がでないで後からでる(「おまえはすでに死んでいる」といった状態)という特徴があり、津波にたとえれば、津波におおわれてしまったのは、福島県双葉郡の大熊町・双葉町・浪江町と相馬郡飯館村あたりだけと思っている人がいるかもしれないけれども、実際には、福島県東部・中部はほとんどの地域が津波におおわれている状態で、但し、津波と違って、今、動くこともできるので、今すぐに移動すれば、助かる可能性も残っている・・・というくらいで、東京都・千葉県も影響はでるでしょうけれども、津波にたとえるならば、怖ろしいけれども、東京都・千葉県の手前くらいで“津波”は収まるのではないか・・・くらいの感覚でいました。

≪・(原発問題を担当する大臣に細野氏「避難準備区域を縮小することを検討する」。事故が収束していないのに、そんなことをして大丈夫か。被曝する人が増えるのではないか?)とても難しい。3月11日を境に世界は変わってしまったと発言してきた。被曝を避けようとすると生活が崩壊してしまう地域が広大にできてしまった。日本は法治国家と言われている。この法律では1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をさせない。この法令を守るのは国の義務。この義務に従って国民を守らなくてはいけない。1年間に1ミリシーベルト以上被曝をするところは国がきちっと仕組みを作って人々を避難させなくてはいけない。ところが国は謝罪もなしに1年間に20ミリシーベルトの被曝をさせることを決めた。19.9ミリシーベルトでも許してしまうと言った。法治国家ではないと国が言っている。私は1年間1ミリシーベルトだと思っているが、これをやろうとすると福島県に相当するくらいの広大な面積を無人にしなければいけなくなる。これを国として実行出来るか、その日本を私たちは支えることができるか。そういう選択を迫られる国に変わってしまっているのです。≫(《6月29日 東電の前提に立てば水素爆発と水蒸気爆発の恐れがある 小出裕章(MBS)》〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕http://hiroakikoide.wordpress.com/  )
≪・・・・原子炉災害の被害額は国家予算規模に達することは、50年も前から政府は知っていた。政府がいくらコロコロ変わっても、官僚たちは覚えているに違いない。菅総理も官僚から耳打ちされてこれを知ったのだろうか。自主避難は自己責任だから国家補償の対象外である。
   ここから奈落の底に落ちるように、被害の値切りが始まった。被曝線量の切り下げバーゲンセールの開幕であった。国民の命と電力会社や国家財政が秤にかけられた。 当然、命より国家の方が重くなる公算だ。 
   公衆被曝線量の限度は1ミリシーベルトであるとされてきたが、緊急事態であるとしてこれを20ミリシーベルトまで緩和した。これがたいしたことではないと、見たことも無かった政府のお先棒を担ぐ学者や専門家と称する者たちが、とっかえひっかえテレビに現れて国民を愚弄した。・・・・・≫(藤田祐幸「裏切られたヒロシマとナガサキ 子供を救え、未来を救え」 〔「朝日ジャーナル・原発と人間」(2011.6.5.朝日新聞社〕)
≪ なぜ、政府は避難区域を広げないのか?
   避難範囲を、旧ソ連(現ウクライナ)に合わせると、福島県の大都市二つ(福島市・郡山市)が完全に避難区域になってしまうだけでなく、東北新幹線も、さらには東北自動車道も立ち入り禁止区域に含まれてしまうからだ。 つまり、現在の避難区域の線引きは、科学的というよりは、政治的・経済的な観点から設けられたものだということは知っておいていいだろう。・・・・≫(「辛坊治郎の甘辛ジャーナル 政府の被曝基準は楽観的すぎる。 なぜ、避難区域を広げないか?」〔「週刊朝日」2011.7.1.号〕
  という状況で、福島県、及び、茨城県北部・栃木県北東部・宮城県南部は、ここで述べられているように、相当に厳しい状況にあるのであるようです。
  今現在において、はっきりと、体調に異変が出ていなくても、だから、別に心配ないなどと思っているなら、それは、「北斗神拳」で攻撃を受けた者が「なんだ、なんともないじゃねえか」とたかをくくった態度をとっているのと変わらないことになってしまう。

   それに対して、福島県の方には申し訳ないけれども、東京都・千葉県の場合は、そこまでの状態ではないと思っていたのです。なにより、原発推進派の勝手な教授先生というのは、東京大学などにおられることが多いので、福島県の福島第一・福島第二・新潟県の柏崎刈羽・静岡県の浜岡の原発は、東京都文京区の(東大のある)本郷では、めったなことがない限り、特別に甚だしい被害はでないという、そういう距離の場所を選んで作られたのではないのか、だから、東京都文京区本郷と東京都目黒区駒場から遠くない場所は、めったなことでは大きな被害はでないようにできているのではないのか・・・くらいに思っていたのですが、 ところが、どうも、それよりも、事態は厳しいようで、そして、それについて、ブログで補足しないのでは、〔第36回〕を読んでくださった方に、無責任になってしまうと思い、再度、人の文章を多く引用することになるかもしれませんが、ここに、それを緊急に補足させていただきたいと思います。

※東京都文京区本郷 は、東大の専門課程、東京都目黒区駒場は、教養課程のある住所です。 東大は、他にも研究所などが、あちらこちらにあるようですが、原子力・放射能の「専門家」という原発推進派の「先生」は、どこにいらっしゃるのでしょうか。 はっきりとどこにいるか公開すると、ロケット弾でも撃ち込まれると心配して教えないのでしょうか。 
「東京大学」のホームページは、http://www.u-tokyo.ac.jp/index_j.html

   まず、千葉県柏市・流山市・松戸市・埼玉県三郷市・東京都葛飾区あたりに放射能の「ホットスポット」ができているということは、中部大学教授・武田邦彦さんのブログhttp://takedanet.com/ の「柏、松戸、流山、三郷のホットスポット」 http://takedanet.com/2011/05/post_5c55.html に≪ 関東の一部に放射線の強い場所があります。柏、松戸、流山、三郷の4市です。・・・≫と書かれているのを読みました。  
   そこで、「ホットスポット」という言葉を知りましたが、私は、かつて、柏市と流山市の境目付近の流山市に住んでいたことがあり、なんだか、放射能汚染は、私が、かつて、住んだことのある所を選ぶように行くようだ・・と思ったものです。 しかし、この時点(2011.5.10.)では、武田教授も、≪この原因はまだわかりませんが、汚染の程度は福島市、郡山市より低く、いわき市や白河と同等と見ることができます。・・・・茨城県北部の方と同じような注意をしていただきたいと思います。・・・・≫と書かれており、千葉県でも、福島県で福島第一原発から比較的近いわりに放射線量の計測されている数値が低い いわき市と同程度の放射線量が、千葉県でも柏市などで計測されたのか、と驚きはしましたが、しかし、福島県では比較的低い数値が計測されている いわき市と同じくらいなら、いわき市のように海が汚染されてしまっているわけでもなく、もしも、福島第一原発で、さらに大きな異変があった場合は、やはり、いわき市よりも距離は離れているので、柏市の方が、その点は、まだ、安心できるのでは、と思ったのでした。

   もっとも、毎日、新聞に掲載される 国が発表しているという いわき市と千葉県市原市の放射線量の数値は、前々から、怪しいと私は思っていました。
   国が発表して新聞に毎日掲載されていた、各地の「放射線量」は、実は、人の顔の高さあたりではなく、地面から相当に高い場所で計測している場合が多く、かつ、その高さは、それぞれの場所により異なっていたということが、「週刊現代」2011.5.28.号掲載の《実はこんなに高い あなたの町の「本当」の放射線量》に述べられています。
   しかし、私が、「怪しい」と思ったのは、その点ではなく、第1には、いわき市は、平成の大合併で静岡市と清水市が合併して新しい大きな静岡市になり、他にも合併で巨大な市が誕生する前までは、全国で最も面積の広い市であったわけで、東京都23区の倍、大阪府の3分の2の面積のある市で、どちらかといえば東西よりも南北に長い市であるのですが、新聞に載っている放射線量の計測点というのは、それだけの広さ・長さのある市の、いったい、どこなのか? 福島県の太平洋寄り・浜通り地方は、南から、磐城・双葉・相馬という3つの地域に分かれ、その磐城地方にあたる いわき市は、福島第一原発・福島第二原発・広野火力の3つの発電所がある双葉郡と同じくらいの面積があり、福島第一原発から、いわき市と双葉郡との境目までの距離よりも、いわき市の北の端から南の端までの距離の方が長いはずなのです。もしも、一番南の勿来地域で測っていたのであれば、中央部から北の方に住んでいる人たちには、実際には、もっと放射線量が高いにもかかわらず、小さい数値を教えていた可能性が考えられます。 
   千葉県の市原市も、いわき市ほどではありませんが、面積の広い市で、市原市も、どちらかといえば、南北方向に距離がある市です。北隣の千葉市との境目付近で測ったものなら、千葉市にいる人間にも参考になりそうですが、南東部の養老渓谷あたりで測ったのでは、房総半島の中南部の人には参考になっても、千葉~東京の間に住む人間にとっては、あまり参考になりそうにないので、どこで測った数値なのか、と思ってきたのですが、市原市の計測点は、「週刊現代」2011.5.28.号掲載の《実はこんなに高い あなたの町の「本当」の放射線量》には、≪千葉県は市原市岩崎西にある「千葉県環境研究センター」の地上7mの地点にモニタリングポストを設置している。≫と書かれており、比較的北寄りの位置で計測されているようです。
   もうひとつ、やはり、いわき市の「放射線量」と市原市の「放射線量」とで、怪しいと思ったのは、いわき市も市原市も、海と山の両方がある市なのですが、海に近い場所で測ったものか、山間部で測ったものか、どちらであろうか?という点です。 市原市の岩崎西という場所には私は実際に行ったことがありますが、現在は、それよりも海側に、埋立地ができて、埋立地は工場地帯になっていますが、埋め立てがなされる前は、すぐ前が海であった場所であり、今も、海に近い地域です。 東京の臨海部に高層ビルを建てる弊害として、海からの風を高層ビルがついたてのようにさえぎり、東京都内にたまった暑さを、海からの風が吹き飛ばすところを、臨海部の高層ビルのために、それができなくなるといったことが、尾島俊雄『異議あり! 臨界副都心』(1992.3. 岩波ブックレット)には述べられていますが、海に近い場所に放射線量の測定点を設けていた場合、海との間の風により、空中の放射性物資が他に移されやすいということはないのか?という点です。そして、福島第一原発から空中に放散された放射性物質は、風にのって広がり、地上に落ちたものは、雨などとともに地中にしみこむものもあるでしょうけれども、再度風にのって周囲にひろがるものもあり、その地にとどまるものもあると思うのですが、海に落ちたものは、そこから風にのって周囲に広がったり、その場にとどまったりしないで、海中に沈んでいくか海中を移動するかするため、海の上での空中の放射性物質の量は地上における空中の放射性物質の量よりも少なく、その為に、海との間で空気の流れがある海に近い地域の放射性物質の量・放射線量は、内陸部に比べて比較的低くなる、ということはないのか? だから、ひとつの市で放射線量を測定する場所を海に近い場所に設定して「○○市の放射線量」として発表すると、その市の大部分の場所よりも低い数値を発表することにならないか?といったことを考えたのですが、どうでしょうか。
   市原市は海に近い岩崎西で測っていたようですが、いわき市はどうだったのでしょうか? もしも、海のすぐそばで測っていたということであれば、いわき市にも市原市にも、海からある程度離れた山間部も盆地状の場所もあるので、そういう場所では、海に近い場所で測った数値よりも数値が高いということがありうるように思ったのです。どうでしょうか。 だから、いわき市の「放射線量」の数値が福島市や郡山市の数値よりも低かったとしても、南の方の海に近い場所で測ったのであれば、北の方の海からある程度以上離れた場所では、ずっと高いということが考えられたし、市原市の数値も、そのまま信じて良いかどうかは疑問点があるように思ったのでした。
   だから、柏市・流山市・松戸市・埼玉県三郷市などで、いわき市と同程度の放射線量と言っても、いわき市の放射線量をどれほどと考えてのものかというのが、あいまいなので、比較にならないようなところもあったのです。

   いわき市の放射線量については、「週刊現代」2011.7.9.号掲載の《もっと細かく全国1000ヵ所を独自調査 列島縦断 放射能はこんなに出ている》に載っている表に、いわき市南部のJR勿来駅改札前の空間線量が0.20マイクロシーベルト/時、いわき市中央部のJRいわき駅前路上の空間線量が0.37マイクロシーベルト/時など、低くはないけれども、福島市や郡山市よりも低い数字が出ていますが、一方で、同紙掲載の《福島の「放射能汚染」を調べ続ける科学者・木村真三氏 「この驚くべき調査結果を見よ!」》に、≪6月18日の夜、福島県いわき市北部の山あいの町・川前町の志田名(しだみょう)集会所に住民がぞくぞくと詰めかけてきた。・・・・集会所で木村氏の口から発せられたのは、地元の人々にとってショッキングな言葉だった。 「この地域の中には、チェルノブイリ事故の際に避難(特別規制)対象地域と設定された、汚染度が最も高いゾーンに匹敵する場所もありました。」・・・・≫といったことも書かれています。面積の広い いわき市では、場所によって、相当差があるようで、この「週刊現代」7.9.号掲載の2つの記事による限り、北部で山間部の川前地区と南部で海に近い勿来地区では、勿来地区の方が放射線量は低かったようです。

   そして、柏市・流山市・松戸市・埼玉県三郷市についてですが、《本誌が独自調査 日本全国隠された「放射能汚染」地域》(「週刊現代」2011.7.2.号)によると、柏市の柏の葉公園で1.08μ㏜(マイクロシーベルト)、流山市総合運動公園で、1.88μ㏜(マイクロシーベルト)、松戸市21世紀の森と広場で0.83μ㏜、葛飾区水元公園で0.86μ㏜が計測されたといい、≪・・・(柏市と流山市では)最高値こそ流山のほうが上だが、全体としては柏市のほうが高値だ。市内のどこでも0.5前後を示し、常に基準値の数倍以上。さらに、前出の武田教授(中部大学・武田邦彦教授)は「0.19でも高い」と主張し、柏・流山両市民に避難の必要性を説く。 「政府の無策により内部被曝の危険性が高まっているから、外部被曝は0.11マイクロシーベルト/時が限度だと私は考えています。0.6を超えたらかなり危険だと考えたほうがいい。1マイクロシーベルト/時なんて、職業的な被曝に匹敵する大変な数値。すぐに住民を避難させるなど、行政が対策を講じるべきです」・・・≫と述べられており、武田教授の意見も、5月10日のブログの時よりも、6月20日発売の「週刊現代」7月2日号の方が、1か月少々経って、柏市・流山市の状況に対して、厳しいものになっているのであり、又、柏市・流山市は いわき市と同程度ではなく、柏市・流山市での測定数値の方が いわき市での測定数値よりも高いものが多くなっているようです。

   「放射線量」の数値は、どのくらいのものを「危険」と考え、どのくらいが「安全と言いきることはできない」くらいで、どのくらいまでを「許容できる」と判断して良いのでしょうか。 「週刊現代」2011.7.2.号掲載の《本誌が独自調査 日本全国隠された「放射能汚染」地域》には、
0.19が安全基準。
 中部大・武田邦彦教授によると、0.60を超えると健康被害の恐れが高まり、
1.00を超えたらすぐに避難すべきだという。≫
≪週刊誌、インターネットで事実が次々と明らかになる。もはやゴマカしきれないと判断した政府は、暴挙に出た。
 一般人の年間被曝限度量を、1ミリシーベルトから一気に20ミリシーベルトに引き上げたのである。
 常識で考えて、安全基準が20倍も変わることなどありえない。
「年間20ミリシーベルト、それを基に算出した3.8マイクロシーベルト/時という数値は、ICRP(国際放射線防護委員会)が緊急事故後の復旧時を想定して決めた値です。それが一般生活者の基準になるわけがない。 一般人の安全基準はあくまでも年間1ミリシーベルト、0.19マイクロシーベルト/時です。≫(元放射線医学総合研究所主任研究官・崎山比早子氏)
  ようやく線量調査を始めた各自治体も、政府に右へならえで「3.8マイクロシーベルトを下回ったので安全です」と言う。しかし、その数値自体が「まやかしの安全基準」であることを忘れてはならない。・・・≫
≪ ・・・日本における通常時の線量は0.1以下であり、崎山氏が言うように、0.19が安全かどうかの重要な判断基準になる、という原則を心に留めてお読みいただきたい。≫
≪ ・・武田教授は「0.19でも高い」と主張し、柏・流山両市民に避難の必要性を説く。
「政府の無策により内部被曝の危険性が高まっているから、外部被曝は0.11マイクロシーベルト/時が限度だと私は考えています。 0.6を超えたらかなり危険だと考えたほうがいい。マイクロシーベルト/時なんて、職業的な被曝に匹敵する大変な数値。すぐに住民を避難させるなど、行政が対策を講じるべきです」≫
 と書かれています。
  「週刊現代」の2011.7.9.号掲載の《もっと細かく全国1000ヵ所を独自調査 列島縦断 放射能はこんなに出ている》には、
≪ 政府の掲げる「年間20ミリシーベルト、毎時3.8マイクロシーベルト」という被曝限度がいかにバカげているか、中部大学の武田邦彦教授が語る。
「ICRP(国際放射線防護委員会)が定めた年間1ミリシーベルトにしても、あまり言われていませんが、外部被曝と内部被曝を合計した数値です。国、各省庁が一致団結して、食物をきっちり検査する態勢を取っていれば、内部被曝はずいぶん減らせる。でも実情は、国はいま国民に積極的に放射性物質を含んだ食物を食べさせようとしているわけです。 ですから、ある程度の内部被曝を計算せざるをえない。
  そうすると、毎時の限度量は3.8の20分の1、0.19でも、まだ多いということになる。様々な原因を勘案した上で、0.11マイクロシーベルト/時が、我々が浴びても安全だと言える基準だと私は提言しています」
  3.8マイクロシーベルト/時という数値の欺瞞については、自治体ですら認め始めている。6月22日、千葉県野田市は被曝限度を「年間1ミリシーベルト、毎時0.19マイクロシーベルト」と定めた。国の基準ではなく、ICRPの基準を独自に採用したのだ。≫
と書かれています。

  3.8マイクロシーベルト/時、年間20ミリシーベルトという数値は、≪小佐古敏荘(こさこ としそう)東京大学大学院教授は、悔しさのあまり涙ぐみ、言葉に詰まりながら科学者としてのプライドを示した。「この数値(校庭利用基準の年間20ミリシーベルト)を、乳児・幼児・小学生にまで求めることは、学問上の見地からのみならず・・・・私は受け入れることができません。・・・自分の子供にそういう眼に遭わせるかといったら絶対嫌です」≫
≪小佐古氏は会見で、「年間20ミリシーベルト近い被曝をする人は、約8万4000人の原子力発電所の放射線業務従事者でも極めて少ない。10ミリシーベルトでさえウラン鉱山の残土処分場の覆土上でもなかなか見ることのできない数値」とし、成人でもそうそうない被曝量であり、それを子どもに求めるのは許しがたい、とこの数値の非常識さを説明した。≫」≫(《内閣参与はなぜ辞表を叩きつけたのか  いい加減な、あまりにいい加減なこの国の安全基準 [20ミリシーベルト]に根拠なんかない》 〔「週刊現代」2011.5.21.号〕)という数値です。

  整理してみると、
3.8μ㏜(マイクロシーベルト)/時、 年間20ミリシーベルト・・・・・国が変更した「安全基準」、小佐古敏荘(元・内閣官房参与)が「私は受け入れることができません。」「約8万4000人の原子力発電所の放射線業務従事者でも極めて少ない。」という数値。
1.9μ㏜/時・・・・「ウラン鉱山の残土処分場の覆土上でもなかなか見ることのできない数字」(小佐古敏荘) 国が変更した「安全基準」の半分の数値。
1.00μ㏜/時 ・・・・・・・・・・・・「すぐに避難するべきだ」と武田教授がいう数値。
0.60μ㏜/時・・・・・・「かなり危険だと考えた方がよい」「健康被害の恐れがたかまり・・」と武田教授がいう数値。
0.19μ㏜/時・・・・・・・・・・・・・ ICRP(国際放射線防護委員会)が定めた一般人の安全基準。
0.11μ㏜/時・・・・内部被曝を考えた上、様々な要因を考えて安全と言える基準と武田教授が提言する数値。
0.1μ㏜/時 以下・・・・・・・・・・・日本における通常時の放射線量。

   それで、「週刊現代」2011.7.9.号に掲載されている「日本全国1000ヵ所 放射線量独自調査」の数値で見ると、千葉県では、柏市柏の葉公園の総合競技場そばの側溝 で、空間線量として0.63μ㏜/時、流山市運動公園の手洗所で、空間線量として0.64μ㏜/時が、東京都では、葛飾区の水元公園内ベンチで0.62μ㏜/時が空間線量として計測されており、「かなり危険だと考えてよい」「健康被害の恐れがたかまり・・・」という数値になっています。
   0.19μ㏜/時のICRPが定めた値を上回る数値は、何か所もで計測されているようです。「日本全国1000ヵ所 放射線量独自調査」には、

0.60μ㏜/時以上・・・武田教授が「かなり危険だと考えた方がよい」「健康被害の恐れがたかまり・・」と言う数値以上、
0.19μ㏜/時以上0.60μ㏜/時未満・・・ICRPが定めた一般人の安全基準以上で、「かなり危険だと考えた方がよい」と武田教授が言う数値より小さい数値、
0.19μ㏜/時未満・・・ICRPが定めた一般人の安全基準 より小さい数値、

の3つを表記のしかたを変えて印刷されていますが、この一覧表で、「地表線量」ではなく「空間線量」として0.60μ㏜/時以上(「かなり危険だと考えた方がよい」)というのは、福島県の福島市・本宮市・国見町・郡山市・二本松市で計測されている他は、栃木県那須塩原市の那須塩原駅東口路上などと千葉県の柏市 柏の葉公園 総合競技場そばの側溝・流山市運動公園手洗い所、東京都葛飾区の水元公園ベンチで計測されているようですが、0.19μ㏜/時以上0.60μ㏜/時未満となると、全国あちらこちらで計測されており、武田教授の言う1.11μ㏜/時以下の所というと、本当に少ないのです。

 「週刊現代」2011.7.2.号掲載 《本誌が独自調査した 日本全国隠された「放射能汚染」地域》に載っている6月15日に実施したという「独自調査 東京23区東部および千葉西部の放射線量」の「地上1mの高さで測定」したという「大気中の放射線量」によると、

◆ 1.00μ㏜/時以上〔「すぐに避難するべきだ」(武田邦彦)という数字〕・・・柏の葉運動公園1.08、流山市総合運動公園1.88。
★ 0.60μ㏜/時〔「かなり危険だと考えた方がよい」(武田邦彦)〕以上1.00μ㏜/時未満・・・・松戸市21世紀の森と広場0.83、葛飾区水元公園0.86、
◎ 0.19μ㏜/時〔ICRPが定めた(外部被曝のみで考えた)一般人の安全基準〕以上0.60μ㏜/時未満・・・足立区役所0.44、葛飾区金町浄水場0.38、足立区ベルモント公園0.32、江戸川区葛西水再生センター0.30、上野動物園0.28、江東区砂町水再生センター0.28、豊洲の築地市場移転予定地0.25、豊洲駅0.24、文j京区講談社0.22、皇居二重橋0.20、国会議事堂0.19
● 0.11μ㏜/.時〔内部被曝を考えた場合に、様々な要因を考えて安全と言える基準」(武田邦彦)〕以上0.19μ㏜/時未満・・・・上野駅・西日暮里駅・巣鴨駅・歌舞伎町0.18、鴬谷駅・目黒駅0.17、秋葉原駅・渋谷駅0.16、東京駅・浜松町駅・品川駅・新宿駅0.15、池袋駅0.14

が計測されているようです。

  こうなると、もはや、首都圏では住むことも勤務することもできないのか・・ということになってきてしまいそうですが、それぞれの市・区でも、高い所・比較的低い所があり、同じ場所でも、少しでも移動すれば高かったり比較的低かったりするようで、その地域の数値としては、どの数値を基に考えるべきなのか迷います。

  又、ガイガーカウンターの測定値を絶対に間違いのないものと信用して良いのか、という問題もあるようです。
  《 6月30日 放射性セシウム含む汚泥の焼却灰の肥料利用について 小出裕章(MBS) 》〔小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ〕 http://hiroakikoide.wordpress.com/ で、
≪ ・・・・その週刊誌に出ていたという数値がいったいどうやって測定したのかなという風に思います。
  皆さん最近簡易型の測定器というものを買われて、それぞれ測定されているようなのですが。簡易型測定器というのは、言葉は悪いけど、相当誤差の大きな物です。あんまり数値自身を信用しないほうがいいと思います。(そうなんですか)はい。ですから簡易型測定器を5個とか6個とか10個買ってきていただいてですね、それをおんなじ所で測ってみたところで、値自身は何倍も違うと思う。ですから測定値自身が高いとか低いとかいうことで、あまり値自身を問題にするということは正しくありません。≫
≪ 放射線の測定というのは厳密にいうと大変難しいのです。私のような専門家がやろうとしても正確に空間のγ線量率を測定しろと言われてもなかなか難しいですし、簡易型測定器というのはもう山ほどの過程を入れてもともと精度が良くない測定器で、山ほどの過程を入れて値を出してきていますので、値自身は正しいと思わないほうがいいと思います。≫
≪その測定器をもって自分の家の1メートルの地点。建物があんまりないところの1メートルの地点。グランドに行って1メートルの地点とか。おんなじような条件で計ったときに、どの場所がどの程度、何倍かとか何分の1とか、相対的なものを見ることだけに使って欲しいと思います。≫
と小出裕章さんは述べられています。

  ・・・ということは、「週刊現代」に掲載されている数値も、そのまま絶対のものとしては考えるべきではないのかもしれませんが、そうであっても、柏市・流山市・松戸市・三郷市から葛飾区・江東区あたりにかけて、かなり高い放射線量が測定される地域になっていて、東京都の山手線の内側とその周囲という中心部も低くはないというのは間違いなさそうです。

  それなら、もはや、東京圏を捨てて、関西以西に転居して、勤務先も関西以西の会社に転職するしかないのか(転職できるとして)というと、「週刊現代」2011.7.9.号掲載《もっと細かく全国1000ヵ所を独自調査 列島縦断 放射能はこんなに出ている》の「日本全国1000ヵ所 放射線量独自調査」によると、

大阪府 新設された大阪駅の2階デッキ0.22、新世界通天閣の下0.23、大阪城公園本丸天守閣前売店0.26、
京都府 京都市鴨川土手0.21、京都大学正門0.19
兵庫県 西宮市甲子園球場正面ゲート付近0.24、神戸市元町南京町広場0.22

愛知県 名古屋市JR名古屋駅西口0.23、常滑市中部国際空港管制塔下0.24
岐阜県 JR岐阜駅南口路上0.23

など、関西地区・中京地区でも、あるいは、もっと西の島根県・佐賀県などでも、けっこう高い数値が計測されているようなのです。
 
  「週刊現代」2011.7.9.号掲載《もっと細かく全国1000ヵ所を独自調査 列島縦断 放射能はこんなに出ている》では、
≪近畿大学理工学部の山崎秀夫教授(環境解析学)がこう解説する。
「日本の場合、地面からくる自然放射線量は標準で0.03~0.05だと言われています。外国に比べて低いのは、土壌に含まれるウランやトリウムなどの天然放射性元素の量が比較的少ないからです
   ウランは火成岩である花崗岩の方が濃度が高く堆積岩のほうが低い。ですから火山灰と堆積岩でできている関東平野より、生駒山や六甲山など花崗岩でできた山のある大阪のほうが線量が高いんです。 糸魚川から静岡に抜ける中央地溝帯の西と東では、岩石の構造がずいぶんと違う。その境目より西が、東より少し高いと一般的には言われています。岐阜なども、ウランなどを豊富に含む花崗岩が多いので線量がやや高い傾向があります」・・・ ≫
と書かれており、小出裕章さんも、≪関西というのは花崗岩地域が多いので花崗岩というのはウランとトリウムの含有量が高いという性質を持っていて、もともと放射線量は高いです。ですから六甲山なんかにいくと高いところがたくさんあります。≫と、《6月30日 放射性セシウム含む汚泥の焼却灰の肥料利用について 小出裕章(MBS)》〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/ 〕で述べられています。
  西日本で、放射線量の測定値が比較的高い場所があるのは、福島第一原発から放散された放射性物質が西日本にも到達してるということだけでなく、もともと、自然に存在するものが東日本よりも西日本の方が多いということもある、ということのようです。

  全体としてはどうなのかというと、
≪京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、これからの日本人は、生きていく上で次のような「覚悟」が必要だと話す。
福島第一原発から放出された放射性物質は、県境を越えて日本中に広がっています。いや、国境さえも軽々と乗り越えて、世界中に広がっています。もはや地球上に、この汚染から逃れられる場所はないのです。放射能は目に見えないし感じることもできません。だからこそ行政はしっかりと線量を計測し、知らせなければならない。そして我々はどこにいようが、その線量に注意を払わなければならないんです。3・11を境に、私たちの世界はそんな場所に変わってしまった。そして私たちは、そこで生きていくしかないのです」 ≫( 《本誌が独自調査した 日本全国隠された「放射能汚染」地域》 「週刊現代」2011.7.2.号) 

   東大の原発推進派の先生は、東京から離して原発をお作りになったはずでしたが、東大の本郷キャンパスがある文京区も、けっこう、放射線量が高いらしい。
≪・・これまでの調査で、文京区と豊洲が0.19を超え、思いのほか高いことがわかった。
 東京大学、お茶の水女子大を抱える文教地区で、高級住宅街でもある文京区が高いとなると、住民に与えるショックは大きい。区の職員が匿名で明かす。
「東京は坂が多いことで知られてますが、不忍(しのばず)通り、目白通り、本郷通りに囲まれた文京区は大部分が『谷底』です。その地形が影響しているのでしょう」
   その推測は恐らく当たっている。放射性物質は空気より重く、低いところに集まる。急な坂にぶつかるとその手前で溜まる。ちょっとした地形で線量が変わることの見本が、都内では文京区なのだ。・・・≫
( 《本誌が独自調査した 日本全国隠された「放射能汚染」地域》「週刊現代」2011.7.2.号)
東大は、文京区だけでなく、柏市にも柏キャンパスがありますよね。 なんだか、東大の原発推進派の先生は、自分の所から離して原発を作ったつもりで、実は、本郷キャンパスのある文京区・柏キャンパスのある柏市と、東大のある所に「ホットスポット」ができているようで、なんとも、皮肉なことです。

    
 
  それで、このブログの〔第36回〕でタイトルとした、《原発事故と放射能汚染がいわれる中、千葉県・東京都において、住宅を新築するのは是か非か。 》という問題ですが、
1. 新築する・購入するという話ではなく、もしも、東京都内に仕事を持ち、そこに通勤する為のアパートを借りるという話で、子供の学校、その他の制約はないとすれば、もしも、私ならば、東京都内に通勤できる範囲において、比較的「放射線量」が低いと言われる地域で借りるようにしたい、「放射線量」が高いと言われる地域はできるだけ選びたくないと思います。
2. もしも、新しく土地を買って建てる、あるいは、土地付き戸建て住宅を新築のものにせよ、中古住宅にせよ、購入するという場合であれば、これも、親戚関係とのつながりや子供の学校の関係などの制約がなければ、できるならば、できるだけ「放射線量」が高くない地域において建てる・購入するというようにしたいと私なら思います。
3. 「放射線量」が高いと言われる地域の値下がりを待って買う、ということは、私なら考えない。 土地の売買において、福島県に別荘地を持とうという人は当分なくなるでしょうけれども、東京圏においては、「だ~いじょうぶだよお♪」くらいに思っている人が多いので、しばらくは、東京圏では放射線量が高いと言われている地域、柏市・流山市・松戸市・三郷市などでも、それが理由で、特に、土地の値段が下がることはないのではないか、と私は思う。 もしも、土地の値段が下がるとすれば、実際に、その地域に居住している人たちに「晩性障害」が出てきた頃、何十年後かのことだと思うので、柏市・流山市・松戸市などの放射線量の数値が高いとされた地域の不動産の値段の下がるのを何カ月か待って買おうといったことは、私なら考えない。 
4.放射線量が高いと言われることになってしまった地域において、戸建て住宅を所有して住んできたが、何かの理由で、別の場所に転居しようかどうしようかと考えていた、というような場合、転居しようという方向に考える可能性が何パーセントか高まることになり、その転居先の選択として、できるなら、できるだけ、放射線量の高くない場所を選択したいということになる、と思います。
5.放射線量が高いと言われることになってしまった地域において建て替えるかどうか、あるいは、親がその地域に住んでいるので、その近くに土地を買って建てるか土地付き住宅を購入するかを考えていたという場合は、これは、迷いますね。 どうすれば良いか? どうすれば良いのでしょう。 しばらく待って状況を見て考える、としても、いつまで待てばよいのかわかりません。

  ・・・ということで、〔第36回〕と同様に、正解はこう、ということを述べることはできないのですが、住宅を新築・購入をお考えの方は、これらを理解された上で、御自分で十分に考えた上で、御自分でお決めになるしかないし、自分で考えて自分で決める、ということが大事だと、建築屋を仕事とする者としては思います。

  しかし、柏市・流山市などは、いわき市・白河市などと同程度の放射線量かと思っていたら、柏市・流山市などの方が、いわき市の中部南部よりも高い数値が計測される場所が多かったというのは驚きました。



   「朝日新聞」2011.6.30.朝刊に、
海江田万里経産相は、古川知事の要請で佐賀県を訪れた。知事に対して「危険のない所は政治の判断で動かす、本当に危ない所は責任を持って止める」と強調。「玄海2,3号機の安全性に国が責任を持つ」と運転再開を要請した。
  ・・・・知事は会談後の記者会見で、安全性について「疑問に思ってきた点は解消された」と表明した。。・・・≫と書かれている。
「危険のない所は政治の判断で動かす、本当に危ない所は責任を持って止める」ということは、福島第一原発は「危険のない所」と「政治の判断」をして「動か」したら、実は「本当に危ない所」だった・・・ということですか?
 こいつら、アホちゃうか?!?
  日本経済新聞」2011.7.2.夕刊 に、「《玄海原発 再稼働への同意 町長、4日に伝達 九電に》という記事が出ています。 ≪ 佐賀県玄海町の岸本英雄町長は4日にも九州電力の真部利応社長と会談し、運転停止中の玄海原子力発電所2、3号機(同町)の再稼働への同意を伝える。・・・・立地町の町長が再稼働を正式に了承することで、佐賀県の古川 康 知事の判断が焦点となる。≫と書かれています。
  私が、福島県いわき市に5年住み、いわき市の営業所に5年勤務して、福島県の浜通りや茨城県北部の方と接した経験では、どうも、原発の立地する地域の住人というのは、そうでない地域の住人に比べて、原発の安全性に対する認識が甘い人が多いように思ったのですが、佐賀県の人たちも、福島第一原発とその周囲の地域、周囲の人たちがどうなるかの見通しもはっきりしない状況において、玄海原発の再稼働を認めるようでは、福島県の東部中部の人たちが、今、遭遇している状況が、「いずれ、我が身」になる、ということを理解するべきである、と思います。
  佐賀県の人たちは、今、福島県の人たちが遭遇している状況に自分たちもなりたいのですか? 
  佐賀県玄海町の岸本英雄町長は、玄海町を今の福島県双葉郡の大熊町・双葉町のようにしたいのですか?
  佐賀県の古川 康 知事は、佐賀県を今の福島県のようにしたいのですか?

  そのあたりをよく考えてみるべきであると思います。

 本日は、これまで。

  柏市・流山市などに在住の方、どうぞ、気をつけてください。

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