プレカット工場を異常に信用する男[2]構造計算屋は計算だけ、プレカット工場は刻んでるだけて知らんの?

[第435回]機械プレカットは信用できるか、及、プレカット工場に異常な信用をする男[10]  プレカット工場に実状を超えた信用をする男[2]
【2】-2 プレカット工場に異常な信用をする者の例(続き)
(2) 構造について、「プレカット工場が問題ないか見ていますから、絶対に問題ありません」と言い張る男。 
   社内公用語は大阪弁?のフリーダムアーキテクツデザイン(株)〔本社:東京都中央区。http://www.freedom.co.jp/ 〕で、またもや、いいかげん嫌になるその文句をきかされた。「プレカット工場が構造について判断してますから」と。発言したのはアフター課のY本D輔(男。20代。自称「建築専門学校卒」)。
   フリーダムアーキテクツデザイン(株)は、ホームページで「世界でただひとつの家」というコピーを載せているが、実際には「コンテナ倉庫みたいな家」「交番か公衆便所みたいな家」「箱、はこ、ハコ」の家しか設計できないデザイン力、造形力の不足が明らかな設計担当だらけ。〔[第362回]《高槻と箕面の交番と公衆便所。交番と公衆便所とフリーダムアーキテクツデザインの家はそっくり(^^♪ 》http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_12.html 参照。〕 設計事務所を名のっているので、ハウスメーカーの規格住宅や「ひとつのシステムを使った上で間取りについてはフリー」というタイプ(一条工務店の「セゾン」「百年」、かつての小堀住研〔→エスバイエル→ヤマダエスバイエルホーム)の「ハウス55 システムフリー」などはそれです。小堀住研では完全に自由に新たに作っていく「自由設計」「フリープラン」「フリーデザイン」「オリジナルワン」と区別して「システムフリー」と呼んでいました。〕と違って、会社としてこれを使うと指定しているものがあるわけではないので、内装については、ハウスメーカーにない仕上げがされているケースもあります。外部についても、窯業系サイディング壁と決めているハウスメーカーが少なくありませんが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)では、サイディング壁とともに、モルタル壁での設計もしています。モルタル壁は入居後に壁にクラックが出ることがあるのに対し、サイディング壁ではまず出ませんが、サイディング壁では、サイディングの継ぎ目に筋が見えます。そういうこともありますが、質感、風合いがサイディング壁とモルタル壁では違いがあるので、外壁はサイディング壁と決めているハウスメーカーよりも自由度はあるかもしれません。
   しかし、「設計兼営業」担当者の実力がどれほどのものか、という問題があります。結論を言うと、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の「設計兼営業」の実力は、ひいき目に見てもたいした実力ではない、というより、ろくなもんじゃない。ですから、どういう発想をするかというと、結局、どの家でも似たような発想しかできない。「設計兼営業」と設計と営業を同じ人間が担当しているという点で、もし営業が設計と別の会社なら、営業が「わしぁ日陰の月見草や」て感じで「捕手」として苦労して苦心して「三流投手」でもうまくリードして「一流投手」に劣らない図面を作らせるということもあるところが、「捕手」がいないので「三流以下投手」が「三流以下そのもの」のプランを得意がって作っている、さらに「設計士(さま)」などと名のり、「お客さんの家ではなく、設計士の家です」(アフター課のA諏訪の発言)などという思いあがった間違った認識をしているために、ますます、程度の低い家しかできなくなっている。
   ハウスメーカーでの規格住宅だと、あらかじめ「標準仕様」として決められたものか「オーダーエントリー」とか「オプション」として指定されている何種類かから選んでくださいというやり方の場合がありますが、実際問題として、それとあまり変わらない。「設計兼営業」の実力として、どの程度の範囲で対応できるかというと、それほどさまざまな対応能力があるわけではないので、似たようなことしかできない。 そして、経験がなく、なおかつ、ひとの言うことを聞く謙虚さがない。「設計事務所」を名のってしまうと、業者さんとかで、設計事務所の従業員を「先生」と呼んでくださる方が出てきます。私なんかは、「先生」なんて言われたあかつきには、気色悪くてたまらん、中学校か高校の先生でも仕事としているなら「先生」と呼んでもらってもいいけれども、そうでもないのに「先生」なんて言われたのでは気色悪くてしかたがないのですが、「先生」と言われて「その気」になってしまう若造もいるのだろうなあと思います。

   フリーダムアーキテクツデザイン(株)は「世界でただひとつの家」とか言っているけれども、「実際はたいしたことない」と私は理解していますが、そんなことより、もっと大きな問題は、彼ら、自称「設計士(さま)」が構造についてまったくわかっていない、という点です。
   ひとつには、「意匠設計の会社」と「構造屋さん」と「施工会社」が分かれている、というところに問題があります。 東海住宅(株)http://www.10kai.co.jp/ なんて、あんないいかげんな会社、結論として建築屋か不動産屋かというと不動産屋であって自社の建売住宅・建築条件付き土地を売った人向けの住宅を自社で建てているといっても本質は不動産屋、という会社でも、かつて、土台に「ボリデン」(注入土台。べいつが〔ヘムファー、ヘムロック〕に防腐防蟻剤ACQを加圧注入したもの)を使用していた時、窓まわりでクロスの割れが多く出るというので土台をLVL(ラミネイティッド ベニヤ ランバー)に変えたところ、出なくなったと建設部担当の人相と目つきの悪い常務O(後に社長。今は別の人間が社長になって、Oはどうしたか知らん)が言っていたことがありました。〔実際は、土台材が何かよりも、設計担当が構造を考えた上で、機能とデザインも優れたものを設計するという能力が不足していた、設計担当の能力不足の方がより大きな原因と思いますが。〕 東海住宅(株)は、建築と不動産の両方をやっているといっても、実質、不動産屋であって建築会社としては「たいした会社ではない」というより「ろくな会社ではない」のですが、それでも、設計会社であるとともに施工会社でもあるので、フリーダムアーキテクツデザイン(株)で「副統括」の I 塚が、フリーダムアーキテクツデザイン(株)は建築基準法に違反した設計はしていないという理由を持ち出して、竣工後1年程度で雨漏れらしきものが出てきた八王子市の某様宅について、「うちは悪くない。悪いとすれば、施工した工務店かお施主さんかどっちかだ」と主張したことがあったように(よく、そういうことを言うとあきれます)、「うちは悪くない」と言うわけにはいかないのです。特に、建売もやっており、建売住宅というのは、完成させてただちに売れるとは限らないわけで、何か月か後に売れることもあれば、1年程度経っても売れないとなるとそれは建売住宅を建設する計画自体に問題があるでしょうけれども現実にそういう場合もあり力尽きて一般顧客ではなく業者(別の不動産屋)に安く売るということもあるわけで、そうなると、設計会社が「うちは悪くない。悪いのは施工した工務店かお施主さんだ」などとフリーダムアーキテクツデザイン(株)の I 塚みたいに言ったとすると、施工した建設会社も自分の所で、そして、建売住宅が売れるまでの間は「お施主さん」も自分ですから、「悪いのは施工した工務店かお施主さんだ」などと言ったのでは、結局、自分が悪いと言っているのと一緒になるのです。ですから、設計会社であって施工会社でもある会社(多くのハウスメーカーはそうです)は、完成後、問題が出ないような設計を考えてするわけです。ところが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の場合は、施工会社は別の会社ですから、「悪いのは施工した工務店かお施主さんだ」などというずいぶんとふてぶてしい文句を口にしてみたりすることができる?  わけです。 但し、そういう認識は良くないと私は思いますけれどもね。

   フリーダムアーキテクツデザイン(株)は、たまに店舗などの内装工事の設計やリフォームの設計もやるようですが、大部分は在来木造による戸建専用住宅もしくは戸建店舗併用住宅です。在来木造の場合、平屋と2階建ては構造計算をやらなくてよいことになっていますが、3階建ては構造計算をやることが法律上、求められています。そうなると、今度は「意匠設計の会社」と「施工会社である工務店」と「お施主さん」の3者だけでなく、「構造屋」「構造計算をする業者」が加わってくることになります。
   2階建てまでなら構造計算をしなくてよいが、3階建てになると構造計算をしなければならないので、その為、むしろ、3階建ての方がきっちりと構造について考えられている・・ということになれば良いのですが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)が設計したという3階建ての家を見ると、どうも、そうではありません。なんと言いましょうか、「ほとんどビョーキ」みたいな発想というのか、なんでこんなことするかなあ~あ・・・・・という設計の家が少なくありません。《「ほとんどビョーキ」みたいな家》、《「なんでこんなことするかなあ~あ」という家》と「独創的な家」は違うと思うのです。まず、「構造に問題がある家」≒「独創的なデザインの家」なのか、「構造に問題がある家」≠「独創的なデザインの家」なのか、というと、結論として後者です。前者ではありません。ところが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の自称「設計士(さま)」はそれをまったく理解できていない。 但し、かつて、(株)一条工務店は「間違いのない家づくり」を「売り」にしていたけれども、「間違いのない家づくり」が「もっさりした面白味のない家づくり」「いかにも田舎臭い都会の人間には魅力を感じられない家づくり」であったケースがけっこうありました。ですから、「間違いのない家づくり」が「魅力のない家づくり」「ぶっさいくな家づくり」「じじむさい家づくり」ではないはずですが、そうであるかのような家づくりをしていた会社もまったくないわけではありません。

    私は、小学校の4年5年くらいの頃、電車が好きでした。まだ、山陽新幹線が開通していない時期、大阪駅から出る山陽線・山陰線・北陸線の特急・急行が大好きでした。新幹線は、その頃、東海道新幹線の「ひかり」「こだま」はどれもデザインも色も一緒でしたのであまりおもしろくなかった。それで、もし、自分が特急・急行のデザインをするとすれば・・・と思って、紙に電車の形状を書いて色鉛筆で色を塗ってみたりとかしたことがありました。でも、それは、あくまで、こういうデザインにするとかっこいいのではないか、こういう形状でこういう色彩にすると魅力的じゃないかというだけを考えたもので、スピードを出しやすくするにはその形状が向いているのか、騒音を防止するにはその形状が向いているのか、運転席から見やすいようにするには運転席はその位置で良いのかとか、そういったことを考える能力があったわけではないので、あくまで、小学生の鉄道ファンとして電車のデザインを書いていただけです。
    私は、大学を卒業して最初に住宅建築業の会社に入社した時点では、卒業した大学は商学部でしたし、もともと、建築業界に入ろうと思ってきたわけでもなかったので、建築・住宅について、その時点では特に知識があったわけでもなく、それから一生懸命学習してきた者です。小堀住研(株)に入社1年目、私が担当のお客様で比較的高額物件を建てていただいた方の図面を設計課長の I さんが書いてくれたものを見た時、よくこれだけのものを作ると感心したものです。その時の図面はよくできていたと今でも思います。
   それで、その時の私だって、別に作ろうと思えば作れないということはなかったのです。デザインだけ考えれば良いというのなら。しかし、それではだめなはずです。構造と機能とデザインと3つをともに実現してこそ設計した、プロの設計の仕事をしたと言えるはずで、デザインだけなら誰でもできるのです。ましてや、「箱、はこ、ハコ」なんてアホでもできる。「箱、はこ、ハコ」のデザインだけなら。

   その後、相当勉強しました。 特に、(株)一条工務店は「間違いのない家づくり」というのが「売り」で、建築現場に見込客を案内して、このように施工しています。ここはこうしないといけないのですよといった説明をして、ここで建てた方が良い、ここで建てないといけないという気持ちになっていただいて契約いただくという方法をとっていたので、たとえば、杉山英男『デザイナーのための木構造』(彰国社)などを何度も読み返し、自社の構造段階の建築現場、同業他社の構造段階の建築現場を見に行き、どこが良いどこが悪いというのを学び考えてきました。
   又、最初に小堀住研(株)に応募した時、面接で、「うちに来られるのなら、宅建主任の資格を取られるといいと思います」と言われ、入社前から、『宅地建物取引の知識』(住宅新報社)を前から順番に読みだしたのですが、宅地建物取引主任者〔→宅地建物取引士〕の試験はすべての分野を均等に学習するより「法令上の制限」「権利の変動」「宅地建物取引業法」の3分野を集中的に学習した方が通りやすいことから2回目の受験から他のテキストに変えましたが、この『宅地建物取引の知識』(住宅新報社)は、建設業ではなく宅地建物取引業(不動産業)の方の資格の本ではありますが、第1章「土地及び建物」などは、不動産業であれ建設業であれ、一番の基礎とでもいう内容です。そういったもので学習してきたのです。
   小堀住研(株)はもともとは在来木造の会社でしたが、1980年代の後半に私が入社した頃は木質パネル構法の方が主になっており、木質パネル構法はクローズド構法として、建設省(→国土交通省)に「システム認定」を受けた業者だけが建てることができる構法であり、システム認定の過程において耐力壁の配置などは相当に厳しく規定されており、それを図面として書いてきたこと、次いで勤めた(株)一条工務店は、在来木造であるが、自社で耐力壁の配置や柱の配置などについて基準を設け、その基準を守って作っているというのを「売り」にしている会社でしたので、そういった基準を学び、設計をするようになりました。杉山英男『デザイナーのための木構造』などを学んだ上で、そういった基準を踏まえて設計してこそ、設計したと言えるはずなのです。そういった本も読まず、でまかせで図面を書いていたのでは、先に述べた小学生の時の私が電車のデザインを書いていた時と変わらない。

   「設計」を名のった人間というのは、そういうものを学び、構造と機能を踏まえた上でデザインの優れたものを図面にする能力がある人間だ、と思っていませんか? そういう人もいるのかもしれませんが、そうでない人もいます。小堀住研(株)に入社1年目、千葉県松戸市の展示場にいた時のこと、「名刺は帰りに渡すものではなく、来場客が来られて最初に渡すものです」と教えられて、そのように実行しようとある来場客の男性に框を上がられてすぐに名刺を出して「よろしくお願いします。○○です」と言ったところ、「要らんよ!」と言われ、さらに「営業と口きく必要はない!」と言われたことがありました。「営業と口きく必要はない」のならいったい誰と口きくのだろうな・・と今は思いますが。(2011年、新華ハウジング(有)にいた自称「工事責任者」で自称「元大工」の「ブタクサA」(仮名)(男。当時、30代)は「ぼく、営業やったことないですけど、営業で~きますも~ん」となんとも厚かましいふてぶてしい文句を何度も大きな声でヌケヌケブタブタ言いまくってきたのですが、営業というのは、こういった嫌な経験もそれなりに積んで営業になるのであって、そういった経験も経ずに「ぼく、営業やったことないですけど、営業で~きますも~ん」と叫ぶ男というのは、なんと言いましょうか、アホがめでたいのお、とでも言うしかありません。)
   住宅展示場に行って、勝手に框を上がった上で、営業が名刺を出して挨拶しているのに、「要らんよ」だの「営業と口きく必要ない!」だのと言う人というのは、その人はいったい何をしに来たのかということになるのですが、ひとつには、営業というのは人を騙す人間だというような観念を持っている人がいて、一方、職人は正直だ、職人は嘘つかないとか、設計士さんは真面目で優秀とか、なんかそういうアホなことを思っている人がいるわけです。「営業と口きく必要はない」て、それなら、いったい誰と口きくのか? と思うと、「設計士さん」とかいうのと口ききたいという人というのがたまにいます。「設計」という肩書の人間は真面目で優秀で、営業という肩書の人間は人をだまそうと常に考えている悪党だと、どこからそんな発想が出てくるのかと思うのですが、そういう思想・観念を持っている方というのがいます。違いますけどね。『味いちもんめ』という板前を描いた漫画で、新宿の割烹「藤村」の花板の熊野さんが、「職業に貴賤はないというのは真実や。それぞれの職業の中に貴賤がある。どんな職業でも、真面目に尊敬できる勤め方をする者もおれば、卑しい軽蔑すべき勤め方をする者もおる」と語る場面がありましたが、実際、どの職種の人間だから真面目とか不真面目とかいうことはありません。だいたい、昔から、大工についてのけなし言葉がいくつかあったのですが、「口大工(くちだいく)」というのは、大工というのは普通は腕で仕事をするもののはずですが、腕で仕事をせずに口で仕事をする大工のことを「口大工(くちだいく)」と言ったわけです。新華ハウジング(有)〔千葉市〕にいた「ブタクサA」(仮名)なんかそれじゃないかという感じがします。我が家の補修工事をした時にリフォーム屋がつれてきたじいさんなんかもそんなところがあって、、あんまり良くない大工をつれてきやがったなと思いました。私が営業担当やったお客様で、ある事を設計がやったと思って喜んでいた人もいたのですが、それ、考えたのは私で、私が設計に教えたものだ・・ということだってあったのです。
   それで。 フリーダムアーキテクツデザイン(株)の「営業兼設計」、自称「設計士(さま)」とかいうヤツですが、私も最初は、曲がりなりにも「設計」を名のっているのなら、杉山英男『デザイナーのための木構造』か、それでなくともそれに該当するような本くらい読んで、構造について学んできた者ではないのか、そうでなければ「設計」と言うに値しないと思っていたのですが、値しない人が多いようです。
   住宅展示場に勤めると、入って来て、営業担当に、いきなり、「営業と口きく必要はない」とか言い出すのに、「設計」と書いた名刺を持っている人間には、それだけでありがたがるおっさんというのと出くわしたりもします。名刺に「設計」と書きさえすれば、それだけで、カネさえあればバカでも入れる私立五流大学の建築学科でただけのヤツが優秀な図面を作れるのなら、まあ、なんとも楽なものですが、むしろ、「名刺は、後で渡すのではなく、展示場に来場した時に渡す」と言われて、渡そうとすると「要らんよ」と言われ、「営業と口きく必要はない」などと「口きく必要はない」にもかかわらず口きかれたり、という経験を積んだ人間の方が、真面目に住宅建築に取り組めるのではないかという気が私はしています。NHKのテレビ番組「プロジェクトX」で、ヤマト運輸が宅急便を始めたばかりの頃、なかなか頼んでもらえなくて、郵便局の前まで言って、小包を出そうとしているおばあちゃんに、「おばあちゃん、その荷物、私に運ばせてもらえませんか」と言ってみたところ、「これはね。孫に送る大事な荷物なんです。これは大事な物だから、だから、あなたには頼めません」とそう言われた、と番組に出ていたセールスドライバーはその時の情けない気持ちを思い出して涙を流していたが、そういった経験をした人間と「設計士(さま)」ぶってそういう経験をしない人間とでは、「設計士(さま)」の方がいい仕事をするかというと、私は違うように思います。実力もないのに「設計士(さま)」などと名のってやろうとか、「設計士(さま)」と名のれば「ひとは言うことをきく」とか、「いっきゅうけんちくしい」とか「建築家」とか言えば「人は言うことをきく」とかしょーもないこと思っているヤツ、「ヒゲはやせば建築家」とか思っているヤツ(「ヒゲはやせばラーメン屋」みたいな)なんて、まったくつくづくくっだらねえ・・と私は思いますが。

   『宅地建物取引の知識』(住宅新報社)は、毎年、改訂されますが、私が宅建主任を受験しようと考えた1980年代後半と比べて、用途地域は途中で大きく変更されており、そのあたりは変わっているとしても、第1章「土地及び建物」などは、そう変わらないかと思って、2015年版(平成27年版)を購入して見てみましたら、ずいぶん変わっています。この不動産取引研究会編著『宅地建物取引の知識 平成27年版(2015年版)』(2015年版 2015.3.6. 住宅新報社)の「土地及び建物」の箇所は、いわば、基礎ともいうべき内容ですので、少し引用してみます。
≪ 木造建物を耐震・耐風的な構造とするためには、まず、建物形態をできるだけ単純なものとし、基礎は地盤の不動沈下に対して変形破壊しないよう鉄筋コンクリート基礎とする。 基礎と上部構造は、土台を介してアンカーボルトで堅固に接合する。 柱はなるべく均等に設け、上下階の柱はなるべく同じ位置とし、軸組の要所(建物の隅角部等)には、筋かい等を組み入れた耐力壁を均等に設ける。 また、小屋組、床組の要所(建物の隅角部等)には、火打材、水平トラス、小屋筋かい等も設けることが肝要である。 ・・・≫
   これは、ものすごい特別の理論とかではなく、基礎、初歩、入門とでもいうものです。それをフリーダムアーキテクツデザイン(株)の自称「設計士(さま)」は理解できていないのです。「設計士(さま)」とかいうヤツは。

   特に、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の自称「設計士(さま)」とやらが理解できていない点を列挙しましょう。
1. 建物形態をできるだけ単純なものとする。
2. 柱はなるべく均等に設け、上下階の柱はなるべく同じ位置とする。
3. 軸組の要所(建物の隅角部等)には、筋かい等を組み入れた耐力壁を均等に設ける。
   これは、建築屋の常識です。

   但し、これをとことん徹底していくと、1の建物形態という点では、サイコロのような立方体で窓も何もない建物が一番強いことになりますが、それでは住めないし、構造と外観デザインとどちらがより大事かと言えば構造の方としても、あくまで「どちらがより大事か」と言えば、「究極的には」構造の方が大事であろうということで、実際には、構造と機能とデザイン(意匠)の3つをともに実現してこそ建築であり住宅ですので、構造ばかりを重視して、機能とデザインを完全に無視するわけにもいきません。

   通し柱は多い方がいいのかというと、必ずしも多い方がいいとは限りません。もし、あまりにも通し柱の本数を多くすると、建物の中央部にまで通し柱が入ることになり、四方から梁が突き刺さる状態になった通し柱というのは、「行灯(あんどん)ざし」と言って、通し柱といえども、梁が刺さっていない状態で見ると、つながっている部分はほんのわずかで、そんな通し柱が強いかというとそうではないからです。しかし、上の階の柱と下の階の柱の位置が一致している箇所が多いか少ないかというと、一致している箇所が多い方が間違いなく強い。 もし、上階に柱がある真下に下階で柱を設けることができない場合は、できれば比較的近い位置に下階にも柱を設けた方がよい。住宅建築業の会社では、上階に柱がある場合、下階にはそれからどの範囲に柱を設けるかという点の基準が会社によって異なるようです。強度だけを言えば、上階の柱の真下の下階にも柱があるのが構造上は好ましく、無理ならできるだけ近い位置に下階にも柱があった方が良いのです。(株)一条工務店にいた時、「住友林業では上の階に柱がある場合、下の階にはそこから6尺(1920mm)以内に柱がないといけないというようにしていますが、一条工務店では、6尺以内ではなく3尺(910mm)以内に柱がないといけないというようにしています」と言っていたのです。上階の柱の真下には下階にも柱はあった方が構造上はよく、その割合(上階に柱がある場所の真下の下階にある柱の本数/上階の柱の本数)を、(株)一条工務店では30%以上と決めていました。私が図面を作る時もその基準を守って作成してきました。30%以上、下階にも柱があるように設計することはできるかというと、できます。もし、その基準を守ったならば「ものすごく使いにくい家」「ものすごく不細工な家」しかできないかというと、そんなことはありません。機能上もデザイン(意匠)の上でも、決して悪くない家ができます。枠組壁構法(ツーバイフォー構法)では、上階の壁の位置と下階の壁の位置をほとんど一致させないと作ることはできませんが、地震にあった際には、上の階の耐力壁のラインと下の階の耐力壁のラインがほとんど一致していることから、枠組壁構法(ツーバイフォー構法)の家では倒壊した家は少ないということがあるのです。

   耐力壁はどこに設けてもよいというものではなく、隅角部にはできるだけ「L型」に入れる。 「L型」に入れることができないなら、せめて、「 I 型」に入れるできる限り、「柱の1本立ち」は避ける。建物には、その建物の重さの中心である「重心」と、強さ・堅固さの中心である「剛心」があり、この2つが完全に一致した建物は強いが、実際には完全にぴったりと一致させるというのは難しい。しかし、できるだけ一致するようにした方が構造上は好ましい。もし、重心と剛心が離れているならば、地震などの時、剛心の周りを重心が回転するような動きをすることになる。そして、その際に最も強い力が加わるのは、剛心から遠い位置。即ち、建物の隅角部である。だから、建物の隅角部には特に耐力壁を入れるように配慮する必要がある。

  これは、私が発見した理論とかではありません。 建築の構造の本を見れば、たいていの本に書かれている内容ですから。 ところが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の自称「設計士(さま)」とやらの若造はわかっていないのです。この建築の構造の基礎、入門、初歩が。ドイツもこいつもフランスも。
   機能(使い勝手)かデザイン(意匠)の上から、これらの基準をあえて崩したいということが、もし、あったなら、その時は、その部分において、あえてこの構造上の条件を崩しても大丈夫か。あえて構造上の理論に反することをその部分でやっても、それでも十分に強度のある建物を作ることはできるか。その為にはどういうことをする必要があるのか。そういうことを十分に考えてやらないといけません。
  1980年代後半に、小堀住研(株)に入社し、千葉県松戸市の松戸展示場に配属された時、松戸展示場の建物は「新桂 和のかたち」という完全自由設計の高級志向タイプの建物で、現代和風の外観の2階建てのものでしたが、2階に1箇所、コーナー部分にL型の出窓を設け、その部分には柱も壁もないというところがありました。入社したてで建築についてわかっていなかった当時の私は、営業課長のUさんに、あれは構造上、大丈夫なのですかと質問しました。(株)一条工務店の営業本部長のA野T夫さんは質問すると怒る人でしたが、Uさんは質問すると喜んで答えてくれる人でした。在来木造や軽量鉄骨軸組構法の会社、たとえば、同じ松戸の総合住宅展示場に出展していた軽量鉄骨軸組構法のパナホームの建物で、コーナー部分に同じような出窓を設けた箇所がありましたが、柱は立っていました。それに対し、小堀住研の建物では、2階のその部分には柱もなかった。これは、小堀住研(株)の木質パネル構法というのは、木質パネルという「壁」で支える構法であって、柱で支える構法ではないので、その部分に木質パネルを入れない以上は木質パネルと木質パネルを接合するためだけの機能である「接合柱」は必要ない。そして、隅角部に耐力壁を入れた方が強いか入れない方が強いかというと耐力壁を入れた方が入れない場合より強いのですが、そういったことも計算した上で、十分な壁倍率を確保できるように木質パネルを配置すれば、コーナー部の両側3尺を耐力壁なしで作ることは安全基準を確保した上でできるということでした。但し、これは、2階建ての建物の2階、もしくは、上に2階が載っていない1階の部分で、かつ、屋根材は彩色スレートもしくは金属系の屋根材の場合に限る、瓦を屋根材に使用する場合は不可。そういった基準を設けた上で、隅角部に耐力壁をあえて入れないという判断は一つの判断としてありでしょう。しかし、そういったことをまったく考えないでやったのでは、そのデザイン(意匠)がかっこいいか否かにかかわらず、「しろうとの仕事」ということになるでしょう。小学生の時の電車好きだった私が、電車の機能なんか知らずに電車の絵を描いていたのと変わりません・・・・が、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の自称「設計士(さま)」とやらには、その「プロの仕事とはいえない」設計をするヤツがけっこういたのです。 

   『宅地建物取引の知識』は宅地建物取引士を受験する人、宅地建物取引業に従事する人向けのハンドブックのような本であり、基本的には建設業対象ではなく不動産業対象ですが、第1章「土地及び建物」の「建物」のところは、建物の構造についての基礎とも言うべき内容が書かれており、建築屋の仕事に従事する人間は理解・認識しておくべきものです。
   ところが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の自称「設計士(さま)」とやらはわかっていない。 千葉市で建てられた某様宅では、お施主様は担当設計については高く評価されていたし、建物の全体の構成については良く配慮できている所もありましたが、大工が「靴の収納棚が気になっていたんだ」と言うので見たら、やはり、棚の中央部が下がっていたのです。普通なら、途中に縦の支えを入れるところをいれずに、横になが~い板だけを取り付けているのですから、真ん中が下がるのは最初からわかっていることです。そういうの、かっこいいと思いますか? 普通、こんなことせんぞということをやるのが「独創的なデザイン」「世界でただひとつの家」かというと、それは違うと思います。構造の理論を守った上で、その上で、独創的なデザインで機能も優れたものを作ろうとするのがプロの設計というものだと思いますよ。

    竣工して1年経ったばかりの東京都狛江市の某様宅で、2階の床のある箇所が少し下がっていました。実際には、建物というのは、完全に垂直・平行にできていないケースはけっこうあります。住んである程度以上経ったなら、「こんなもんか」みたいに思ってそのまま住んでいることが少なくないでしょう。但し、建築屋は、できるだけ、建物がいがんでこないように努力をするべきです。
    2011年の福島第一原発の事故の後、「ただちに問題となるレベルではない」という文句をテレビやラジオなどで頻繁に聞かされ、うんざりしましたが、狛江市の某様宅は、実際問題として「ただちに問題となるレベルではない」ものだったと思います。しかし、なぜ、そのお施主様が気づかれたかというと、普通の建築会社なら、床と壁の取り合いの部分の壁側には「巾木」という木、もしくは、比較的低価格の建物なら「ソフト巾木」といって塩化ビニルのもので、5~6cm程度のものを取り付けます。ところが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の自称「設計士(さま)」は「見切り」という2cmもないような樹脂を巾木だと称して取りつけるのです。大工で、「巾木を入れてくれないかなあ」と言う人がありましたが、その人は良心的だと思います。
   5~6cm程度の巾木と床の間に隙間が出ても目立たないのです。ところが、もともと構造が強くない建物であるにもかかわらず、壁と床の取り合い部分の壁側に2cmもないような「見切り」を入れるから、床と壁の間に隙間ができた時に目立つ。それより、まず、「見切り」と「巾木」は本来違うのです。床と壁の取り合いの部分で、巾木は壁の一番下の部分で床に接合して取り付けますが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の「見切り」は壁材の一番下にくっついている。本来、巾木は床材の方にくっついていて、壁材は巾木の後ろに入り込んでいるので、その部分で、壁材が床から少しくらい離れたとしても、巾木の後ろの位置で壁材が巾木の後ろに入り込んでいる量が少なくなるだけで、隙間は空かないのですが、単に壁材の一番下にくっついているだけの「見切り」を巾木だと強弁するので、「見切り」は壁とともに移動して隙間が空くのです。巾木が何かわかってない人間がやった愚行です。なぜ、そんな「見切り」をつけるのか。(株)一条工務店は、巾木に「ソロモンマホガニー」(マトア)を使っているとそれを「売り」にしていましたが、もっと安い木でもいいし、「ソフト巾木」でもいいから、「見切り」ではなく巾木と言うに値する巾木を入れておけば目立たない、というか、わからないのに・・・「アホやな」て感じがします。


   私はリフォーム屋にも仲介をする売買の不動産屋にも勤めたことがありますので、床がはっきりと傾いている家も、はっきりと傾いている建物も見たことがあります。狛江市の某様宅はそこまでのものではありません。よく目を凝らして見ればたしかに・・という程度です。お施主様もそれはわかっておられるのですが、将来のことを考えて、このままで良いのかなんらかの対策をとるべきなのかということを考えられたようです。
   それほど大きなものではないといっても、やっぱり、2階の床がある部分で下がっているのは確かなのです。それで、どこが下がっているかを見ると、どうも2階に柱があって、その下の1階に柱がない。なおかつ、2階のその場所には柱があるだけでなく、2階の上のロフトに上がるための階段の下部がとりついている。上の階に柱と階段の下部がついていて、その下に柱がない。どうも、それが影響しているのではないかと思われました。
    但し、その柱の下の梁は相当に長い距離を飛ばしていたかというとそうでもなく、それほど長い梁でもなかった。 ですから、「施工ミス」とか「設計ミス」と言うまでのものではない、のではないかと思いました。 しかし、2階に柱があって、なおかつ、2階からその上のロフト3階への階段の下部がとりついているのですよね。 その真下には、できるだけ、1階にも柱を建てておくべきでしたね。 1階にも柱を建てておけば、そこでは2階の床が下がるということにはならなかった可能性が高い。
    私が設計担当なら、その2階に柱があって階段の下部もとりついているという所の真下には、1階にも柱を入れます。1階のその場所に柱を入れておけば、それですむことなんです。なぜ、入れないのか? 結論を言うと、「アホやから」でしょう。

    法隆寺宮大工棟梁の西岡常一さんの『木に学べ』(1988.3.1.小学館)には、≪ ・・・建築物は構造が主体です。何百年、何千年の風雪に耐えなならん。 それが構造をだんだん忘れて、装飾的になってきた。 一番悪いのは日光の東照宮です。装飾のかたまり。あんなんは建築やあらしまへん。工芸品です。人間でいうたら古代建築は相撲の横綱で、日光は芸者さんです。細い体にベラベラかんざしつけて、打ち掛けつけて、ぽっくりはいて、押したらこけるという、それが日光です。・・・・ ≫と出ている。
    狛江市の某様宅では、2階に柱があって2階から上のロフト3階への階段の下部が2階にとりついている部分の真下の1階に、1階にも柱を立てようと思えば立てられるのに立てていなかった。そこに柱を立てておけば頑丈になるのに、あえて立てない、それが「世界でただ一つの家」か。それが「フリーダム」な「デザイン」か。そのあたりの発想が本来的でないと私は思うのです。
   「建築は構造が主体です」と西岡常一棟梁が言われていたように、建築の美しさというのは、体を鍛えた運動選手の肉体美のようなものであるべきです。その上で、装飾をいくらか取り付けても悪いということはありませんが、他のものと違って、「建築の美しさ」は、基本的には構造の美しさであるべきです。テレビのバラエティー番組で、お笑い芸人と幕内の力士が土俵で対戦とかいうような企画があって見ると、幕内力士と単なるお笑い芸人との体格の違いが明らかであるのがわかり、体を鍛えた運動選手の身体というのは立派なものだと感心します。建築の美しさというのは、基本的にはそういうものであるべきで、「本来、そこに柱を入れておけば頑丈になるのにあえて入れない美しさ。それでも、建築基準法違反ではないからうちは悪くない」なんて、そんな「美しさ」は、たとえそれが美しかったとしても、「建築の美しさ」としては邪道です。

   狛江市の某様宅で2階の床が少し下がってきていたことについて、私は「下の1階にも柱を入れておけばそれでいいことなのに、どうして入れないのでしょうね。図面を見ると、真下の1階に柱を入れようとして入れられない状況ではないのに」と言ったのです。すると、アフター課のY本D輔(男。20代前半)が生意気にこういう口をきいたのです。「構造専門の設計事務所が計算していますから、絶対に構造に問題はありません」と。それで、私は教えてあげたのです。「構造専門の設計事務所というのは、要するに、建築基準法・建築基準法施行令・建築基準法施工規則といったものをクリアできるかどうかを計算する会社のことですね。そういう会社の人というのは、あくまで、法律をクリアできるかどうかを計算している計算屋さんで、法律を守れているとしても、その上で、構造上、問題が出ないかということは考えていませんよね」と。
   そうすると、素直さがないY本D輔はこう言ったのです。「そうでなければ、プレカット工場が見ていますから。もし、構造に問題があれば、プレカット工場が言いますから。構造に問題があるなんてことは、絶対に言ってはいけませんからねえ。いいですか。完全に問題があると証明できるのでない限り、構造が悪いなどということは口に出してはいけませんからねえ」と。こいつ、絶対、アホや、と思いました。
  それで、教えてあげたのです。「プレカット工場というのは、一般に、建築の構造についてわかる人というのはいませんよ。もし、いたとすると、そのプレカット工場にたまたまそういう人がいたということであって、普通は構造についてよくわかっている人はプレカット工場にはいませんよ」と。そのプレカット工場によってもいくらか違いはあるとしても、フリーダムアーキテクツデザイン(株)が頼んでいるプレカット工場とは別のプレカット工場であっても、実際にプレカット工場という所に勤めて自分自身がそこで作業をしたこともある私が教えてあげたのです。ところが、素直さのないY本D輔はそれでもきかないのです。
   もう1回、前回に引用した野球中継での板東英二の言葉を引用しましょう。「最近、『野球は頭でやるもんや』とかそういうことを言い過ぎですよ。だいたい、そんなもん、野球みたいなもん、やってる人間が頭つかうのん、得意なわけないでしょうが。頭つかうのん、嫌いやから野球やっとんねんがな。頭つかうのん、得意やったら野球なんかやらんともっと他の仕事やってるわ」と。もしも、建築の構造について、「設計」とか「設計事務所」とか「大工」とか、あるいは、市役所の建築指導課とかそういう職種の人間よりもよくわかっている人間なら、「プレカット工場なんか勤めんと、もっと、他の仕事やってるわ」と、そう思いませんか? この言い方ではプレカット工場に勤めている人をバカにしているかのように聞こえてしまうかもしれないけれども、しかし、そうでしょ。

   そして、アフター課のY本は、普段、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の「設計兼営業」が、業者に対してどういう態度をとっているか、わかっているはずなのに、なぜ、このような発言をするのか。東京都大田区で建てた某様宅で、隣家との間がたいして空いていないにもかかわらず、小石を盛ってそれを単なる板で土留めをしていたお宅があり、そんな土留めでは簡単に壊れるし腐るし、そもそも、土留めをしなければならないほど小石を盛る必要なんかないのに、なぜ、そんなおかしなことをするのかと思い、その「土留め」がはずれたのを直してほしいと施主様が言われた際に、施工した業者の担当者に「あれは、どうしてああいうやり方をしたのですか」と、別にその業者を責めるとかではなく、どういう経緯でそういう通常でないことをやったのかと尋ねたところ、その施工会社の担当者は「『どうして』て、フリーダムさんがそうしろと言ったんじゃないですか」と、そう答えたのです。 普通、業者なら、設計担当なり、元請け会社の担当なりが、こうしてくださいと言っても、そのやり方では問題がでると思ったなら、その方法ではこういう問題がでますよ、むしろ、こうした方がいいのと違いますかと言うものです。ところが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)の自称「設計士(さま)」というのは、業者・職人が「このやり方では問題がでるよ」と言ってもきかないのです。なにしろ、「設計士(さま)」ですから。だから、言わなくなるのです。ですから、プレカット工場に、もしも、建築の構造についてわかっている人がいたとしても、言わないと思いますよ。言ってもきかないし、「設計士(さま)」の言うことには何でも従えというような態度を青二才がとっているのですから。

    アフター課のY本は、本当に勉強してないなあと思いました。 この場合、「勉強してない」というのは、東大京大に合格するような内容の勉強をしているとかいないとかいう話ではなく、あくまで、建築について勉強していないという意味です。Y本は、上に述べた『宅地建物取引の知識』に書かれているような内容、あるいは、杉山英男『デザイナーのための木構造』などに書かれているような内容を、「絶対にそうだと証明できるのでなければ、構造が良くないとかは一言でも口にしてはいけませんからねえ」と言うのです。アホです。この男は。建築専門学校というのは、要するに学費だけとって何も教えてないのと違いますか。
    まず、軸組構法の木造というものは、こういうように建てるべきだ、こういうことをすると問題がでますよ、と言われているものがあるわけです。基本的にはそれは守るべきですが、機能(使い勝手)の上からか、デザイン(意匠)の上からか、あえてその基本を崩したい事情があるならそれを補うことができるか考えないといけません。 それに対し、Y本の場合はそうではなく、杉山英男『デザイナーのための木構造』などに述べられているような、こういうことをすると問題がでますよ、と建築の構造について学んできた人、研究してきた人が述べているような内容を、「絶対にそうだと証明できるのでなければ、一言でも言ってはいけませんよ」と主張するのです。  こういう態度では欠陥住宅ができます。できています。

   杉山英男『デザイナーのための木構造』(彰国社)の書名は、木質構造の建物を設計する「デザイナー」「意匠面を重視する設計者」は、構造についてこの本に述べられている内容くらいは理解・認識した上で設計してもらいたい、構造を踏まえてデザインしてこそ設計してこそプロであり、構造を無視してデザインだけやっているなら、それはプロの設計者・デザイナーとは言えませんよ、という趣旨でつけられた書名のはずである。 この趣旨から考えて、プロの設計者・デザイナーと言えない人間がフリーダムアーキテクツデザイン(株)http://www.freedom.co.jp/ の自称「設計士(さま)」とやらなどには少なくない。
   (2016.7.11.)

☆ 機械プレカット工場は信用できるか+プレカット工場を異常に信用する男
1.ホゾ穴のない土台 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_7.html
2.真っ二つに割れた梁http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_8.html
3.溝なしタイヤのフォークリフトにISO http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_9.html
4.工場見学会の弊害 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_10.html
5.「スト破り」外国人労働者 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_6.html
6.「打撃音から梁の強度を検査する機械」は有効か? http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_11.html
7.移動式棚より地べたを買った方が・・http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_12.html
8.工場に来てキャッチボールする「東京大学」学生と新人類教員 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_13.html

9.プレカット工場が大丈夫ですと言えば、逆向きの筋交いでも大丈夫か? http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_14.html
10.在来木造の構造の基本を崩すことに理由を求めず、構造の基本について「絶対の証拠」を求める男 〔今回〕  

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック