非常停止装置が働かない移動式棚。移動式棚と地面はどちらが効率的?他社には塩害を言い自社工場は海のそば

[第432回]木造建築に際し、機械プレカットとプレカット工場は信用できるか[7]
〔 機械プレカットは信用できるか、及び、プレカット工場を異常に信用する男、2例[7]  【1】 機械プレカットとプレカット工場の長所と問題点 〕
(シ)  イナカモンの喜ぶ近代化工場。 移動式収納棚を買うのと「地べた」を買うのはどちらが効率的か。 雪と坂とカーブが多い、冬は寒くて雪が積もって凍る、夏はとことん暑い土地の工場は効率的なのか。
   (株)一条工務店に入社した1992年、静岡県浜松市倉松町の浜松工場を見学させてもらった時、住宅設備機器を収納した倉庫に、移動式の棚があるのを見ました。 これは、浜松工場だけでなく、栃木県の工場でも、山梨県上野原市の「西東京工場」にも設置されました。 ボタンを押すと棚が移動して、出し入れしたい物が収納されている場所に通路が開き、他の場所は通路がなくなるようになるというものです。 最初に見せられると、これも、「梁の木口面をコンと叩くことで音の伝わり方から梁の強度を調べるという検査機械」と一緒で、おお、すごい! とか思ってしまいます。 でも、すごくないんですよ、実際は。
   どこがすごくないか、説明しましょう。 簡単なことです。 家庭用の本棚で、前後に二段の棚があって、前の棚がスライドして移動する本棚てありますでしょ。 これは便利そうだと私はカタログで見た時に思ったのです。それを1つ、家具店で購入して使いました。 実際に使ってみると、あんまり、便利じゃないのです。後ろの書棚に入れるものは、前の棚に引っかからないように奥行が長くないものしか入れられません。 あの本はどこに入れただろうかと捜す時、後ろの棚は見にくいし、実際、いちいちスライドさせるというのは、やってみるとけっこうめんどうで、まったくだめということではないとしても、自分が使用する前に思ったほど便利ではありません。 それと似たところがあります。

   栃木県地域の営業所長だった○○嵐さんが、栃木工場で、比較的新しく入社した人向けに、このボタンを押すと移動する棚が、もしも、通路に人がいる時に、他の人間が別の所の物を出し入れしたいと思ってボタンを押したなら、そこに人がいるか物が置かれているということを機械が自動で感知して移動をストップするようになっているというのを、実際に自分が間の場所に入って実演して見せてくれたことがありました。 その時点では私はこの会社では「ベテラン」の方に入っていたので、すでに、この機会にそういう機能があることを知っていましたが、○○嵐さんは、私などではなく、もっと社歴が新しい人向けに説明したのものです。
   しかし、これも問題点があります。私は、実際に、山梨県上野原市の「西東京工場」で、自分が通路の中に入っている時に、他の人に移動するスイッチを押されてしまったこともあり、他の人が中にいる時に移動するスイッチを押してしまったこともあるのですが、間に人がいるとそれを感知して自動で止まるというのは、あくまでもそういう機能もあるということであって、常に絶対に間違いなくすぐに止まるというわけではないのです。私の方が押してしまった時は、「お~い」と言われてあわててスイッチを押して止めましたが、自動で感知して止まるなどと思い込んでいたら決してそうではありません。 あくまで、「念のため」に「止まることもある」という機能がついているだけです。私が中にいる時にボタンを押された時は、怖かった。近くの棚の上に飛び乗って挟み込まれないようにした上で、「ここにいますよお」と叫んだけれども、自動で感知して止まるというお話は、あくまでも「止まる時もある」という程度のものでしかないのです。 赤外線なのか、何箇所かで光が通るようになっていて、それを遮ると停止するようにできているらしいのですが、その光が通っている所とそうでない所があり、光が通っていない場所の方が広く、作業をしている人、作業中の物が常に光を遮る場所にあるとは限らないのです。 工場見学会で足などを出して停止する所を実演して見せる人がいたようですが、それは、大道芸のように、この場所に体をかざせば感知するという場所をあらかじめ把握しておいて、その場所に手なり足なりをかざしているだけのことで、実際に作業をする際には、ちょうど感知する所に常にいるわけにはいきません。ちょうど感知する場所にいるようにしていたのでは仕事にならないのです・・ということは、その非常停止装置は実際には「ないよりはましかも」という程度のものでしかないことになり、たとえ、人がいるのを知らずに移動スイッチを押しても止まるはずだからと思っているとかえって危ない。 

   そして、もしも、家庭でこういう収納があったなら、何人もで同時に使うということはそれほど多くないと思いますが、(株)一条工務店・日本産業(株)の工場の倉庫では、2人以上が同時に物を入れたり出したりしたいという時はけっこうあるのです。 それが同じ通路に面した所にあるものならまだいいのですが、異なる通路に面した所にある物なら、片方の人間が出し入れするのを次の人間は待っていなければならないことになってしまうのです。

   結論を言いますと、この「移動することで、移動式でない場合よりも多くのものを収納できる移動式の棚」は、決して安くないと思うのですが、 「これを買うのに費用を出すくらいなら、そのお金で地べたを買った方がよい」という場合が多いと思われます。 「移動することで、そうでない場合よりも多くの物を収納できる棚」というのは、東京都内の町工場の倉庫などで、敷地が広くなく、収納場所に困っているが、隣地を購入したいと思っても隣は売ってくれないし、新しく別の場所で広い土地を買って工場と倉庫を作り直すというのも簡単ではない、というようなそういうケースにおいては、今までの倉庫の土地で、今までよりも多くの物を収納できますよ、という性質の装置なのです。
   ですから、浜松市でも浜松駅の前とかでない海べりのバイパス沿いで周りにはラブホテルと西瓜畑しかないような場所とか山梨県上野原市の工業団地とか栃木県下野市の工業団地とか、そういった比較的地べたの値段の安い所で新しく工場用地を購入して工場と倉庫を作るという場合であれば、そんな東京都内の既存の町工場が狭い倉庫をなんとかしようということで取り入れるような移動式の棚なんか買うカネがあったら、そのカネで地べたを買った方がよっぽど効率的なのです。

(↑ (株)一条工務店・日本産業(株) 浜松工場)

(↑ (株)一条工務店・日本産業(株) 栃木工場)

(↑ (株)一条工務店・日本産業(株) 「西東京工場」〔山梨県上野原市〕 )

   (株)一条工務店・日本産業(株)の経営者って、頭よくないなあと思ったのは、浜松でも栃木でも上野原でも、どこでも同じ移動式棚を設置していたのです。 その場所にはこれが必要だから買って設置したというものではないのです。 もしも、東京都内とか大阪市内の街中とかに昔からあった工場で敷地が今となっては狭いが郊外の広い場所に移転するというのはそう簡単ではないというようなケースで、とりあえず、移動式棚で収納量を増やして切り抜けようというのならわかります。 しかし、比較的土地の安い場所で、新しく地べたを買って工場と倉庫を作るのに、何も最初からそういう便利の悪い装置を使用して運営することないはずなのです。

    この移動棚には、様々なものを収納していましたが、住宅設備、洗面台とかキッチン関係とかのものは、2段に収納していたのですが、上の棚に入れたものは、通路からだと見えにくいので、どこにあるか相当苦労して探し回るのです。その為に時間が取られます。 そして、そういう通路でも通れる小型のフォークリフトで上から降ろしたり上に上げたりするのですが、そういうことをするのに手間・労力と時間が取られますし、フォークリフトで上の棚に上げたり降ろしたりすると、その過程で落下させる可能性もあります。落下させると壊れる場合があります。 そういったことでの破損による損失を考えると、移動式収納棚は、初めに見ると、「なんか、すごい!」という感じがしてしまいますが、実際にそれを使って見ると、あまりすごくありません。 また、掃除をしようと思った場合も移動式でないものに比べてやりにくい。 移動式収納棚で、洗面台やキッチン関係のものを2段に収納するくらいなら、1段で二階建てにした方がよっぽどいい、と思うのですが、そういうアタマの働かない人が会社を運営しているのですから、どうしてもそうなるのかもしれません。 会社のためを思って言うと怒られますから、せっかく、私のように、問題点に気づいて、ここはこうした方がよいのと違いますかといった提言のできる人間を採用しても、(株)一条工務店のオーナー経営者にとっては、宝の持ち腐れです。

    地べたの値段の安い所で工場と倉庫の土地を新たに買って建てるのなら、こんなものを設置しなくてもやっていけるはずで、まず、その方が効率的であり、地べたを広く買った方が効率的ということは、従業員の作業効率があがって、その分、人件費を低く抑えることができることになりますから、 「コストと利益を比較考量して」考えるならば、こんな都内の町工場向けみたいな移動式棚を買うより地べたを買った方がいいはずだと私は実際に工場で作業して感じました。
    しかし、それをわからないのか、というと、オーナー経営者は自分は工場でフォークリフトを運転したりしませんからわからないのかもしれませんが、それだけでなく、これは、“イナカモンの発想” ということもあるでしょう。 福島県いわき市に勤務した時、いわき市の北隣が双葉郡で、双葉郡は海沿いには南から広野町・楢葉町・富岡町・大熊町・双葉町・浪江町と並んでおり、その双葉町と大熊町にかけてあった東京電力の福島第一原発が2011年に事故を起こしたのですが、双葉町だったか浪江町だったかで、マンションを新築して販売するということで、広告が出ていたのを見たことがあるのです。 はあ? アホちゃうかあ?!? と私は思ったのです。こんな土地の値段の安い所で、(原発事故さえなければ)自然環境のいい所で、何がうれしゅうてマンションなんてものに住まにゃならんのだあ? アホちゃうかあ? と思ったのです。 東京の街中でマンションに住むのならわかりますよ。 江東区・墨田区・江戸川区といったあたりは、荒川の水面よりも地盤面が低い土地が相当にあるらしく、もしも、荒川が決壊したとするととか考えると、そういう点では条件は良くありませんし、東京では、福島第一原発事故による放射性物質が比較的多く飛散した地域らしいのですが、かつては東京の都心から直線距離では近くても交通の便は良いとは言えなかった場所が、最近では地下鉄が何本も通って、地下鉄の駅から歩いて10分以内とかいうような場所は、ものすごく便利のいい場所に変わりました。 そういう場所にマンションを建ててそういう場所のマンションに住もうというのならわかります。自然環境は「郊外」の方がいいかもしれませんが、通勤に苦労して通うことを考えると、都心から3つか4つほど地下鉄に乗れば、そこはもう我が家のすぐそば、となると、電車を乗り換えて1時間半もかかって通い、戸建住宅に住むよりも、都心のマンションの方がよっぽどいい、という発想はわかります。 しかし、何がうれしゅうて、双葉町とか浪江町とかで、マンションなどというものに住まにゃならんのだあ? アホちゃうか? と思いました。 実際にそこを買って住んだ方には申し訳ないけれども。 ところが、私などは、《都会の生まれで、都会の生まれではあるが「いなか」が嫌いではないという人間》で、原発事故さえなければ、いわき市とか双葉郡とかいうような所は大好きだったのですが、そういう所の生まれの人には、「都会暮らし」にあこがれる人もいて、都会の人間の暮らし方をしたいと思うようになる人もたまにいるらしいのです。 で、マンションなどというものに、地べたの安い土地で、マンション用のビルなんて建てたら建築費の方が地べたの値段よりよっぽど高いのではないかと思われるような場所でマンションに住もうという人がたまにいるらしいのです。 アホちゃうかと思う者がいる一方で、「シティライフ」を楽しんでいる? つもりの方もあるみたいで・・・。 これは、私のような都会生まれの人間にはない発想なのですが、浜松生まれ・浜松育ちの「アタマが浜松」でできている(株)一条工務店・日本産業(株)の経営者にとっては、たとえ、地べたを買った方が安くても、地べたを買った方が、その工場と倉庫は円滑・効率的に運営できるという見通しがあっても、それでも、東京都内の町工場など向けに開発された移動式棚をそこに設置して、動かしてみたい♪ みたいなのです。なんで、そんなバカなことを思うかと私などは思うのですが・・・・、これを言うと怒られるのですが、まあ、イナカモンの発想! ですよ。 イナカモンの経営する会社ですから。福沢諭吉は「いなかもの という言葉には2通りの意味がある。いなか出身という意味の いなかもの は別に悪いことはない。しかし、精神面がイナカモンというのは、これは良くない」と語ったというのですが、(株)一条工務店・日本産業(株)の経営者というのは、精神面がイナカモンなんです。こういうことを言うと怒るのですよ。それがおかしい。せっかくその会社のためになることを言っているのに怒るというのは筋違いもいいところなんです・・・が、それをわからんヤツが経営しているのです。

   工場を設置する場所も、「西東京工場」を、なぜ、山梨県上野原市にしたのか。 そのあたりも、「理由のないことをするな」という指針からするとおかしいのです。 山梨県は冬になると雪が降るのです。 遠州人は雪がうれしいかもしれませんが、山梨県に住むと、雪なんてうれしくないです。 雪が降って積もるくらいなら、東京都でも千葉県でも1年に1回か2回ある年があります。 しかし、山梨県は「1年に1回か2回ある年がある」という程度ではないのです。 毎年、雪は降って、毎年、積もるのです。 いったん、積もったら溶けないのです。東京や大阪で積もった雪はそれが凍ってしまった時、ハンマーで叩けば割れますが、山梨県で凍ったものはハンマーで叩いても割れないのです。 お湯なんてかけたら、かけたものが凍ってしまいます。 朝、雪が降って積もったとします。高速道路を通って東京都内まで行き、夕方に同じ高速道路を通って上野原市まで戻るとします。 東京都でも八王子市とか日野市とかは東京都23区内、山手線内などに比べると寒いと言われますし実際山手線ないなどより寒いと思いますが、それでも、東京都内では、朝、降った雪は夕方になったら溶けているのです。ところが、山梨県内に入ると、朝、降った雪は夕方になったら凍っているのです。 そして、山梨県は、道路に坂が多く、カーブが多い。 雪だけか坂だけならまだいいのですが、雪と坂と両方あるのです。 ということは、トラックは、スタッドレスタイヤが必要になりますし、雪と坂が多いということは、運転を仕事とする人は私なんかよりよっぽど運転がうまいから、たとえ、雪と坂があっても問題なく運転するのかもしれませんが、そうであっても、やっぱり、雪と坂があるということは、それだけ、積荷を破損しやすいということです。 福島県いわき市の営業所に勤務した時、会津若松市で建てたいという方に私が土地を探して契約していただいて建てていただいたということがありましたが、その際、会津地方の喜多方市出身だというその方が言われたのは、もしも、いわき市で建てるのなら坂がある場所でもいいけれども、会津で建てるのなら坂のある山の中腹とかは避けたいと言われたのです。坂だけか雪だけならいいけれども、坂と雪と両方というのは嫌なんです、と。山梨県の工業団地もいくつかあると思うのですが、山梨県は大部分の場所で雪が降り積もり凍りますが、高速道路(中央自動車道)の最寄りのインターチェンジからその工業団地までの間に坂とカーブが多い工業団地と比較的少ない工業団地というのはあるのではないかと思うのです。そういったことを調べた上で、その場所に決めたのかどうか。十分に検討してないのではないか。浜松アタマの人間は、浜松と同じ前提でしか考えていないのではないのか。
   山梨県では、雪が降ると即座に除雪しないと凍ってしまって、いったん、凍ったらそれを除けるのは大変です。だから、工場でこの日は何をやると予定していても、雪が降って積もりだしたら、とるものとりあえず、他のこと後回しにしてでも除雪せざるをえないことになります。 それだけ、条件は悪いのです。 上野原市は東京都・神奈川県・山梨県の3都県の境目付近の山梨県です。 なぜ、そこに工場を作ったのか。 冬、寒いから、その分、夏、涼しければまだいいのですが、夏は夏で暑い。 (株)一条工務店・日本産業(株)の工場は屋外での作業が多く、冷暖房なんか入れて作業するようなことはできません。 夏、暑く、冬、寒くて雪が降って凍る。 そういう場所を選ぶ必要があったのか。 私は、そこに住んでいる人については、山梨県人は嫌いではありません。 工場で作業するのでなければ、山梨県の場所も嫌いではありません。 富士山は、関西人はどちら側からの富士山をよく見るかというと、東海道新幹線で東京まで行き来することが多いので静岡県側からの富士山の方をよく見るかと思いますが、私は、静岡県側から見た富士山が悪いとは言いませんが、山梨県側から見た富士山の方が迫力があって美しいと思います。 山梨県は個人的には嫌いではありませんが、工場を設置する場所として適切かというと、雪が降って凍る、道路に坂とカーブが多い。その工場が冬でもスタッドレスタイヤを必要としない場所にあれば、そこから運んでいく先が寒冷地・積雪地である場合にはスタッドレスタイヤが必要になるが、運んでいく先が温暖地ならスタッドレスタイヤは必要ないことになるが、山梨県の雪は積もるは坂は多いはカーブは多いはという場所に工場と倉庫を作ったのでは、運んでいく先が温暖地であっても、スタッドレスタイヤが必要になります。 夏暑く、冬寒く、屋外での作業が多い工場では、作業員は冬場はそれだけ厚着をすることになって、その分だけ体の動きは悪くなる、作業効率は悪くなるといったことも頭に入れて、工場の場所はそこでいいのか考える必要がありますが、(株)一条工務店・日本産業(株)の経営者はそういったことを考えて決めたか?
    昔の人が「国」の境目を決めた決め方は、本当によく考えているなと感心する時があります。 朝、雪が降った時、高速道路で山梨県から東京の方に向かうと、JRの駅で言うと、山梨県に「上野原」、神奈川県に入って「相模湖」、東京都に入って「高尾」という順になりますが、朝、雪が降った時、夕方に東京都から山梨県に向かうと、旧 武蔵の国では夕方になったら雪は溶けているのに対し、旧甲斐の国では夕方になったら凍っているのです。 そこの山を越えるか超えないかで差が出ているのです。距離としてはわずかなのです。 あえて、凍る側に工場を作る必要があったのか。 1年余り、上野原市で住みました。上野原市の人間は嫌いではありません。上野原の酒饅頭はおいしいです。ハイキングに行くならいい所です。しかし、雪と坂とどちらか片方ならまだしも、両方ある場所で、冬は寒いは夏は暑いはで、その点は、工場の立地としていいかというと、あまり条件は良い方ではないと思いますが、問題は、そういうことを理解し把握した上で、その場所に工場を立てたのか、な~んも考えずに作ったのか。 十分に考えて作ったとは、どうも考えにくいのです。
   海外から輸入したものを、ストックして、それぞれの建築現場に送るということもやっていますが、海外から輸入するものをストックするのに、なにゆえに、港に近い場所ではなく、山梨県の山の中に倉庫を作らなければならないのか?  そういったことを考えて、工場を設立する場所を決めないといけないはずなのですが、あんまり十分に考えて設置したとは思えないのです。 単に、東京都と神奈川県と山梨県の境目付近なら、山梨県の方が土地の値段が安くて、労働者の最低賃金だって山梨県がその3都県では一番安い、というその程度のことしか考えていないのと違いますか。

   最初にプレカット工場を作った静岡県浜松市南区倉松町4040 という場所が、海のすぐそばだというのも、最近では、もしも、津波に襲われたらということを危惧して、何百億円かポン!と浜松市に寄付して自分の会社の工場と社屋を守ろうとしたようですが、津波どうこうの前に、「塩害」の心配はないのかと最初に浜松工場を見た時に私は思いました。 東京の木場、新木場などは海に近い場所・・というより、海に面した場所で、貯木場とかが海にあるわけですが、丸太のままの状態では海に浮かべた状態で保持することはあるとしても、いったん、加工して角材となり、白木が表に出た状態となると、海に近い場所は潮風に吹かれて、海からある程度の距離がある場所に比べて「塩害」のおそれはないか? ということを私は心配したのです。 質問すると、同社の経営者は怒ると思いますが、なぜ、質問されると怒るかというと、答えを用意していないからでしょうけれども、浜松工場については、発祥の地である浜松市で、比較的土地の値段の安い場所で、国道1号のバイパス沿いで、トラックで輸送するのに便利な場所ということは考えたけれども、潮風の影響がどうか、ということは考えていなかった・・・ということではないかと思います。1990年代前半、(株)一条工務店では、北米からダグラスファー(米松)の角材を運ぶ際に、貨物船の上に角材を吹き曝しに置いて運んでいる写真を見せて、「これでは、塩害が心配ですね。当社の場合は、塩害を防ぐために、コンテナに入れて運んでいます」とたしか、言っていたはずなのです。ところが、コンテナに入れてダグラスファー(米松)の角材を日本に運んできたとしても、浜松工場は海のすぐそばで、屋外に角材を置いていたわけですから、、そこで潮風に吹かれるのは問題ないのか、ということになるわけで、「浜松工場の敷地で、屋外に角材を置いているのは問題ないのですか」と質問したら、怒られたのですが、なんで怒られるのかと思ったら、答えようがなかったようです。(株)一条工務店の経営者は、答えようがない質問をされると怒るようです。 工場では、建築に際して使用する金物類も、1軒分、まとめて用意して工事現場に送るわけですが、どの程度かという、程度の問題もあるでしょうけれども、潮風に吹かれるのが金属にとってプラスかマイナスかというと、あんまりプラスではないでしょう。 そういうことを考えたかというと、考えていないと思います。

  次回、 工場に来て、ゴムまりでキャッチボールをする「東京大学」異星人学生と新人類教員による木材の乾燥の検査は役に立つのか? http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_13.html
 「エイリアンがやってきた!」

    (2016.7.11.) 

☆ 機械プレカット工場は信用できるか+プレカット工場を異常に信用する男2例
1.寸法違いの丸太梁、ホゾ穴のない土台、上下逆加工の梁、鉋掛けのできていない役柱 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_7.html
2.真っ二つに割れた梁、玄関正面の大黒柱に大きな節。いいかげんそうなISO9001 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_8.html
3.公道を駐車場代わりに。ナンバー非取得のフォークリフトで公道走行、溝なしタイヤのフォークリフトにISO9001  http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_9.html
4.工場見学会の弊害。腰を痛める持ち方を要求。耐火材の鉱物繊維が剥落飛散 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_10.html
5.日本人労働者の労働条件を引き下げる「スト破り」外国人労働者、従業員元従業員をバカにする浜松市長、「資本の論理」 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_6.html
6.「打撃音から梁の強度を検査する機械」は有効か? 「カスケード」「セミカスケード」のはずが「セミカスケード」「コースト」。 ソロモンマホガニーは、実はマトア。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_11.html
7.移動式棚の非常停止装置は実は止まらない。移動式棚を買うより地べたを買った方が・・。立地条件を考えない工場用地の選択 〔今回〕
8.工場に来て、ゴムまりでキャッチボールする「東京大学」学生と注意しない新人類教員による木材の乾燥状態の検査は役に立つか? ノミの使えない「大工」の出現 http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_13.html
9.プレカット工場が大丈夫ですと言えば、逆向きの筋交いでも大丈夫か? 工事現場を見に行かない自称「工事責任者」(新華ハウジング) http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_14.html
10.在来木造の構造の基本を崩すことに理由を求めず、構造の基本について「絶対の証拠」を求める男。 「建築の美は構造の美」か「『こんなことする人あんまりないぞ』が『世界でただひとつの家』か」(フリーダムアーキテクツデザイン) http://shinkahousinght.at.webry.info/201607/article_15.html 


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