資格取得を奨励しても、取得者を活かさず、それに見合った処遇にしない会社。「肩書で人を見る世の中だ」という世界観・人間観から資格を取得したがる人。職安の資格分類は不正確― インテリアコーディネーターは「受けさえすれば誰でも通る」資格なのか? 雇用能力開発機構 就職コンサルントの認識と能力【上】

[第710回] 「ベルニーニはお好き?」からの引越掲載[第8回]
 ヤフーブログにて「ベルニーニはお好き?」という題で公開していたものを、2019年12月にヤフーブログが閉鎖されるということなので、このビッグローブブログ(「ウェブリブログ」)の「慎腹風呂愚」へ大急ぎで引越掲載の作業をしています。その8回目です。
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ベルニーニはお好き?
[第8回]インテリアコーディネーターは「受けさえすれば誰でも通る」資格なのか?―雇用能力開発機構 就職コンサルントの認識と能力【上】
資格取得を奨励しても、取得者を活かさず、それに見合った処遇にしない会社。「肩書で人を見る世の中だ」という世界観・人間観から資格を取得したがる人・取らせたがる人。
https://blogs.yahoo.co.jp/berniniwaosuki/64828227.html
[第8回]
  第7回で述べたように、私は高校を卒業する頃、心理学・心身医学などに関心がある人間だった。そういった方面の専門の学者になりたかったが、もしも、そうでなくまったく違う方面に進むならば、司法試験を受けて裁判官か弁護士になりたいと思っていた。 そういう人間が、いやいや慶應の商学部に行って、しかたなしに卒業したという人間だったので、慶應の商学部の専門科目としては、労務管理論・労働法・労働経済学といったものを中心に学んだ。だから、卒業後、会社という所に勤めるならば、人事部か、あるいは、職場で従業員のメンタルな面をサポートしようという部署を持つ会社ならばそういう部署、あるいは社員教育を担当する部署、もしくは、法務部などにつければと考えた。 慶應という学校は私にとっては嫌で嫌でしかたがない学校だったので、卒業したくなかったが、とりあえず、新聞社が開催する就職説明会にのぞきにいってみると、なんかしらんが、受験番号と氏名さえ書けば合格できてカネさえあれば行ける大学の生徒が、大きな顔をして来ていて、それで、「同じ大学なのに、学校によって差別するのはおかしい」とか勝手なことを言うのだ。そういうのを見て、これなら、私だって、「大卒」の資格くらいとらせてもらっても悪くないのではないかとも思うようになった・・・・が、それでも、あんな学校、卒業したくなかった。 慶應の「広告研究会」の人間が、女子学生を輪姦したという記事が世間に出たが、あの類の人間は私が慶應の学生であった頃からいっぱいいた。もともと、慶應というのはそういうやからの学校である。私は、もともと、高校生くらいの頃、慶應というのは「女たらしの大学」だと思っていたから、そんな学校になんか行きたくなかった。小学校の1年から努力して勉強してきたのにそんな学校になんか行かされてたまるか!と思っていた。私はそんなやつの仲間になりたくなかったから、行きたくなかったし卒業したくなかった。「慶應を卒業するといい人脈ができる」などと言う人が時々あったが、私には関係ないことだ。私はそいつらと仲間になりたくなかったのだ。 それで、どうしても卒業するのが嫌で、意図的に試験を受けないようにしたが、来てもらいたいと言ってくれていた会社から、卒業しなくても来てもらっていいと言ってもらえて、かつ、「1科目や2科目なら単位を取得してともかく卒業した方がいい。慶應大学を卒業したというのと、中退でしかないというのでは、世間の見る目が違いますよ」と言われ、そうかなとも思い、その会社に勤めながら、週に2つだけ講義に出席して卒業させてもらった。卒業してよかったか悪かったか今もよくわからないが、そういう経緯で私は卒業して、ともかく、「大卒」になった。

   その会社では人事総務部にいた。 人事課長と一緒に会社案内の資料を持って大学の学生部や大学の先生の所に行ったりもしたが、中には、どう考えても、底辺の私立大学で、氏名と受験番号さえ書けば合格というような大学なのに、なんだかずいぶんとえらそうにして、「最近の生徒さんの傾向といたしまして、大企業を志向する所があります」とか言う教授だったか助教授だったかがいた。 そこを退出してから、一緒に行った人事課長に、「今の先生、なんか、感じ悪くなかったですか」と言うと、課長は、「うん。ちょっと、感じ悪かったな。でも、もっと感じ悪い人いるよ」ということだった。「前、あまりにも感じ悪くて、最初から最後まで一言も口きかずに、黙って会社案内だけそこに置いて帰ってきたことあったよ」と。 「言っちゃなんですが、いくら、バブル景気で就職市場は売り手市場だと言っても、あんな大学の学生が、そんなに『大手』から引く手あまたでしょうかねえ」と言うと、「そんなことあるわけないだろ。あんな学校の学生、本当ならうちだって取りたくないところなんだけど、まあ、うちはそんなことも言ってられないから募集に行っているけれども、あんな学校の学生が大手から引く手あまたなんて絶対にそんなわけない。あんなの、勝手に調子のいいこと言ってるんだ。よく、言うよ、まったく」ということだった。 大学の先生というものは、もっと紳士的でもっとまともでもっと論理的なものかと私は幻想をいだいてしまっていたようだが、違った。 「よく言うよ」というような人間だった・・・、「大学の先生」というからには研究者・学者かと思っていたら、研究者という感じではなく自分の所の学生を企業に売りつける「嘘くさい営業」みたいな感じだったが、そのあたりは、いい経験をさせてもらったと思う。

   新聞社が主催する会社説明会などに行くと、「女の子と手をつないでくるやつ」とかそういうのもいた。 私などは、父から「あんたあなんかは高校行く必要のない人間やねんで。わかっとんのんか、チャンコロ」と何度も何度も言われてきたものだが(そのあたりの文句は今でも耳元でがんがん鳴り響いている)、こいつら、いったい何なんだと思ったが、そういうのが「大学生」だった。 そういうやつが大きな顔をして、「同じ大学なのに、大学によって差別されるというのはおかしい」とか言い出すわけだ。 自分の名前も漢字でまともに書けないような「大学生」が。 結局、「もう少し上の会社」でも採用してもらえるのではないかと考え、就職活動をやり直して、住宅建築業の小堀住研(株)で採用されて入社し、そこから住宅建築業に進んだが、その方向が良かったか悪かったかはわからない。
   小堀住研(株)〔→エスバイエル(株)→ヤマダエスバイエルホーム(株)http://www.sxl.co.jp/ 〕では、「技術系」(設計・工務〔積算〕・工事・アフターサービス等)は「4年制大学の建築学科か土木学科卒の者」というのが応募条件で、「営業系」(営業・人事・総務・経理など)は「4年制大学の法学部・経済学部・商学部・経営学部卒の者」というのが応募条件だった。それで、私は人事をやりたいと思って「営業系」に応募して採用されたが、同社の場合、営業の方が給料がいいという話があったことと、入社後の研修で、こういう営業なら自分にもできるのではないかと思って営業に進んだが、こういう経緯で営業の仕事をするようになった者なので、どのような職種で仕事をする場合にも、営業の視点と人事総務の視点の両方の視点で見てきた。 これは良かったと思うし、私を雇ってくれた会社はそういう視点を持つ者を会社で生かせば、それはその会社に相当役立ち会社は得をしたはずだと思うのだが、(株)一条工務店http://www.ichijo.co.jp/ などは、そういう能力がある人間を生かすことができない会社、生かしてたまるものかという会社だった。1992年に入社した(株)一条工務店で10年目の2001年、総務部長の天野雅弘から、「人事総務なんて、そんなもの、一族でもない人間にさせるわけないだろうが。アホか、おまえはあ」と怒鳴りつけられたが、「アホか、おまえはあ」と言われなければならないのは天野雅弘の方だろう。天野雅弘も「一族」のひとりであるから総務部長になっていた人間のようだが、浜松地方の工務店であるならば、人事総務は一族の人間と高卒の女性でやるというものでもやっていけたかもしれないが、全国企業としてやっていこうとなると、私のように慶應クラスの大学の社会科学系学部で労務管理論・労働法・労働経済学といったものを学んできたような人間をひとりは人事総務部に配属して運営させるようにしないと、一族の「ヌケタ」の総務のY本とかそんな人間ばかりでは、全国企業の運営は難しいであろう・・・と思えたが、そういう「難しいであろう」というやり方でやりたいというオーナー経営者だったようだ。私はそんな会社に長くいすぎたのかもしれない・・・・が、「そんな会社」は日本には必ずしも少なくないかもしれない。

   私が(株)一条工務店に入社した時、営業本部長の天野隆夫が、「〇〇くんが応募してきた時はびっくりしたなあ。うちの会社に慶應大学の出身の人が応募してくれるのかと思った」と言ったのだが、あまり大きな会社ではないし、静岡県愛知県以外では有名企業でもないし、未上場の会社だしするが、そこまで喜んでくれるのなら悪くないかもしれないと思って滅私奉公を続けたが、雇った側では、そこまで言った人間を活用しようという意思はなかったようだ。そうではなく、単に「うちの会社にも◇◇大学出た人間いるんですよお」とか言うとかそんな使い方しかできない経営者だったようだ。あほくさい。
   私は、とりあえずは一線の営業をやるとしても、いつまでもはてしなく一線の営業を続けるつもりはなかったので、もし、営業をある程度経験してから人事の仕事をやってほしいとか言われた場合、あるいは、一線の営業を経験した後に営業所長・支店長といった役職についた場合、従業員をどのように使うか、どのように配置するべきかといったことを考えることができるようにということを入社してすぐの時から考えていた。だから、住宅・建築・インテリア・不動産関係の資格についても、どういうものがあるのかということは把握しておくべきで、そういった資格を持っている人をどういう処遇にするべきか、といったことも考えられるようにしないといけないと考えてきた。 三島俊介『インテリア・建築業界でゼッタイ有利な資格の本』(1993.5. こう書房)や、「建築知識」の建築関係の資格一覧の増刊号などを購入して読んだが、自分自身も建築・住宅業界に勤めたのならば、1つくらい関連の資格を取得しておいてもいいと思ったということもあるけれども、自分が人事部長であるなり、営業所長・支店長であるなりになった場合に、どういった人の使い方をするべきか、特に、資格を持つ人をどのような使い方をするべきかといったことを考えられるように、住宅・建築・インテリア・不動産関係にはどういう資格があって、その資格試験にはどういう分野の問題が出題され、その難易度はどのくらいでといったことをある程度以上、把握しておく必要があると考えたからである。

   (株)一条工務店は、私が11年余り在籍した途中から、矢鱈と資格を取得しろと奨励し出したが、資格は取得すること自体が目的ではなく、取得した上でそれを生かしてこそ価値があるもので、会社は努力して資格を取得した人間はそれを生かすべきであると思うのだが、(株)一条工務店のオーナー経営者というのはそういう考えはなかったようだ。栃木県佐野市の営業所に在籍した時、栃木県地域の営業所長だった◇◇嵐さんが、営業の会議において、「今の世の中は、人を肩書で見る世の中だ」と発言したことがあって、この人は営業としては自分自身で努力してきた人のようで、まったくだめな人でもないのに、こんなこと言わない方がいいのになあ~あと残念に思ったことがあった。彼は、要するに、自分が評価されていないのは、自分が高卒だからだと言いたいらしかった・・・・が、違うぞ。そういうことを言うからかえって評価を下げるのだが、それでも言わないとおれないという人が、(株)一条工務店の中卒や高卒の営業所長には多いようだった。 ◇◇嵐さんがそういう発言をしたのは、彼がそういことを思っている人だったということかとその時は思ったのだが、それだけではなかったと今は思う。そうではなく、初代社長でその時は役職も何もない、従業員でもなかったはずの大澄賢二郎がどうもそういうことを教えていたらしい。社長を辞任して会長でも相談役でも何でもない人間が、株主であったとしても、その後も会社に出てきて、営業所長とかになっている人に直接ああだこうだと言うというのはいかがなものかと思うが、「そういう会社」においては、「いかがなものか」とうかつに発言すると、発言した人間の方が「いかがなものか」という扱いを受ける危険があるので、怖い、怖い! のだが、その「オーナー」がそういう世界観を持っている人間だったようだ。だから、中卒や高卒の人間は「今の世の中は肩書で人を見る世の中だ」から評価してもらえないのだ、と言いたいらしかった。だから、「肩書」を取得するため、「資格」を取れば、中卒や高卒の人間でも「一流大学」卒の人間に劣らない評価を得られるはずだ・・・とか考えたらしいが・・・・、そうやって資格の取得を奨励すると、結果として、ある程度以上の大学の出身者は資格試験にも合格するが、中卒・高卒を自慢にしている「一条工務店の土台を築いてきた人たちと自称している人たち」というのは通らないのだ。 だから、大澄さんが意図した、中卒高卒の人間に「肩書」をつけるという目的は、かえって逆の結果を招くことになったようだが・・・、そんなけちくさいみみっちい、不純な動機で資格を取得しようさせようという動きというのは、会社の経営者のやることとして、「いかがなものか」と思うのだが、うかつにそれを言うと、言った人間の方が「いかがなものか」という扱いにされてしまう会社だったので、中卒高卒のおっさんが「雪は黒い」と言えば、「はいはい、雪はくろうございます」と答え、遠州人が「空の広さは浜松の広さと同じだ」と言えば、「誠にその通りでございます」と答え、地球上の陸地の7割は浜松でできており、2割はフィリピンでできていて、残った1割は静岡・掛川・島田・磐田といった静岡県の市町村、名古屋・豊橋など愛知県の市町村でできており、それ以外の日本の市町村・都道府県は「とるにたらない」という遠州人の世界観に合わせた受け答えをしないと、怖い怖い! 「浜松でいいものは、日本中、どこでだっていいに決まってるんだ。こんなこともわからんのかあ!」と怒鳴りつけられるので、うかつなことは言えない。見ても見ざる、聞こえても聞かざる、言うべきことでも言わざる、目立たず騒がずで生きるしか(株)一条工務店という会社で生きていく方法はない・・・・と、なんとも情けない会社だこと・・・という会社だった。(私は、見ても見ざる・聞こえても聞かざる・言うべきことでも言わざると言わないようにしてきたのに、それなのに私が言ったと言ってもいないことを私が言ったことになっていたりすることもあったようだが、これは、自分が言うのが嫌なものだから、私が言ったということにして言ったヤツとかが同社にいたようだ。)

   その(株)一条工務店を辞めた後、せっかく取得した資格は生かしたいと考えた。(株)一条工務店で、あんな会社でも私は11年余りも勤めたのであり、10年超勤めて、「永年勤続表彰」と刻印された時計をもらった人間である。人の出入りが激しいというのか、簡単に人を辞めさせてしまう従業員を大事にしない、おのれだけ得してやろうとしてオーナー経営者にへつらうアホは大事にしても本当に会社のためを思って尽力する人間は追い出しにかかる(株)一条工務店という会社において、10年超勤めた人間というのはごく少数であり、あんな会社でそれだけ我慢して勤めてきたというのは・・・、もしかして、アホちゃうか! という面もあるのだけれども、片方で、よく努力したものだ、よく我慢したものだという面もやっぱりあると思うし、そこで身に着けたものもあるわけだから、それは評価してもらって悪くないと思った。今も思っている。
  それから、大学までに学んだものは「卒業すると価値がなくなる」とか、「卒業して5年経つと価値がなくなる」とか言いたくて言いたくてしかたがないという人がいる。 医学部を卒業して医師国家試験に合格して病院に勤めた人間は、最初から医師として勤めることができる。看護師とか〇〇技師とか受付さんとか清掃係とかボイラーマンとかと一緒に競争させられて、競争に勝てば医師の仕事につけるというものではない。 文学部や理学部を卒業して教員の資格を取得して学校に勤めた人は、最初から教諭として勤めることができる。事務職員として勤めた人とか用務員として勤めた人とか守衛さんとして勤めた人とかと競争させられて競争に勝てば教諭の仕事ができるというものではない。 それに対して、経済学部・商学部・経営学部といったところを出て会社に勤めると、「慶應なんて学校は卒業すると価値がなくなる学校だ」とか「マーケッティングなんてものが役に立つのは大学に行っている間だけで、会社っちゅうところではマーケッティングなんてものは何の役にも立たない」とか言われるのだ。(「マーケティング」は「マーケティング」であって「マーケッティング」ではないのだが。「会社っちゅうところ」ではエライ人は、たいてい、「マーケティング」を「マーケッティング」と発音する。「マーケティング」は慶應用語であって、「マーケッティング」が会社用語らしい。慶應の商学部のある教授が講義の中で、「『マーケティング』は『マーケティング』ですからね。『マーケッティング』ではありませんからね。皆さん、卒業して、『マーケッティング』なんて言わないでくださいね。慶應義塾の卒業生が会社でそんなこと言ったら恥ですからね」と言われたことがあったが、実際に「会社っちゅうところ」に勤めてみると、そうでもなく、「会社っちゅうところ」で「マーケティング」と言うと、「マーケティングなんて言いやがって感じ悪いなあ。おまえはあ。 マーケッティングと言え」とか言って怒られるのだ。 ) そして、「慶應は卒業すると何の価値もない学校だ」とか「慶應の商学部なんてところでやっている経営学だの労務管理論だの商業学だのなんて何の価値もない。」とかそういうことを会社のエライ人はたいてい言うのだ・・・が、私は違うと思うのだ。 私の場合は、「会社っちゅうところ」はそういう面があるので、だから、守衛とかボイラーマンとか清掃夫とか運転手とかと競争させられる仕事ではなく、医師とか教諭とか裁判官・検察官とか、就職すると最初からその仕事ができる職業につきたかったのだが、それはそれとして、会社において、法学部や経済学部・商学部・経営学部といった学部で扱っているものというのは役に立たないということはないと思うし、小学校から高校まででやっているものも、慶應の教授は「小学校から高校までの勉強は害があるんだ。わかってののかあ」と絶叫されるけれども、私はそうではないと思っている。「害がある」などということはない。役に立つと思っている。
   森川英正『日本経営史』(日経文庫)では、管理者的能力は、学識のある者が職場である程度の経験を積んだ上で身に着くものであって、職場の一線の仕事の経験だけではなかなか身に着かない、ということが述べられている。(株)一条工務店で嫌ほど見てきた「高卒のおっさん」を判断材料として考えると、森川英正『日本経営史』で述べられていることは、まったくつくづくもっともだと思うようになった。 末広厳太郎『法学入門』(日本評論社)では、法律はパンのための学問だと言われるけれども、裁判官・検察官・弁護士や大学の法学部の教員など法学部で学んだものをそのまま仕事とするような職業でない一般の企業などに勤めた場合、法学部で学ぶものは役に立つのかというと、「大学の法学部で学んだようなものはもう忘れてしまった頃になって役に立つ」といったことが言われる、という話が述べられている。それは、大学の法学部で学ぶものは法律の解釈についてであるけれども、個々のケースについてのものは忘れてしまっても、むしろ、そこで学んだ「法学的の考え方」というものが会社という所において役に立つ、と言えると末広厳太郎は述べている。 私もそうではないかと思う・・・というより、(株)一条工務店などで高卒の営業所長とか総務部長とか中卒の営業本部長とかを見て、だ~めだなあ、やっぱり・・・と思った。
   だから、大学の社会科学系学部で学んだものは「卒業すると価値がなくなる」とか「卒業して5年経つと価値がなくなる」とかいうものではなく、むしろ、5年くらい会社づとめの経験をして役立ってくる、「卒業して5年後くらいから役に立つ」と私は思う。森川英正『日本経営史』(日経文庫)によると、岩崎弥太郎が「俗子弟を養うて之に学者の気象を得しむるは難し、学者を慣らしてその外面を俗了するは易し」と語ったらしいが、「学者の気象」を失うことなく「その外面を俗了」する期間が会社に勤務して約5年くらいということだと思う。私はそういうものがある人間であり、その点で、私を雇ってくれる会社に貢献することができる人間だと思っていた。今も思っている・・・・が、(株)一条工務店のような中卒の社長・高卒の社長の会社に勤めると、オーナー経営者が、なあにがなんでも「一流大学」卒の人間に実績を残させてたまるものか! みたいな姿勢であるので、できれば、そうでない会社に勤めた方がいい・・・のだが、「そうでない会社」が雇ってくれるかどうかという問題はある。
   資格については、2000年代前半、(株)一条工務店を辞めた時点で、「インテリアコーディネーター 兼 キッチンスペシャリスト 兼 二級建築施工管理技士 兼 宅地建物取引主任者」であったわけで、(株)一条工務店においても小堀住研(株)においても、私が所属した事業所とその周囲において、この4つを4つとも持っている人間は私以外には1人もいなかった。だから、それだけ評価されて悪くないはずだが、評価したくない会社はしかたがないが、評価できる内容であると私は思っていたのだ。

   ところが。 職安の求人票を見ても、インテリアコーディネーターやキッチンスペシャリストは「応募資格」として載っているものが少ない。 どうしてかと思ったのだが、ひとつには、職安の情報は、1990年代前半は、引き出しみたいなところにカードが入っていたのだが、今はパソコンに入っている。 そこがくせもので、その資格をどこに分類するかという問題があって、実際問題として職安の職員というのはあんまり賢くないので、必ずしも適切な分類がされていないのだ。 インテリアコーディネーターというのは、建築とか住宅とかそういうものに分類されると思って調べると、なかったのだ。 ある時、気づいた。インテリアコーディネーターというのは、職安の分類では、デザイナーとか、服飾関係なんかと同じ分類になっていたのだ。 インテリアというと、たしかに、カーテンとかは服飾関係と言えなくもないかもしれないが、そのため、インテリアコーディネーターという資格はファッション関係とかそういう方の分類にされてしまっていたので、だから、建築とか住宅とかで探してもなかったのだ。
   そういうこともあるが、しかし、やっぱり、インテリアコーディネーターとかを応募資格、もしくは、持っていると好ましい資格としている求人は多くない。〔応募条件として「資格」欄に、「一級建築士もしくは二級建築士」と書いてあるようなものには、建築確認申請の作業など建築士の資格を持っている者でないとやってはいけないと法律で定められている仕事をさせる必要があるから「一級建築士もしくは二級建築士」と書いているケースと、そうではなく「一級建築士もしくは二級建築士」なら持っているであろう知識・技術のある人を採用したいという会社があるようだが、後者のケースなら「インテリアコーディネーター」とか「インテリアコーディネーター 兼 キッチンスペシャリスト 兼 2級建築施工管理技士 兼 宅地建物取引士」でも採用してくださ~いとアピールして悪くないと思ったし、会社は採用して決して悪くないのではないかと思ったのだが、その場合でも、「『バカでも入れる私大の建築学科』卒でやっとこせえで合格した二級建築士」と「インテリアコーディネーター 兼 キッチンスペシャリスト 兼 2級建築施工管理技士 兼 宅地建物取引士」なら「『バカでも入れる私大の建築学科』卒でやっとこせえで合格した二級建築士」の方を高く評価する会社が多いようだ。又、2級建築施工管理技士を「ニセコー」という略称で呼ぶ人がいるのだが、「ニセコー」は2級建築施工管理技士の略であって「ニセ建築施工管理技士」の略ではなかったはずなのだが、職安の求人票などで応募資格の「資格」欄を見ると、「一級建築士もしくは二級建築士もしくは1級建築施工管理技士」なんて書いてあるものがあって、2級建築施工管理技士の評価は低い。〕 それで、2003年12月だったが、職業安定所に、雇用能力開発機構 千葉センターの就職コンサルタントがおこなう「就職なんでも相談」みたいなものが無料でおこなわれていたので、それにお願いして、JR船橋駅の南側にあるフェイスビルの中の会場まで「相談」に行ったのだ。 そこで何を言われたか。

  ブログの字数制限のため、2回に分け、 「そこで何を言われたか」、そのあたりを
(ヤフーブログでの)【下】http://blogs.yahoo.co.jp/berniniwaosuki/64828229.html
もしくは、
(ビッグローブブログでの)【下】https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_12.html?1574304131
で述べます。 よろしく。
   2016.12.7.作成
   2017.1.13.公開
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  ビッグローブブログ(「ウェブリブログ」)は2019年6月のシステム改定から、字数制限がなくなったのかどうかわからないが、相当多い字数でも公開できるようになったが、ヤフーブログで公開した時点でヤフーブログに字数制限があったところから、「インテリアコーディネーターは「受けさえすれば誰でも通る」資格なのか?―雇用能力開発機構 就職コンサルントの認識と能力」を2回に分けて掲載したが、【上】はその前段・前提の部分であるが、むしろ、2回に分けて、【上】を独立した稿として扱った方が良かったのではないかと、今、読み返して思う。

  きょうは、2019年11月21日、
11月22日というと、1963年11月22日は、ジョン=F=ケネディが暗殺された日。
11月23日は「勤労感謝の日」でもあるが、1896年、樋口一葉が24歳で他界した日。
  (2019.11.21.)
 

★「ベルニーニはお好き?」からの引越掲載
1.[第703回]人のブログに因縁つける人たち。ベルニーニはお好き?―「社会科学系学部卒・男性のインテリアコーディネーターのブログ」https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_4.html
2.[第704回]社会科学系学部卒・男性が会社から求められてインテリアコーディネーターを取得するとどうなったかというお話―「ベルニーニはお好き?」からの引っ越し掲載https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_5.html
3.[第705回]私はなぜ経済学部商学部が嫌いだったか。インテリアコーディネーターは「三流一級建築士のアシスタント兼お茶くみおばさん兼 子守女」の資格なのか?https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_6.html

● 「建築家とインテリアコーディネーターが作る家」て何ぞや?
4.[第706回]【上】「建築家」て何?  建築屋ではなく「建築家」て何?https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_7.html
5.[第707回]【下】「インテリアコーディネーター」取得の功と罰。https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_8.html

6.[第708回]「日東駒専」以下の建築屋の経営者に使える従業員は技術系学部卒が限度。東大卒を日大・駒沢大・専修大卒と同じにする会社。弁護士と一級建築士はアホが多い資格。https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_9.html
7.[第709回]工学部だの建築学科だは行かせてもらえなかった私からは底辺大学建築学科だ建築専門学校だに威張って行くヤカラはむかつくことこのうえないhttps://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_10.html

● インテリアコーディネーターは「受けさえすれば誰でも通る」資格なのか? 雇用能力開発機構 就職コンサルントの認識と能力
8.[第710回]【上】資格取得を奨励しても、取得者を活かさず、それに見合った処遇にしない会社。「肩書で人を見る世の中だ」という世界観・人間観から資格を取得したがる人。職安の資格分類は不正確 〔今回〕
9.[第711回]【下】インテリアコーディネーターは「受けさえすれば誰でも通る」資格なのか? 及、相談者の早期就職には害がある早期就職支援センター職員の早期就職のための「早期就職支援センター」、職員が内容を「知ら~ん! わから~ん!」職安の求人票。「労働基準法なんて守らなくていい」と発言した職安職員。https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_12.html

● 「インテリアコーディネーターなんてそんな資格だめです」と言う「うちは一部上場ですから」と称する会社
10.[第712回] 「インテリアコーディネーターなんてそんな資格だめです」と言う「うちは一部上場ですから」と称する会社【上】https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_13.html
11.[第713回] 「インテリアコーディネーターなんてそんな資格だめです」と言う「うちは一部上場ですから」と称する会社【下】https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_14.html

12.[第714回]「インテリアコーディネーター」とはどういう職種のことか。及、「男性の採用は最初から考えていませんから」と言う会社https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_15.html
13.[第715回]「インテリアコーディネーター」に応募すると「うちにはインテリアコーディネーター以外にも男性の仕事もありますから」と言う会社https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_16.html
14.[第716回]「インテリアコーディネーターでしかないのに売れたてすごい」と発言するすごい会社https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_17.html
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15.[第717回]「外部の人」からの干渉を受け入れたのでは「事務局」の役割を果たしたことにならない―千葉県インテリアコーディネーター協会を退会した理由https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_18.html
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● 上役が取れというのは言う資格は取るべきか
16.【1/7】[第718回]男性に不利なインテリアコーディネーター、認知度の低いキッチンスペシャリスト。苦労して合格した人間はずるくない、ずるいのは縁故入社校長・国営裏口入学「副検事」等。学歴詐称の定番・「早稲田の建築」と「早稲田の政経」。キッチン設計の資格、キッチンスペシャリストはけっこう難関!https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_19.html
17.【2/7】[第719回]「一流大学」出身者に敵意を持つ経営者の会社・同業他社経験者を敵視する会社・学歴コンプレックスの裏返しの東大崇拝https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_20.html
18.【3/7】[第720回]本人の得意分野でもなかった資格の取得を要求して取らすだけの経営者の会社、営業本部長が取ってくれと言うから苦労して取った資格を総務部長が「通りやがってからに、ずるい、腹立つ」と言う会社https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_21.html
19.【4/7】[第721回]「一流大学」卒の者があまりにも「下の会社」に行くと「かえってよくない」https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_22.html
20.【5/7】[第722回]「努力する姿勢があるから通る人間」を「何の努力もしないのに通る」と思っている経営者。退職者の就職妨害する会社。資格試験に通る者と通らない者の違いhttps://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_23.html
21.【6/7】[第723回]学習法は人それぞれ。人生の設計を考えないと、男女とも「資格は取れても美貌は消える」ことになりかねない。https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_24.html
22.【7/7】[第724回]高卒総務部長は本当に「何の努力もしないのに」通ったと思っていたかも。住宅営業には建築学科より社会科学系学部卒に適性がある。「中程度の難易度だが評価が高くない資格」をいくつも取るより「高難易度だが食べていける可能性が高い資格」をひとつ取った方がよかったのかもしれないhttps://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_25.html

23.[第725回]入学試験・資格試験に合格するための基本論「受験はアタマでやるもんや」+「両親が離婚した」て自慢するものなのか? 入試は「ボロ勝ち」しなくてもよい。ヘボ予備校は相手にするな! 簡単にあきらめる人は試験に通らない。https://shinkahousinght.at.webry.info/201911/article_27.html

● 資格試験受験予定者・受験を検討する者に不適切なアドバイスをする者に注意を与えたい
24.【1/2】[第726回]大学受験・宅地建物取引士・インテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストhttps://shinkahousinght.at.webry.info/201912/article_1.html
25.【2/2】[第727回]何の資格を取れなどと正社員に出過ぎた口をきく「パートのおばさん」は困りもの。宅建・建築士・IC・KS他の特徴。無責任に資格取得を要求する営業本部長。「ユーキャンはいいわあ」て落ちた人に言われてもなあ https://shinkahousinght.at.webry.info/201912/article_2.html

26.[第728回]「後進国の外資系企業」タイプの「地方の会社」はあほくさい。努力して取得するなら評価される資格に努力すべき。苦労して尽力するなら報いてくれる会社のために。
 早期就職支援センターは同センター職員の早期就職のためにある。職業安定所は「《『失業者は悪いやつだから失業しているのであって国の政策や不良企業が悪いのではない』ということにするための職安職員》の職業を安定させる所」である。
 マンション屋の神輿に乗る千葉工大教授 山本明こそ権威主義だと気づかないようでは山本明は「学者」とは言えない。https://shinkahousinght.at.webry.info/201912/article_3.html
日本経営史 (日経文庫 519 経営学入門シリーズ)
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日本財閥史 (1978年) (教育社歴史新書―日本史〈123〉)
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新装版 法学入門
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地震と木造住宅
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