「一条の建物は完璧にいい」の反証3.断熱材入れ方不適切、防湿層破る-一条工務店浜松営業【7/ 】

[第694回]
【C】-6
《6》断熱材の室内側防湿層は「親の仇」のごとく、破りまくる。
《7》断熱材の入れ方が不適切。
《8》やってもいないのに、なぜか、カタログに書かれている「エアーフローシステム(壁体内換気)」。
 たとえば、冬場、部屋中で石油ストーブを炊いて部屋を暖めたとします。石油ストーブというのは、部屋の気温を上昇させるとともにかなりの量の水分を放出します。空気というのは温度が高いほど水分を水蒸気として気体で空気中に保持することができますので、部屋の温度が高ければ水滴としてはそれは出てきません。しかし、よく、窓ガラスが曇り、サッシの下枠に水滴がたまったりすることがあったと思いますが、ストーブを炊いても部屋の温度はすべての場所で同じように上昇するわけではなく、ガラスという物質は熱を通しやすい物質であり、窓ガラスの室内側は外気の影響を受けて部屋の中央部などに比べてずっと温度は低く、外気に近い温度になるため、ガラスの室内側で液体となって付着することがあります。これが「結露」であり、特にガラスの内側などは表に出て見えますので「表面結露」と言います。ガラスの内側に結露したものは、それが垂れてきてサッシの下にたまったり、下に埃があると埃が湿気て、そこにカビがはえたり・・といったことになることもあります。
  窓のガラスは熱を通しやすい物質なので、ガラスの内側に結露することがありますが、壁の内側はどうかというと、今の家には壁の中には断熱材が入っていますので、壁の内側は壁の外側に比べると温度は高いことが多く、壁の室内側表面では結露しにくい。しかし、断熱材の入れ方には、理論上は3種類、実際に施工されているものとしては2種類あります。在来木造や鉄骨軸組構法においては、
(1)柱と柱の間に入れる方法、これが最も多い施工法です。
(2)比較的、最近、話題になってきた方法が「外断熱」と言って、柱・土台・梁などの構造材の外側に断熱材を入れるという方法です。
(3)理論上は柱・梁・土台などの内側に入れる方法というものもありますが、実際には構造材の内側に入れる施工はあまり見ません。
「外断熱」という用語は構造材の外側に断熱材を入れる施工を言いますが、「内断熱」という用語は、構造材の内側に断熱材を入れる方法を言うはずで、その使い方をしている人の方が多いのですが、そうではなく、柱と柱の間の位置に断熱材を入れる方法を「内断熱」と言う人もあるので、少々、ややこしい。だから、私は「外断熱」という用語は使いますが、「内断熱」という用語はどちらを言っているのか紛らわしいので、あまり使わないことにしています。
  「外断熱」のいいところとして、柱と柱の間に断熱材を入れる方法だと、柱・土台・梁のところで断熱材がとぎれるので、その部分に断熱材がないことになるが、「外断熱」だと建物全体を断熱材でくるむようになるので、断熱材が構造材のところでとぎれることがない、と「外断熱」を売りにする業者は言うのですが、しかし、在来木造であれ枠組壁構法(ツーバイフォー工法)であれ木質パネル構法であれ、木を構造材とする建物の場合は、木という素材は木そのものが断熱性能がある素材です。シベリアでは「木造住宅」というと丸太を積み上げた組積造のログハウスのことを「木造住宅」と言っており、イルクーツクとバイカル湖畔のリストビャンカの中間あたりに「木造住宅博物館」という屋外博物館がありますが、そこに展示されている「木造住宅」は組積造のログハウスですが、そういう寒冷地でなぜログハウスが建てられるのかというと、その付近に建築用の木材があることと木の断熱性能が高いことが理由です。ログハウスは丸太を積み上げた壁の内側にグラスウールとかロックウールとかいった断熱材を入れたりはしません。これと同じ理屈で、在来木造であれ枠組壁構法(ツーバイフォー工法)であれ木質パネル構法であれ、構造材は木であり、「外断熱」ではない構造材の間に断熱材を入れる方法であっても、在来木造の柱や梁の部分、枠組壁構法の枠材の部分に断熱材がないのではなく、構造材である木材は構造材であるとともに断熱材の役割も果たしており、柱と柱の間に断熱材を入れる構法と「外断熱」の構法での断熱効果の差は小さいはずです。
  但し、これは在来木造・枠組壁構法(ツーバイフォー工法)・木質パネル構法といった木を構造材とする建物の場合で、鉄骨軸組構法の場合ですと構造材は文字通り鉄で、鉄は皆さんご存知のように金属であり熱を通しやすい物質ですから、鉄骨造の場合は柱と柱の間にグラスウール・ロックウールなどを入れる方法ですと構造材の部分に断熱材がないことになります。その場合、柱など構造材の部分が「熱橋(ねつきょう)」と言うようですが、熱を伝える橋となって外気の温度を室内側に伝えることになり、室内側では、鉄骨の柱の上の部分のクロスが湿け結露するということがあるようです。ですから、鉄骨造の場合は「外断熱」と構造材の間に断熱材を入れる方法ではその点で差が出ると言えるでしょう。
  結露は「表面結露」と言って窓ガラスの内側などだけに発生するわけではありません。冬場、石油ストーブを炊いた場合などは、室内の温度が上昇するとともに、発生した水分が水蒸気という気体で室内に存在しますが、空気は暖かい方から寒い方へ流れる性質ありますから、室内から屋外へという空気の流れができます。壁を通しても空気の流れはできるのですが、気体から液体になり、「結露」という状態になるのがどの場所でなるかが問題です。完全に屋外、外壁材より外側で結露してくれれば、問題はありません。完全に室内側で結露すれば、壁面の表面結露としてわかりますし、その場合は、とりあえずはきれいな雑巾ででもふき取るべきでしょう。
  問題は、壁体内で結露した場合です。 壁体内で結露すると、構造材としての木材は乾燥している方が強度は強く、湿っけた状態では強度は弱くなります。木材は乾燥した状態の方が腐り・白蟻の被害には合いにくく、湿っけた状態では腐り・白蟻の被害にあいやすくなります。グラスウール・ロックウールなどの繊維系断熱材は乾燥した状態の方が断熱効果は高く、湿っけた状態になると断熱性能は低下します。湿っけた状態が続けばカビが発生し、カビが発生したところにはダニが発生し、そのあたりがアレルギー・アトピーといったものの原因になることも考えられます。壁体内に結露が発生し外壁も湿っけた状態になると外側にカビが発生して変色することもあります。こういった壁体内の結露を窓ガラスの内側や鉄骨造の建物で柱の上の位置のクロスの表面に発生する「表面結露」に対して「壁体内結露」と言ったり「内部結露」と言ったりします。実際には、結露は温度の差が大きい部分の外側で発生することが多いことになります。グラスウール・ロックウールなどの繊維系断熱材を入れた場合ですと、このグラスウール・ロックウールなどの屋外側で発生することが多いことになります。この「壁体内結露」「内部結露」にどう対処するのかが問題です。

  「壁体内結露」「内部結露」の対処法としては、できるだけ壁体内に湿気を入れないことと、通気層を設け空気の流れを作ることで壁体内での湿気・結露を解消することの2つです。まず、断熱材のメーカーが販売しているグラスウール・ロックウールといった断熱材には室内側に「防湿層」があらかじめ施工されています。室内側から断熱材の内部に空気は入っても湿気は入らないようにするためのものです。(株)一条工務店が使用していた旭ファイバーグラスの壁用断熱材グラスウールなどは、御親切に「こちらが室内側です。室内側防湿層を破らないように気をつけてください」と印刷されていました。本当に親切ですね。・・但し、世の中には人の親切を無にする人もいますし、人が親切すると余計にそれを無駄にしたくなる性質の人もいるようです。
   1980年代後半に入社した小堀住研(株)〔→エスバイエル(株)…→(株)ヤマダエスバイエルホーム→(株)ヤマダホームズ〕の木質パネル構法では、壁体内結露を解消する工夫としての「壁体内換気システム」というものを特許を取得していて、これを売りにしていました。もっとも、「特許を取得している」といっても、壁体内で断熱材の外側に通気層を設けるということ自体が特許ということではなく、小堀住研(株)の木質パネル構法での壁体内換気のやり方が特許だったのではないかと思います。木質パネル構法でも、ミサワホームの木質パネル構法にはそれはなかったようで、どういう原理かというと、木質パネルというのは枠組壁構法(ツーバイフォー工法)では枠材(ツーバイフォー材)と合板を工事現場で釘で接合するところを、工場で接着剤で接合して、幅3尺ごとのパネルとしてあらかじめ作り、それを工事現場に運んで施工するのですが、工場でその木質パネルを作る時に、上下左右の枠材に切り込みを入れて空気の経路を確保しておくのです。かつ、小堀住研(株)の木質パネルは片面パネルで、合板がついている側を屋外側に施工しますが、小堀住研(株)が使用していた壁用断熱材ロックウールは工事現場で入れますが、(株)一条工務店など多くの在来木造の会社ではグラスウール・ロックウールなどを工事現場で切って入れていたのに対して、それもあらかじめ、木質パネルにはめこむ大きさに切断されており、工事現場でそれを木質パネルの小さい内側からはめこむのですが、その壁用断熱材ロックウールと木質パネルの合板との間に空気層を確保するために「スペーサー」と言って、薄いプレスチック、スーパーで卵を買う時に卵が入っている容器みたいな材質のもので、空間ができるようにしたものを挟むようにして、それで、床下から外壁面の断熱材の外側・合板の内側を通り、最上階の軒下の軒裏換気口からと、もうひとつ、その頃の小堀住研(株)の木質パネル構法は高級志向の「新 桂(しん かつら)」と「高品質低価格」の「ハウス55」との2本立てでしたが、「ハウス55」の方は企画住宅で外観デザインは何種類かに決まっていましたが、寄棟屋根のタイプであれば、寄棟屋根のてっぺんに換気棟を設けて、床下から外壁の断熱材の外側を通った空気の流れは換気棟から排気する、切妻タイプの場合は妻面に換気ガラリを設け、換気ガラリから排気するようにしており、完全自由設計の「新 桂」の場合は、換気棟と換気ガラリを設置するかどうかは決まっておらず、寄棟屋根の場合の換気棟の方はデザインの上で好む人と好まない人があったようですが、切妻屋根の場合は換気ガラリの設置を「お勧め」にしていました。床下から壁体内の断熱材の外側という一番結露しやすい部分を通り、最上階の軒の軒裏換気口と寄棟屋根の換気棟・切妻屋根の換気ガラリから排気することで、下から上までの空気の流れを作ることで壁体内結露を解消しようという工夫です。そういう対策をとれば「完璧」かというと、「完璧」にはなかなかなりませんが、ともかく、そういうた対策をとったものと「な~んも考えとれへ~ん」建物では、少なくとも対策をとったものの方がいいはずです。
  枠組壁構法(ツーバイフォー工法)の場合、枠材(ツーバイフォー材)と合板は工事現場で釘で接合していましたので、小堀住研(株)の木質パネル構法のように、壁体内に空気の流れを設けるような施工というものがやりにくく、かつ、在来木造では耐力壁が筋交いという線のものを使用することが多いのに対して、枠組壁構法(ツーバイフォー工法)では合板という面のものを使用するので、断熱材の外側から合板でフタをするようになり、壁体内結露という点では枠組壁構法(ツーバイフォー工法)が理論上、最も不利でした。
 1990年前後、三井ホームの工事現場を見ると、小堀住研(株)が言っていたように、断熱材の外側に小堀住研(株)の木質パネル構法のような壁体内換気システムはなく、断熱材の外側から合板でフタをするような施工になっていたので、壁体内結露という点では条件は悪いと思えましたが、最近、三井ホームの工事現場をのぞいてみると、三井ホームも少しは考えたようで、合板の外側に縦胴縁(たてどうぶち)を貼り付け、合板の外側で下から上への空気の流れを設けるようにしたようです。しかし、壁体内結露が合板の外側で発生してくれればいいのですが、断熱材の外側で合板の内側で発生した場合には対処できないのではないでしょうか。
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(↑〔下〕1990年頃の三井ホームの壁体内の施工。
〔上〕最近の三井ホームの壁体内の施工。)
三井ホームでは合板の外側に縦胴縁を設けて合板の外側での通気層を作ったようですが、今でも枠組壁構法(ツーバイフォー工法)で建てている会社の建物では、合板の外側に縦胴縁をつけて合板の外側に通気層を設けるということはしていない所の方が多いと思われます。2013年に正式に倒産した新華ハウジング(有)〔千葉市中央区〕でも、もちろんそういうことはやっていません。
  それに対し、壁体内で一番温度差が大きいのは断熱材の内側と外側なので、小堀住研(株)の木質パネル構法の壁体内換気システムでは断熱材の外側の位置に空気の流れを設けるようにしていたので合理的のようにも思えたのですが、しかし、木という素材はムク板であれ合板であれ断熱性能のある素材ですから、合板にも断熱材ロックウールより小さいとはいえ、断熱効果はあるわけであり、合板の外側で結露しないという保証はないのではないか・・・とも思ったのですが、最近、バカ社長がぶっつぶしたエスバイエル(株)を買い取った(株)ヤマダエスバイエルホーム〔→(株)ヤマダホームズ〕の工事現場を見ると、断熱材と合板の間の通気層は、断熱材をかつては50mmのものを入れていたところを100mmのものを入れるようになったことから通気層の幅が短くなったのに対して、合板の外側にも三井ホームと同じように縦胴縁を貼り付け、合板の外側にも通気層ができるようにしたようです。
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(↑〔下〕1990頃の小堀住研(株)の木質パネル構法の壁体内の施工。
〔上〕最近の(株)ヤマダエスバイエルホーム〔→(株)ヤマダホームズ〕の木質パネル構法の壁体内の施工。)
はたして、こういったものがその理屈通りに機能するかどうかという問題もあるとはいえ、少なくとも、そうした工夫をしている建物と「な~んも考えとれへん」建物なら、そうした工夫をした建物の方がその点ではいいのではないか

 それで、在来木造はどうなのか、という問題ですが、本来、壁体内結露というものに対しては、在来木造は枠組壁構法(ツーバイフォー工法)や木質パネル構法より有利な面を持っていたはずなのです。どこがかというと、枠組壁構法(ツーバイフォー工法)というのは、枠材(ツーバイフォー材)の外側に合板を釘で打ちつけて作っていく構法で、断熱材の外側に合板でフタをするようになる構法ですから、どうしても、断熱材の外側・合板の内側で結露しやすい構法です。木質パネル構法は枠材(ツーバイフォー材)と合板を工場で接着剤で貼り付けて木質パネルにして工事現場に運び木質パネルを工事現場で組み立てますが、これも、断熱材の外側に合板が貼られることになるので、小堀住研(株)の壁体内換気システムのような工夫をすれば別ですが、そうでなければ断熱材の外側・合板の内側に結露がたまりやすい性質をもっています。それに対して、在来木造の場合は、在来木造でも耐力壁に面のものを使う施工をする会社もありますが、多くは筋交いという線であり、耐力壁が線であるため、面の耐力壁を使う構法と違って、断熱材の外側からフタをするということにならないのです。
  しかし、1990年代前半の(株)一条工務店は、在来木造で耐力壁は線の耐力壁である筋交いを使っていましたが、「外壁サイディング直貼り」というのを「売り」にしており、多くの在来木造は、外壁をモルタル壁ではなくサイディング壁にする場合、柱の外側に縦胴縁(たてどうぶち)を貼り付ける施工をしていて、かつ、サイディング壁に「さんと板」という3尺×10尺という大きなものを使い、この大きなものを柱・梁に直接貼り付けることで、このサイデイング材が枠組壁構法(ツーバイフォー工法)や木質パネル構法の合板と同じ働きをすることになり、耐震・耐風という点で、筋交いを耐力壁として入れた上に、サイディング壁がプラスアルファの働きをすることでより強い耐震性・耐風性を発揮する・・・とそれを「売り」にしていたのでした・・が、サイディング壁を「直貼り」すれば、耐震・耐風という点で枠組壁構法(ツーバイフォー工法)の合板と似た働きを期待はできるでしょうけれども、同時に、枠組壁構法(ツーバイフォー工法)と同様に壁体内で断熱材の外側からフタをする状態にもなることになります。在来木造で、柱の外側に縦胴縁を施工せずにサイディング材を直貼りするという施工は、片方でサイディング材が枠組壁構法(ツーバイフォー工法)の合板と似た働きをすることで耐震性・耐風性という点での強度でプラスアルファの効果を期待できるでしょうけれども、他方、外からの雨水の侵入という点においては縦胴縁を施工してその上にサイディング壁を貼り付ける構法の方が優れているようで、(株)一条工務店も2000年頃だったか1990年代の終わりだったか縦胴縁を柱につけてその上にサイディング壁を施工する方法に変更しましたので、その時点で、壁体内で断熱材の外側からフタをするという状態は解消されたと考えていいでしょうけれども、1990年代前半においては、「断熱材の外側から面材でフタをする」状態の施工になっていました。

  1990年前後の小堀住研(株)の木質パネル構法は「壁体内換気システム」で外壁内の断熱材の外側に通気層を設けて、床下から外壁の断熱材の外側を通り、最上階の軒裏換気口と小屋裏の切妻屋根の換気ガラリ・寄棟屋根の換気棟から排出する下から上までの途切れない空気の経路を設けて「壁体内結露」「内部結露」を解消する工夫をしています、というのが「売り」で、これを高く評価したと言って契約された方もあったようです。1992年、(株)一条工務店のカタログを見ると、なんだか、小堀住研(株)の「壁体内換気システム」と似たような絵が描かれていて、「エアーフローシステム(壁体内換気)」と書いてあったのです。その頃の(株)一条工務店に在籍した人は知っているはずです。その頃のカタログを持っている人がおれば、見てもらえば載っています。どうも、会社を移ると、前にいた会社が「売り」にしていた点について、移った会社で配慮されていないと、その点をお客様に訊かれた時、どう答えたものだろうと気になります。ところが、(株)一条工務店の形ログを見ると、「エアーフローシステム(壁体内換気)」という文字と絵が描いてあるので、「一条工務店でも壁体内換気をやってるんだあ」と思い、どういうやり方でやっているのだろうか?・・と思って、(株)一条工務店の工事現場に行って見たのですが、どの工事現場に行って、どれだけ目を凝らして見ても、そういうものがあるように見えないのです。それで、入社する際に営業本部長(その時点での役職は「次長」)の天野隆夫から「東京営業所では、主任の宮崎くんの指示に従ってやってもらう」と言われていた、その「主任で一級建築士の宮崎さん」に質問したのです。「エアーフローシステム、かっこ、壁体内換気とカタログに書かれて、絵もカタログに描かれているのですが、一条工務店の建築現場に行って見ても、どうも、そういうシステムが施工されているように思えないのですが、どういうように壁体内換気がされるのでしょうか?」と。すると、「一級建築士の宮崎さん」は「お客さんに話す時には、根太の間から通って・・」と言うのでしたが、床下からは「根太の間」から壁体内までの経路はあるとして、そこからの経路は見当たらないのです。「『お客さんに話す時』にどう話すかは、自分で考えるとして、この一条工務店の『エアーフローシステム かっこ 壁体内換気』というのは、どういう原理なのでしょうか?」と再度質問したのですが、それでも、「一級建築士の宮崎さん」は「お客さんに話す時には・・」と言って、「お客さんに話す時には・・」の話しか言ってくれないのです。宮崎さんは、自分自身もそれほど無茶苦茶ベテランでもなかったにもかかわらず、何人もの新人をくっつけられて、片方で、浜松近辺では実際には課長だの係長だのの仕事をしていないくせしてなぜか課長・係長といった役職をもらっている人がいてこれでは不公平だと思いましたが、宮崎さんは不平も言わず、いっぱいくっつけられた新人のめんどうを見て、私などが質問しても親切に答えてくれる人で、お客さんに対しても(株)一条工務店の浜松・名古屋あたりの営業とは違って誠実な人だったと私は思っているのですが、普段、質問すると親切に答えてくれる人が、この「エアーフローシステム(壁体内換気)」については、「お客さんに話す時には・・」とどうも説明になってないようなことばっかり言ってはぐらかそうとするので、なんでだろうなあ~あ・・と不思議に思ったのでした。・・と思っていると、そのうち、カタログから「エアーフローシステム(壁体内換気)」の文字と絵が消えました。なんで、消えたんだろう・・? と思うと、「『お客さんに話す時には・・』ばっかり言っていた宮崎さん」が「やってないこと書いてもしかたがねえもん」と言うので、(株)一条工務店という会社は、やってもいないものをカタログに絵入りで書いていたのか・・と驚きました。
  1990年代前半から半ばにかけて、(株)一条工務店のカタログの「営業所一覧」には、「海外」として、「(株)一条U.S.A.(ポートランド)」と「(株)一条ヨーロッパ(バルセロナ)」という記載があり、1991年、私が応募した時に見た「ビーイング」にも「(株)一条U.S.A.(ポートランド)」「(株)一条ヨーロッパ(バルセロナ)」と書いてあったので、浜松の工務店だけれども、海外にも拠点を設けていこうという進取の精神・気概のある会社なのだろうかと思ったのでしたが、入社して何年か経ち、(株)一条U.S.A.(ポートランド)の方は、アメリカ合衆国で2番目の材木会社のエビソンランバー社からダグラスファー(米松)の梁を購入する際、現地法人があるということにしている(実際に、形式上、作ったのか、エビソンランバー社が(株)一条工務店に売る木材に「一条工務店」とスプレーで印字してくれているだけで実際はないけれどもあることにしていたのか)もののことを言っているということはわかりましたが、(株)一条ヨーロッパという会社を持っていてバルセロナに駐在所があると言っているわりに、誰がバルセロナに行っていたとか、バルセロナの駐在所から帰ってきたとかいった話がない、というのはどういうことだろうかと思い、1990年代なかば過ぎ、ベテランの某さんにその話をしてみたところ、「何、言ってるんですか。一条ヨーロッパなんて会社もバルセロナの駐在所もそんなもの、最初からどこにもありませんよ」と言うのでした。「はあ?」・・・、はあ???  「でも、カタログに書いてありますよね。一条ヨーロッパ、かっこ、バルセロナって」と言ったのですが、「書いてあっても、そんなもの、ないですよ、最初から」と言うのでした。「ないんですかあ? しかし、一線の営業でいいかげんなことを言う人というのは何人も営業がいるといてもおかしくありませんが、普通、会社が作成したカタログに活字でもともとないようなものを印刷してお客さんに配ったりなんて、そんなことしますかあ?」・・と言ったのだが、「だから、普通の会社はしないとしても、ここは普通の会社じゃないでしょうよ。一条工務店を普通の会社だなんて思ってたんですか? いったい、何年いるんですか」と言われてしまったのだった。普通の会社じゃなかったんだ・・・。「ないのなら、そのバルセロナという地名はいったいどこから出てきたのですか?」と言うと、「ヨーロッパのどこかに駐在所があることにするのにどこがいいかという際に、その頃、バルセロナでオリンピックがあったから、だから、バルセロナがいいんじゃないか、てことで、バルセロナ」・・て、はあ??? はあ~あ??? そのうち、「(株)一条ヨーロッパ(バルセロナ)」も「エアーフローシステム(壁体内換気)」のごとくカタログから記載は消えた。・・どうやら、「エアーフローシステム(壁体内換気)」も、「(株)一条ヨーロッパ(バルセロナ)」の類だったようだ・・。いくらなんでも、普通、そこまでやるかなあ~あ・・と思ったのだが、「普通」の会社じゃなかったらしい(泣)

  (株)一条工務店の工事現場を見に行くと、「エアーフローシステム(壁体内換気)」なんて施工されているようには見えなかったが、それだけではなく、
(1)断熱材を柱と柱・土台・梁の間に押し込めるように施工しており、下から上までの通気層がつながっていないだけではなく、断熱材と外壁のサイディング材の内側の防水シートとの間に空間がない。
(2)(株)一条工務店が使用していた壁用断熱材グラスウールには、旭ファイバーグラスがあらかじめ、「室内側防湿層」をつけており、かつ、「こちらの面が室内側です。室内側防湿層を破らないようにしてください」と何か所にも印刷していた、にもかかわらず、(株)一条工務店の工事現場に行って見ると、どこの工事現場でも、その室内側防湿層を何か所もで破っていた。
 なぜ、断熱材のメーカーが室内側からの断熱材側への湿気の侵入を防ぐために設けている「室内側防湿層」を(株)一条工務店ではわざわざ破るのか? 小堀住研(株)の木質パネル構法の場合は、「壁体内換気システム」を「売り」にしていたということもあり、「工業化住宅」として工場であらかじめ施工できる部分は工場で施工するというシステムのものであったということもあり、壁用断熱材ロックウールは、あらかじめ、木質パネルにはめ込めばいいという大きさに切断されて工事現場に運ばれていたので、工事現場で「室内側防湿層」を誤って破ってしまう可能性は小さかったのに対し、(株)一条工務店では(株)一条工務店で使用していた壁用断熱材グラスウールをロールの状態で工事現場に運び、工事現場で大工がカッターナイフで切って入れていたので、その分だけ、誤って破ってしまう可能性は大きかった、ということもあるかもしれないが、本質はそれではないと思う。
 (株)一条工務店の工事現場に行くと、壁用断熱材の「室内側防湿層」がある部分に、マトアというムク材を使っていますと(株)一条工務店が「売り」にしていた巾木・廻り縁などが、必ず、「立てかけてある」・・のならまだしも、「突き刺してある」のです。「立てかける」のもよくありません。「室内側防湿層」はそれほど強い材質のものではないので、硬いものを立てかけたのでは破れてしまう危険が大きい。他にも、脚立が立てかけてあることも多いし、脚立が突き刺してあることも多い。脚立というのは、たいてい鉄でできていますね。鉄製のものを立てかけたのでは破れる方が普通でしょう。立てかける際にも、けっこう荒っぽく立てかけるのではないでしょうか。破れてあたりまえです。人にもよるでしょうけれども、大工という職種はプライドの高い職種で、大工でない者がその仕事の内容に口出すのを嫌がる人が多いので、これはいかんのじゃないかと思っても言いにくい場合があります。しかし、言いにくいとしても、やっぱり、断熱材の室内側防湿層というのは破ってはならないものですから、だから、やっぱり、入社して年数の浅い者が口出してはいかんかなあとか思いながら、こっそりと、断熱材を突き刺している脚立を他の場所に動かしたり、断熱材を突き刺している巾木・廻り縁を抜いて断熱材を傷つけないような立てかけ方に直したりしたことがあるのですが、どうも、こちらはこっそりやったつもりでも、大工としては気になるようで、「どうしたん?」と、なんか不満そうに言われたりもしました。その大工さんが不真面目な人というわけではありません。他の部分では真面目に仕事をする人だったと思います。しかし、断熱材の室内側防湿層にほかの部材を突き刺して破って平気でいるという点については、配慮が欠如していたのではないでしょうか。
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(↑〔下〕1990年代なかばまでの(株)一条工務店の壁体内の施工。
〔上〕 1990年代なかばまでの(株)一条工務店では、せめて、こうあるべきであった壁体内の施工。)
 近藤路夫が「一条工務店の建物は構造にしても内部にしても、すべての面にわたって完璧にすばらしい」「すべての点において同業他社のどこと比べても格段に優れている」「一条工務店の建物には問題点はまったくない」と発言した1993年5月においては、(株)一条工務店の建物の壁体内は↑の下の図のようになっていました。壁用断熱材グラスウールの旭ファイバーグラスが「こちらの面が室内側です。室内側防湿層を破らないように気をつけてください」と印刷しているまさにその箇所を、巾木だとか廻り縁だとか脚立だとかほかにもいろいろ突き刺して、まるで、「親の仇」みたいに信念もって突き刺して「室内側防湿層」を破り、室内側からの湿気の侵入を防止するために設けられていた「室内側防湿層」をだめにしていたのです。

 それだけではない。↑の下の図を見ていただくとわかると思いますが、壁用断熱材グラスウールを壁体内、柱と柱・土台・梁の間の空間に押し込めるように入れていたため、断熱材の外側は、もともと、そこに通気層があっても下と上はつながっていませんが、その「通気層」ならぬ「空気層」も断熱材を押し込める施工をしていたことでなくなっていたのです。↑の下の図を見て、「一条工務店の建物は構造にしても内部にしても、すべての面にわたって完璧にすばらしい」「すべての点において同業他社のどこと比べても格段に優れている」「一条工務店の建物には問題点はまったくない」なんて言えますか?
 「一条工務店の建物は構造にしても内部にしても、すべての面にわたって完璧にすばらしい」「すべての点において同業他社のどこと比べても格段に優れている」「一条工務店の建物には問題点はまったくない」と言った方が(株)一条工務店のオーナー経営者は喜ぶようでしたが、しかし、「一条工務店の建物は構造にしても内部にしても、すべての面にわたって完璧にすばらしい」「すべての点において同業他社のどこと比べても格段に優れている」「一条工務店の建物には問題点はまったくない」なんてヌケヌケト言う人というのは、こういったことをわかった上で言っていたのかわからずに知らずに言っていたのかというと、どちらかでしょう。(株)一条工務店のオーナー経営者というのは、ある程度以上在籍しながらこういうことを知らない人間・わからない無能な人間か、知っていてもわかっていても「一条工務店の建物は構造にしても内部にしても、すべての面にわたって完璧にすばらしい」「すべての点において同業他社のどこと比べても格段に優れている」「一条工務店の建物には問題点はまったくない」とかなんとか言いまくる恥知らずか、そのどちらかの人間が大好きな経営者だったのです。バッカじゃなかろかルンバ♪・・て思いますが、そういう連中だった。

  ↑の上の方の図は、(株)一条工務店の建物でも、気をつけて施工すればこういうやり方はできたはずという図で、これは福島県いわき市の営業所に赴任した際に、同営業所にいたMさんが教えてくれたものです。 (株)一条工務店が使用していた壁用断熱材グラスウールには、両側に「耳」がついていた。 小堀住研(株)の木質パネル構法で壁体内に入れていた断熱材ロックウールは、木質パネルの枠材で横は囲まれ、向こう側(外壁側)には「スペーサー」があり、そこにはめ込んで、室内側には石膏ボードか合板を枠材に打ちつければ、枠材とスペーサーと石膏ボード(もしくは合板)で囲まれた空間に固定されるので「耳」はついていませんでした。この「耳」というのは「パンの耳」みたいな感じの表現で、俗称であって正式な名称があるのかないのか知りませんが、壁用の断熱材グラスウールを、両側についている出っ張った「耳」を両側にぴんと引っ張って柱の手前(室内側)の位置に「耳」が来るようにして、室内側からその「耳」の部分を柱にタッカー(というホチキスのでかいみたいの)で打ちつけて施工すれば、そうすれば、断熱材グラスウールは(株)一条工務店が施工していたような壁体内に押し込められるような入れ方ではなく、壁体内でも室内側に近い場所に固定されることになり、断熱材の外側に空気層は確保されるのです。 本来、(株)一条工務店が旭ファイバーグラスから購入していた壁用断熱材グラスウールはそういったことまで考えて「耳」をつけて作られていた製品だったのです。 ところが、(株)一条工務店では、その「耳」を柱の室内側からタッカーで打ちつけてとめるということをせず、「耳」か断熱材のそうではない場所かおかまいなしに、それを柱の室内側からではなく、柱の柱と柱の間の側で柱にタッカーで打ちつけていたため、そのために、壁用断熱材は柱と柱・土台・梁の間の位置でごろんごろんに押し込められ、その外側の空気層などなく、外壁サイディングの内側の防水シートに押しつけられるように入れられていたのです。
 (株)一条工務店が壁用断熱材として購入していた旭ファイバーグラスの壁用断熱材グラスウールは、「耳」を両側にぴんと引っ張り、「耳」の部分を柱の室内側からタッカーでとめるという施工をすれば、断熱材の外側に空気層ができるようになっている製品だったのに、それなのに、(株)一条工務店はその「耳」を無視して、柱の柱と柱の間の側にタッカーで打ちつけて押し込めていたのであり、本来は、もしも、大工がそのあたりをわかっていないのであれば、(株)一条工務店の工務課(工事担当者)がそれを指摘して本来のつけかたをしてもらうようにするべきであったはずです。「親の仇」みたいに室内側防湿層を破るというのが、それが(株)一条工務店のオーナー経営者の生きがいであったのならしかたがありませんが、それが生きがいだったのでしょうか?

  その後、1990年代の終わり頃か、(株)一条工務店は、壁体内の断熱材を、それまで50mmの厚さのものを使うのが一般的だったのが100mmのものが一般的になったのに応じて、100mmのものに変更すると共に、それまで、外壁材の窯業系サイディングを柱に直貼りしていた施工法を改め、柱に縦胴縁をとりつけて、その縦胴縁にサイディング材をつける方法に変更しました。これは壁体内結露の問題からではなく、柱にサイディング材を直貼りするという方法は、サイディング材が枠組壁構法(ツーバイフォー工法)における合板と似た働きをすることで、耐震・耐風の点でプラスアルファの効果を期待できるという点はあるとしても、外からの雨水の侵入を考えると、縦胴縁の上にサイディング材を打ちつける方法に劣るということで変更したようですが、壁体内の結露を解消するという点でも、縦胴縁の上にサイディング材をつける方法の方が直貼りの方法よりもいいでしょう。↓
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断熱材の厚みが100mmになって、柱に縦胴縁をつけた上でその外側に窯業系サイディングをつけるという方法になった後も、(株)一条工務店の工事現場を見ると、やっぱり、室内側防湿層はあちらこちらで破られていました。

 (株)一条工務店が旭ファイバーグラスから購入していた壁用断熱材グラスウールには「耳」がついていて、本来、その「耳」を両側にぴんと引っ張って柱の室内側からタッカーで打ちつければ、壁体内の室内よりに断熱材が入って屋外側に空気層ができるようになっているという話は(株)一条工務店のいわき市の営業所にいたMさんから聞いた話ですが、↑に述べてきたことは、念のため、お断りしておきますが、私が独自に研究した研究成果とか大発見・大発明とかいうものではなく、吉川 翠・ 山田 雅士 ・芦沢 達『住まいQ&A ダニ・カビ・結露 』( 1989.5.1. 井上書院)他に出ている話ですので、関心がある方は同書を読まれることをお勧めします。

 1992年の後半だったか1993年の前半でしたか、営業本部長の天野隆夫から、「一条工務店の建物を見て、どこか、ここは良くないと思う所はあるか?」と訊かれたので、それで、この人が営業本部長なのだから、この人に言えば問題点を改善してもらえるのではないかと期待して、それで、とりあえず、断熱材の室内側防湿層が(株)一条工務店の建築現場で見ると、どこの工事現場に行っても必ず破られている、という点を言いました。
 どうなったと思いますか? 私が営業本部長であったなら、入社1年経つか経たないかの時期において、そのあたりを見て理解し、この点は改善した方がいいと思うと言ってくれる人間というのは、そういったものに気づきもしない人間、見ても理解しない人間、きっちりとそれを言うことができない人間よりも高く評価します。ところが、「世の中いろいろ、会社もいろいろ」だったようです。営業本部長の天野隆夫から「なんで、断熱材の室内側防湿層を破ったらいかんのじゃあ。室内側防湿層なんて破ってもいいだろうがあ! 何、考えとるんじゃ、おまえはあ~あ!」と言って、私は怒鳴りつけられた。
 野村克也のじいさんの本によると、かつて野村が南海ホークスの捕手でまだ若くて新人であった頃、南海のピンチで西鉄の主力打者 中西に投手にカーブを投げさせて打たれたことがあり、ベンチに戻って来た時、監督の鶴岡から「いったい、何を投げさせたんじゃ」と言われ、「カーブです」と言うと、「あんな場面でカーブを投げさせる者があるか。バカたれ!」と怒られた。そうか、ああいう場面ではカーブを投げさせるものではないのかと思い、次に似たような場面になった時、カーブは投げさせるものではないのだと思ってシュートを投げさせたところ、やはり、打たれた。ベンチに戻ると、鶴岡監督から「あんな場面でシュートを投げさせる者があるか。バカたれ」と怒られたので、ここで訊かないと悔いが残ると思い、勇気を出して、三原・水原とともに三大名監督と言われる鶴岡に、「監督、ああいう場面ではどういう球を投げさせるべきなのでしょうか」と質問した。そうすると、鶴岡はどういう球を投げさせるべきだと教えてくれるかと思って質問したのだが、答えは「勉強せえ。バカたれ」というものだった・・と。「あんな場面でカーブを投げさせるバカがあるか」と言われたので、そうかと思い真剣に考えて、次は、こういう場面ではカーブを投げさせるべきではないんだなと思ってシュートを投げさせたが、シュートも打たれ、「あんな場面でシュートを投げさせるバカがあるか」とも言われたので、それなら何を投げさせるべきだろうかと真剣に考えたのだが、要するに、打たれた時にはともかく「バカたれ」と言われていただけだった・・( 一一) という話だった。
  私は建築学科・土木学科などの卒業生ではなかったので、住宅建築業の会社に勤めて、そこでやっていくために、住宅・建築について、ともかく、最低限のことは大急ぎで学んで、お客様と話をする上においても対応できるようにしないといけないと考えて、何冊かの本を読んだが、吉川 翠・ 山田 雅士 ・芦沢 達『住まいQ&A ダニ・カビ・結露 』( 1989.5.1.井上書院)はそのうちの1冊だった。↑に述べたことは、同書に述べられていた内容と(株)一条工務店その他の工事現場をのぞいて見た内容を踏まえて述べたものだが、同書に書かれていたものはもっともなことだと思うが、同書に書かれていたから確かだということではなく、同書に書かれていようがいまいが、理屈としてそういうもののはずだ。又、断熱材の室内側防湿層というのは、室内側からの湿気の侵入を防ぐために設けられているものであり、それを破ってしまったのでは、せっかく設けた防湿層が役に立たなくなってしまうことになり、そうであるから、(株)一条工務店が使用していた壁用断熱材グラスウールのメーカー 旭ファイバーグラス は「こちらの面が室内側です。室内側防湿層を破らないように気をつけてください」と何か所もに印刷していたのであり、そうである以上はその室内側防湿層は破らないようにしないといけないはずだ、と私は思い、天野隆夫から「一条工務店の建物を見て、ここは良くないと思った所はあるか」と言われた時にそれを指摘したのである。ところが「なんで、断熱材の室内側防湿層を破ったらいかんのじゃあ。室内側防湿層なんて破ってもいいだろうがあ。何、考えとるんじゃ、おまえはあ!」と言って怒鳴りつけられたのだ。天野隆夫は「一流大学」の建築学科卒とかではない(最終学歴:中卒)とはいえ、ともかくも、(株)一条工務店の営業本部長(その時点での役職名は「次長」)で、業務推進室室長の山本庄一と企画室室長の鈴木なんだっけとともに3人が社長の大澄賢二郎の次の役職だと言われていた人であり、会社のそれだけ上の方の人が言うからには、たとえ、吉川 翠・ 山田 雅士 ・芦沢 達『住まいQ&A ダニ・カビ・結露 』(1989.5.1.井上書院)に述べられていることに反することでも、旭ファイバーグラスが断熱材グラスウールに印刷しているものに反することでも、何か理由があるから言っているのではないか・・と思って真剣に考えたものだった・・が。
  結論を言うと、あほくさい、真剣に考えるほどのことではなかった。要するに、社長の義理の弟で20代の若い時期に創業の地の浜松で社長の義理の弟だということでの特別扱いでの営業をちょろっとやっただけの男は、私のように住宅・建築の仕事をするためには最低限の知識は学ばないといけないと思って学習することもなく、↑に述べてきたことも知らず、吉川 翠・ 山田 雅士 ・芦沢 達『住まいQ&A ダニ・カビ・結露 』( 1989.5.1. 井上書院)もそれにかわるようなものも読まず、もしかすると、自分の会社が使用している壁用断熱材にはそこに「こちらの面が室内側です。室内側防湿層を破らないように気をつけてください。」と印刷されている、ということも、その程度のことも知らなかったのだろう。 普通、会社の上から二番目だか三番目だかいう人間というものは、そのくらいのことは学習しているべきもので、たとえ、学習していなかったとしても、自分が知らないことわかっていないことについて、「なんで、断熱材の室内側防湿層を破ったらいかんのじゃあ。室内側防湿層なんて破ってもいいだろうがあ。何、考えとるんじゃ、おまえはあ!」などとは言わないものだろうと私は思いこんでいたのだが、(株)一条工務店の場合はそうではなかったのだ。普通、会社の二番目か三番目かという人間が見当はずれなことで人に怒鳴りつけたなら、たとえ後からでも、「申し訳なかった」くらい言うものではないかとも思ったが今日に至るまでそういう発言はない。そこでも「普通・・」ではなかった。「室内側防湿層を破らないように気をつけてください」と印刷したのは私でなく旭ファイバーグラスなのだから、「なんで室内側防湿層を破ったらいかんのじゃあ」と怒鳴りつけたいなら、私にではなく同社の担当者か社長に怒鳴りつけるべきであっただろう。
↑こういうのを「完璧にいい」と思いますか?

 続く・・
 (2019.4.14.)

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