「加圧注入木材を構造材に使用した家に住むと住人は健康を害する」という住友林業が何度も言った嘘について

[第355回] 会社と営業の話(82)
  高山シリーズ第3回(5)として、桜山八幡宮と摂社 天満神社 をとりあげようと思いましたが、桜山八幡宮の参道で宮川にかかっている橋の木製の欄干が加圧注入木材を使用しているようでしたので、その前に、「天下の住友」とか「住友は嘘つかない」とかえらそうなことを言いまくってきた住友林業の営業の嘘、「加圧注入木材を構造材に使用した家に住むと住人は健康を害する」というウソを暴露してやろうではないか、と思う。

  高山駅、あるいは、「さんまち」と言われる地区から吉島家住宅・日下部民芸館を経て宮地家住宅の付近にくると、その先にあるのが桜山八幡宮という立地です。
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↑ 宮川にかかる橋と鳥居。 この橋の木製の欄干が緑っぽい色をしているのは、かつてはCCA、最近ではACQ を加圧注入した 加圧注入木材を使用しているからでしょう。 公園のベンチとかフィールドアスレチックの遊具などに使用されているもので、加圧注入木材で木レンガなども作られています。 ホームセンターでも販売されているのを見かけます。 橋の欄干としては、私は、青森県の下北半島、恐山のお寺の手前の川にかかる橋で欄干に加圧注入材が使用されているのを1999年に行った時に見ました。


   私も、高校生くらいの時は、会社の名前の一部分に三井・三菱・住友・安田といった名前が入っている会社の営業は、「見え透いたウソ」「すぐばれるウソ」「科学的に明らかに間違っているウソ」といったものは言わないものだろうと思っていました。 しかし、在来木造の一条工務店に勤めて、住友林業という会社の営業が、よく言うよなあ~あ・・・とあきれるウソをしばしばつく、それも、特定の地域でだけその話を聞くのなら、「しょーもないこと言い」の営業がひとりいたということの可能性もあり、どんな会社でも、営業社員が何人もおれば、良いと言えない人だってひとりくらいいておかしくないでしょうけれども、東京・松戸→福島県いわき市→栃木県佐野市 と移動した私が、行った先、行った先で、「住友林業の人がこう言っていた」と見込客から同じ話を聞かされる・・・・ということは、どう考えても、これは特定の営業が個人的にやっていること言っていることではなく、会社として言わせていると考えるしかないわけです。
   その「住友林業の営業があちらこちらで言いまくっているウソ」の代表的なものとして、「加圧注入材は木の繊維を殺している」「加圧注入材を使った家になんか住むと健康に悪い」という話と、もうひとつは「集成材はムク材の1.5倍強い」というおとぎ話でした。

   私が住友林業の営業からこう聞いたと見込客から言われたのは、1990年代から2000年代初めにかけてですが、その頃、一条工務店では、真壁和室(柱が壁の中に入る大壁ではなく、柱が表に出て見える造りの和室)の役柱(壁の中に入って見えない並柱ではなく部屋の中に見える柱)の桧の柱以外の1階部分より下の構造材はすべて加圧注入材を使用していました。 それに対し、住友林業では、土台のみ加圧注入材を使用し、1階の構造材は下半分だけ表面塗布処理をおこなっていたのです。 加圧注入材とは、防腐防蟻剤のタンクに木材を入れ・・・というより、タンクに木材を入れて、そこに液体の防腐防蟻剤を入れて圧力を加えて木材の中に薬剤をしみこませるというもので、建築現場でおこなうのではなく、工場で加圧注入したものを工事現場に運んで使います。 それに対し、表面塗布処理の場合は、工事現場で上棟がすんで、それより後で、1階の中ほどより下の部分について、塗ったり吹き付けたりするものです。
   加圧注入する薬剤は、1990年代の初めにおいては、CCAというものが使用されていましたが、これは、ヒ素とクロムと銅でできており、クロム(chromium)(化学記号はCr)・銅(copper)(化学記号はCu)・ヒ素(arsenic)(化学記号はAs)の3つの英語の頭文字、もしくは化学記号の頭の文字をくっつけてCCAと呼んだものでしたが、住人にとって良くないということではないのですが、解体して廃材となった場合に、銅は特に問題はないとして、ヒ素とクロムは自然環境破壊につながるのではないかと言われ、それで、1990年代の途中で、ACQという薬剤に加圧注入する薬剤が変わりました。
  それで、住友林業の営業は、東京都・千葉県においても、福島県においても、栃木県南部においても、ご苦労さんなことに、「加圧注入材は木の繊維を殺している」「加圧注入材を使った家になんか住むと健康に悪い」と見込客に、雨にも負けず風にも負けず、せっせと言いまくってきたのです。
  実際にはどうなのかと言うと、 田辺新一『室内化学汚染―シックハウスの常識と対策』(1998.7.20.講談社現代新書)には次のように書かれている。
≪ 木材保存剤、シロアリ駆除剤、殺菌剤などの家庭内農薬類には有機リン系薬剤やピレスロイド系薬剤などが含まれる。 これは、VOC(揮発性有機化合物)またはSVOC(総揮発性有機化合物)に分類される。 特に日本は夏季に高温多湿になることもあり、これらの薬剤への依存度が高く、多くの被害が報告されている。・・・・・
  防蟻剤としては、クロルピリホス(有機リン系)の消費量がもっとも多く、1955年で約450トンも使用されている。 ついで、ホキシム(有機リン系)が約450トン、ピリンダフェンチオン(有機リン系)が約28トン、フェニトロチオン(有機リン系)が約25トン、フェイブカルブ(カーバイド系)が約36トン、エトフェンプロックス(ピレスロイド系)が約1.8トン、トリプロピルイソシアネートが約16トン、続いている。 また、強力材として用いられるS-421(オクタクロロジプロピルエーテル)は約60トン消費されている。それだけ健康への被害も大きいということだ。≫
≪ 健康住宅研究会の優先取組物質
   化学物質の危険度を決めるのは、非常に難しい。 私は、建設省、厚生省、通産省、林野庁が合同で組織した研究会にかかわっているが、この健康住宅研究会でも、どの化学物質への取組を優先的なものにするのかが大いに議論された。 その結果、建材・施工材に利用されている可能性が高く、有害性の高い291種のVOCからトルエンとキシレンが選ばれた。 そして最終的には、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、可塑剤、木材保存剤(現場施工)、防蟻剤を優先取組物質とした。 加圧注入の保存剤は放散量がわずかで、壁紙からの可塑剤の放散量も少ないという実験データが報告されているが、木材保存剤は焼却時の問題も指摘されているので今後さらに注意深く研究を行っていく必要はある。 もちろん、住宅には優先取組物質以外にも多くの化学物質が使用されているので、これら六種類の物質・薬剤を規制しさえすればすべての問題が解決するわけではない。≫
≪ 木材保存剤は主として現場塗布のものが問題視されている。 ≫
(田辺新一『室内化学汚染―シックハウスの常識と対策』1998.7.20.講談社現代新書)
    一条工務店の営業と住友林業の営業なら、住友林業の営業の方が高学歴の人が多いのではないかと思うのですが、住友林業の営業はこういった本を読まないのでしょうか。 
   「加圧注入材は木の繊維を殺している」というのと、「加圧注入材を使った家になんか住むと健康に悪い」とは微妙に意味が違います。 前者は感覚的なもので、圧力を加えて薬剤を木の中に浸透させるということをすると、木の繊細な性質が傷ついてしまうのではないのか・・・・て、心配する気持ちはわかります。 しかし、木になんらかの手を加えることをせず、自然なままで使用するのがよいというのであれば、人工乾燥なんてしてはならないということになるのでしょうか。 人工乾燥で乾燥させることができる程度まで自然乾燥で乾燥させるのは大変なことで、寺社や記念碑的建造物でならともかく、個人の戸建住宅では難しい話です。 そして、木の自然な状態を崩しているというのであれば、集成材というのは、木を接着剤で貼り付けるわけですから、異物を木と木の間に入れるというのは、木の自然な状態を崩していることにならないか、ということにもなります。 「加圧注入」というと、圧力を加えて木が破壊されるようなものすごい圧力を加えるような印象を受けてしまいますが、そこまでの圧力を加えるわけではありません。 同時に、加圧注入は表面塗布処理よりは中の方まで浸透させることができると言われますが、あくまで、表面塗布処理よりはであって、とことん奥まで入り込むわけではありません。
   後者の「加圧注入材を使った家になんか住むと健康に悪い」という話の方は、上に引用した田辺新一『室内化学汚染』(講談社新書)でも≪加圧注入の保存剤は放散量がわずか≫で≪木材保存剤は主として現場塗布のものが問題視されている≫とはっきりと書かれています。住友林業の営業はこういう本を読まないのでしょうか。それとも、読んで知っていながら、それに反することを平気で言えるような無神経で誠意のない鉄面皮の連中なのでしょうか。

   田辺新一の『室内化学汚染』(1998. 講談社新書)で、≪木材保存剤は焼却時の問題も指摘されている≫と出ていますが、それで、とりあえず、薬剤をCCAからACQに変更したようですが、一方で、防腐防蟻の効果は、CCAを使用していた時よりは弱くなったということはありうるのではないでしょうか。

   加圧注入する薬剤にCCAを使用していた時には、住友林業の営業は「ヒ素とかクロムとか入っているんですよ。健康にいいわけないでしょう」とも言っていたようです。 ヒ素! と聞くと私などの年代の人間が思い出すのが、森永ヒ素ミルク事件ですが、あれは粉ミルクの中にヒ素が混入されていて、その粉ミルクを飲んだ子供が身体に支障をきたすようになってしまったというものですが、木造住宅の柱や土台、大引き、筋交いといったものをかじって食べる人がおれば話は別ですが、普通、戸建住宅の構造材の木をかじって食べる人というのはあんまりいないと思うのです。
  「緑の色がいや」という人も見込客であったのですが、一条工務店に10年を超えて在籍して、毎度、上棟の時に柱を運んできた者としては、いやもいいも、1階の並柱は緑の色になっていた方が普通みたいな感覚になってきました。  たしかに、上棟の工事現場に一条工務店の工場から届いた加圧注入した杉の柱というのは、まだ、べとべとしていて、さらに、一条が使用している年輪の幅の無茶苦茶広いメタボリック杉に加圧注入したものに釘なり鎹なりを打ち込むと、プシュッと液体が飛び出して来たりするので、なんじゃこりぁあ~・・て感じがしますし、加圧注入した杉の並柱というのは、加圧注入していない2階用の杉の並柱と比べてなんだか矢鱈と重いので、なんか、水膨れみたいな柱だなあ・・という印象は受けましたが、色がいいとか悪いとかいうのは、それが健康にいいとか悪いというのとは関係ないはずです。   和風の住宅では銅板の屋根材とか、あるいは樋に銅を使用したりしますが、これは屋根材にしても樋にしても、銅を使用するのは高級材と評価されるもので、さらに、銅は完成時においてはテカテカ光っていますが、そのうち、緑青がでてきて緑っぽくくすんできて、それが良いと評価されるわけです。 屋根材で緑青が吹いてきて緑っぽくなった場合は、そこが風情がある・・とかなんとか言うくせに、構造材に加圧注入したものが緑っぽい色をしていると、健康に大丈夫か? とか言うというのも変な話です。

   結論としては、防腐防蟻薬剤については、一条工務店が真壁和室の役柱以外の1階より下の構造材に使用していた加圧注入のものが室内化学汚染・シックハウス症候群・化学物質過敏症の原因として問題とされているのではなく、住友林業がおこなっていた表面塗布処理のものが問題とされていたのです。
   住友林業の営業もいいかげんなことを 毎度よく言うなあとあきれます。

   防腐防蟻の方法としては、
1.乾燥した木材を使用する。 
2.構造材が使用されている部分を、できるだけ、通風をよくして乾燥させる。
  基礎は高めにとり、床下換気口は十分にとり、床下換気口の前に物を置かない。
  壁体内への湿気の侵入を防ぎ、壁体内換気をおこない、壁体内で結露を発生させて放置しない。
3.防腐防蟻薬剤を適切に使用する。
それと、
4.桧・ヒバ・栗といった腐り・シロアリに強い樹種を使用する。
といったことが考えられるのですが、もしも、加圧注入の方法でも薬剤処理をされたくないとなると、1階より下の構造材は、すべて、桧・ヒバ・栗といった腐り・シロアリに強い樹種の芯材、もしくは、ポートオルフォードシーダー(米桧)など外国材でも腐り・シロアリに強いとされる樹種の芯材を使用するというようにするしか方法はないことになります。

   もっとも、田辺新一の上記の本は出版されたのが1998年で、今ではそれから17年経っており、加圧注入のものがCCAからACQに使用される薬剤が変わったのとともに、表面塗布処理でも使用される薬剤は変わってきており、今現在では表面塗布処理でもその当時と比べると危険度の低いものが使用されているということはあるかもしれません。

  それで、ともかくも、その当時、理論上は、加圧注入のものと表面塗布処理では、入居者にとって危険で健康に良くない木材保存剤・防腐防蟻剤は表面塗布処理のものであって、加圧注入のものではなかったはずなのです・・・・・・が、ところが、ここでなんとも難儀な人たちがいらっしゃって、「住友は嘘つかない」と、いったいど~こからそんな話がでてきたんだ、て感じのことを信仰している人がいるのです。
   1993年、一条工務店に入社2年目の時、松戸の展示場の向かいに住友林業の展示場がありました。 こちらは一生懸命勉強して調べた上で話をしているのに、「住友の人はそう言わなかったよ。 あんた、嘘ついちゃだめだよ。 住友は間違ったことは言わないから。あんた、もっと勉強した方がいいよ」と言われたことが何度もありました。 嘘なんかついてないのに、ですよ。 住友林業の営業の方が嘘ついてるのに、ですよ。 その時は、私も一条工務店に入社2年目で、まだ、「新人」に分類される方でしたから、もしかして、私が学んだものよりも向こうにはもっと深淵な理屈でもあるのだろうかとか、あるいは、私が新人で話し方が悪いのだろうかとか思ったりもしました。又、会社の知名度・認知度によって、同じことを話しても聞いてもらえるかどうか、信じてもらえるかどうかは変わりますが、1990年代初めにおいては、東京都から千葉県北西部にかけては、住友林業の知名度・認知度と一条工務店の知名度・認知度には天と地ほどの差がありましたから、有名財閥系企業の人間の言うことと聞いたこともない得体の知れない浜松工務店の人間の言うことでは、受け取り方も違うのはある程度はしかたがないことではありました。
   しかし、それから10年近く経ち、入社直後よりはるかに知識も充実し、経験も積み、実績も残した2000年前後においても、栃木県佐野市の営業所に勤務していた時のことです。「住友林業の人が・・・・と言っていたよ」と言う人はけっこういたのです。


   佐野市の住人の方によくしてもらったこともあるので、佐野市近辺の人のことをあまり悪く言いたくはないのですが、正直なところ、あんまり、頭のいい人が多い地域ではないなあ・・と思った時があります。 どこがかというと、「権威主義的パーソナリティー」「権威主義的人格」というような傾向が強い人が、佐野市に勤務する前に勤務していた福島県いわき市の人たちなどに比べて多い。だからか、布川清司『人と思想 田中正造』(清水書院 センチュリーブックス)によると、田中正造は佐野市の生まれでこの地域の人たちのために尽力した人ではあったけれども、自分が生まれた地域の人間全般については、必ずしも高く評価していなかったらしい。
   読んでいる新聞も。元外務省の佐藤優氏が拘置所に入れられた時、隣の部屋の住人である死刑囚が朝日新聞を購読しているらしいのを見て、「インテリなんだな」と思い、この人は誰なのだろうと思っていたら、連合赤軍あさま山荘事件の被告人・坂口弘だったという話が『憂国のラスプーチン』に出ていたが、それと逆に、私が住んでいる近所でも、古紙回収の時に表に出ている新聞を通りがかりに見て、読売新聞を出している家を見ると、なるほど、やっぱり、あのおっさん、読売よんでいるだけあってアホやな・・とか思ったりすることがあります。 1990年前後、小堀住研にいた時、新聞折り込みでチラシを入れる時、何新聞に入れるとよいかという問題で、購読者の多い新聞がよいという説もあったが、そうではなく、家を建てるというのは、結論としてはカネの出せる人でないと建てられないのだから、そこから考えると、読売よんでいる人間なんてだめじゃないか、購読者の多い新聞ということで朝日と読売ではなく、読者層から考えるならば朝日と日経、もしくは朝日と毎日と日経じゃないのか、という話が出たことがあった。 それで、1980年代に東京都の目黒区で新聞配達の仕事を長い期間ではないのですがやったことがありますが、その販売店の場所では購読者数は朝日と読売が同じくらい、毎日はそれより少なく、産経・日経はさらに少ないというもの。 1990年代に福島県いわき市に勤務した時、総合住宅展示場の運営会社から聞いた話では、いわき市とその周辺の市町村では、朝日・読売と地方新聞の福島民報・福島民友の4紙が同じくらいの購読者数で、毎日はそれより少なく、産経も少なく、日経は都会と違って(地元の人間が言うには、このへんの人間で日経よむような人間あまりないから)少ない。 時期は少々違うとはいえ、目黒区では朝日と読売が同じくらい。福島県いわき市では朝日・読売・福島民報・福島民友が同じくらい。 ところが、栃木県佐野市では、読売の購読者が圧倒的に多い。下野新聞という地方新聞もあることはあったが購読者数は多くなく、読売が多い。 ということは、佐藤優氏が拘置所の隣の部屋の住人が、死刑囚とはいえ、なんだか周囲の留置されている人や刑務官から尊敬されているようなところがあって他の人と違う、いったい何者だろうと思って見ると、朝日新聞を購読している・・・・「インテリなんだ」と思った・・というのと逆に、「読売よんでるヤツなんてバ~カですもんね~え」(と佐野市のアパートに来た読売の営業が私に言った。 だから、読売はとらないでしょうから日経とってくださいと)というところがあるのだが、栃木県佐野市は読売の読者がやたらと多い地域だった。
   その「権威主義的パーソナリティー」の人間が多く、「バカの読む新聞」(佐野市のアパートに来た読売の拡張員が言った言葉)である読売の購読者が多い地域においては、「住友は絶対に嘘つかない」とか「住友は間違ったことは絶対言わないから」とかいう信仰を持っている、なんだか、変な新興宗教、住友林業教の信者みたいなおっさんがけっこういたのだ。
   ある時、住宅展示場の来場客のお宅に訪問すると、「住友林業の人が、一条工務店で使っているようなああいう薬を加圧注入した木を使ったような家に住んだら健康によくないと教えてくれた」と言うので、「違いますよ、それは」と説明しようとすると、「いや、聞かなくていいよ。 住友林業の人が教えてくれたんだ。 住友は絶対に嘘つかないから。 あんた、ウソ言うんじゃないよ。 私は、こういうことについて、ウソつく人間は大っ嫌いなんだ。 こういうことについて、本当のことを説明して教えてくれる人の所に頼みたいと私は思ってるんだ。」と言うのです。 「それは違いますよ。 住友林業の人の言っていることの方が事実じゃないんです。」と言うと、「聞かなくていいよ、そんなこと。 あんた、ウソ言うんじゃない。 住友の言うことは絶対に正しいんだ。住友の言うことが間違ってるなんて、あんた、そういういいかげんなこと言ってちゃだめだよ。 私は、こういうことについて、きっちりと教えてくれる人にこそ頼みたいという人間なんだ。 一条工務店みたいな嘘を教える会社には絶対に頼むわけにはいかないんだ。住友と違うこと言うじゃないか。とんでもないことだ。 住友が嘘を言うわけないだろう。住友が間違ってるということは絶対にありえないから。住友の方がウソ言ってるなどと言う人間の話なんか聞く耳持たんよ。私は」と言われたのだ・・・・。「おっさん、アホか!」と思いました。
   ちなみに、一条工務店で営業の仕事をしていた時、「おっさん、アホか!」と思ったことは、この時ともう1回ありまして、それは福島県いわき市の住宅展示場にいた時、耐震性の問題を話しかけたところ、「ここは地震はないから。 あなた、地震がどうとか言うというのは地元の人じゃないでしょ。 よそから来た人でしょ。 地元の人間ならそんなこと言わないから。 ここは地震はないし、たとえ、地震が来ても絶対に大丈夫な土地だと地元の人間ならみんなよく知ってるんだよ。 なんでか、わかる? 原発があるから。 原発は地震が来る所には絶対に作らないから。 ここは原発があるでしょ。だから、ここは地震が来ても絶対に大丈夫な所だってことだよ。 特に、うちなんか、福島第一原発のすぐ近くなんだよ。 ほんと、すぐそこなんだよ。 だから、うちは地震が来ても絶対に大丈夫なんだ、耐震性がどうなんてことは考える必要は絶対に必要ないんだよ。 うちは原発の本当にすぐ近くなんだから。ほんと」と言われたのです。(これ、「原文の通り」ですからね。) 「おっさん、アホか!」と思いましたが、その方が「原発のすぐ近くだからうちは地震が来たって絶対に大丈夫なんだ」と言われていたその福島第一原発が2011年3月、大変なことになったのですが、俺はアホやったとその方は気づかれたでしょうか。 アホかどうかといっても、あくまでその点についてで、それ以外の面でいいところのある方だとは思いますが、その点については、申し訳ないけれども、アホだと思いますよ。

  
   そういう住友林業教の信者みたいなおっさん をどうすれば説得して一条工務店で契約してもらえるか、ということをずいぶんと考えたのです。 そして、佐野市の展示場に勤務していた最後の頃、もしかして、そういう人というのは、見捨てて良いのではないのかと考えたのです。
   どういうことかというと、野村克也・筑紫哲也『功なき者を生かす』(光文社 カッパブックス)で野村が述べていた話ですが、野村は現役時代、打者としてカーブが苦手で、なんとかカーブを打とうとずいぶんと練習したが、どんなに練習しても打てず、打席で相手の捕手から、「野村、次はカーブやぞ」と言われた上でカーブを投げられてそれでも打てなかった。三冠王をとった年でもカーブは打てなかったというのです。 それで、どうしたかというと、どんなに練習しても打てないカーブは打たないことにしたというのです。 野球の投手は3球はストライクを投げないと打者を三振に打ち取ることはできない。 そのストライクは3球ともカーブである確率は低い。3球のうち、1球くらいはカーブ以外の球が来る可能性が高い・・・となると、カーブは打たないことにして、それ以外の球種の球を打てばいいのとちがうか、と考えたというのです。
   山田久志『プロ野球 勝負強さの育て方』(1998.3.16.PHP文庫)には、
≪ ・・・私はバリバリのエースと呼ばれたころでも、20勝という目標に対しては“ 年間30試合投げられるとすると、10試合は負けられる ” という考え方をするようにした。 ・・・
  ・・・開幕の時点で20勝しなければというのと、10敗はできると考えるのとではえらい違いだ。 そりぁ、投げるんだから、勝ちたいに決まっている。 でも、たった「1敗」を恐れると、その現実に直面した時、一つの負けがものすごいダメージになってしまう。・・・ ≫
   2001年に佐野展示場に中途入社してきたKさんは、自民党だか保守系無所属だかの国会議員だか県会議員だかの秘書をしていたそうですが、Kさんが言うには、選挙の終盤になって、当落線上という時、自民党もしくは保守系無所属の議員がどうするかというと、「仁義なき戦い」らしい。 定数が2以上で複数の候補者が自民党から、もしくは、「保守系無所属」で出ている場合、選挙終盤になって少し獲得票が足らないようだという場合に、どこの票を奪いにいくかというと、ガチガチの共産党の支持者に自民党や「保守系無所属」に投票してもらおうと思ったって無理なのはわかっているのだから、そうなると、奪い取ろうとするのは同じ自民党の候補者の票か「保守系無所属」の候補者の票だ、というのです。 今度、大臣の候補に名前があがっているらしい丸川珠代が最初に当選した時、たしか、自民党の現職の候補者が1人いて、2人目の新人候補として丸川が出たが、選挙終盤になって、1人ならともかく自民党から2人当選はきびしい、2人とも当落ぎりぎりらしく、悪くすると2人とも落選の可能性もあると新聞・週刊誌などに出ていましたが、その時、丸川が何をやったかというと、もう1人の自民党の現職の候補者(男性)の選挙事務所の近くに行って、「◇◇先生は間違いなくトップで当選されます。 どうか、私を最下位で当選させてください」と演説したというのです。 これにはもう1人の現職候補者はかんかんに怒ったというのですが、結果として丸川は最下位ではなく下から2番目くらいだったような気がしますが当選し、自民党のもう1人の現職候補は落選しました。 えげつない女やなあ・・て感じもしますが、どうも、自民党や「保守系無所属」の候補者というのは、そういう「仁義なき戦い」をけっこうやるらしく、それより前、どこの誰だったか忘れたが、選挙事務所で「共産党の候補者を当選させてもいいが、▽▽(もう1人の自民党の候補者)だけは絶対に当選させてはいかん」と叫んでいたとか・・・・、あんたらようやるのお・・て感じがしないでもありません。
   何を言いたいかと言いますと、数字を上げたいと思ったならば、取りにくい所から取るのではなく、取りやすい所からとるべきで、どうせ、全部は取れないし、全部とらなくてよい、住宅建築業の営業なら、全国1位の営業だって展示場の来場客をすべて契約なんかしていないし、全部契約してもらうことができなくても、全国トップになることは可能なのですから、そうなると、取りやすい見込客を契約するようにするべきで、取りにくい見込客を無理に取ろうとしなくてもよいのではないのか、ということです。 住友林業と一条工務店は両方とも在来木造の会社で、価格帯も似た価格帯で建てていましたが、だから相手方を本命としている見込客を取りやすいということでもないのです。 「住友は絶対に嘘つかない」とか「住友は絶対に間違ったことは言わない」とかなんとか勝手な信仰を持っているおっさんというのは、それは宗教の信者であって、信仰の世界のこと。 宗教の信者に、それは科学的に違いますよ、と教えてあげようと思っても無理な話。 「いわしの頭も信心から」と信じているわけです、その人は。(中には、仕事が住友林業と何らかの関係があるという人もあったでしょう。) だから、その宗教の対立宗教の者が宗教の信者をその宗教から離れさせようとしても難しい。(選挙終盤になると、自民党の候補者は他の自民党の候補者の票を奪いに行くという話がある一方で、公明党の候補者の支持者である創価学会員は選挙終盤になると共産党の候補者の選挙事務所に折伏に押しかけるとかいう話を聞いたこともありますが・・)住友林業教の信者をなんとか折伏しようと思っても、それは、そう簡単ではないわけです。 だから、契約棟数を増やそうと思ったら、住友林業教の信者のおっさんは早めに相手にしないようにして、そうでない人に力を入れて契約棟数を増やそうとした方がいいのではないか、と考えた方がよくないか、と佐野展示場に在籍終わり頃に思うようになりました。 そのことを、[第321回]《「やったことない」ことはできるか?《A》―住宅建築業の営業(1)「負けパターン」の感知。》http://shinkahousinght.at.webry.info/201503/article_5.html で述べました。


   住友林業の営業が、もうひとつ、よく言った「集成材はムク材の1.5倍強い」というお話は、どういうことかというと、このブログでもすでにどこかで述べたと思いますが、ムク材の場合、同じ樹種の木でも1本1本強度は異なるので、その樹種ごとに、「その数値より弱いものは全体の5%以下」という数値を「許容応力度」と決めているのに対し、集成材の場合は、ムク材が農林業の製品であるのに対して工業製品なので、個体差が小さく、実際の強度に近いものを「許容応力度」として構造計算などの時に使えるということで、そうなると、その数値は、結果として「集成材はムク材の1.5倍強い」ような数値になるようなのです。 しかし、これは、「許容応力度」をそう仮定すると決めているということであって、桧なり杉なりの4寸なり3寸5分なりの柱を5枚にスライスして、それを木工用ボンドなりセメダインなりアロンアルファなりフエキ糊なりでもう一度ぺったんことくっつけると5割増しの強度になるとかいう話ではないのです。 実際の木は、ムクの木はその樹種はこの数値と決められている「許容応力度」の数値より強い可能性が高いのに対し、集成材は「許容応力度」として決められている数値に実際の集成材の強度も近い場合が多いので、実際の建築用木材では「集成材はムク材の1.5倍強い」わけではないのです。


   住友林業の営業もよく言うよなあ・・とあきれますが、防腐防蟻について、もしも、私が一条工務店の競合在来木造会社の営業だったならば、防腐防蟻に関して一条工務店を批判するなら、住友林業の営業がしばしば言っていたような、「加圧注入材は木の繊維を殺している」だのとか、「加圧注入材を使った家になんか住むと健康に悪い」だのと言った事実と反対のことを言ったりはしないですね。
   もしも、私が住友林業の営業で、一条工務店を落とそうとして防腐防蟻について言うとすれば、
1. 一条工務店は、「表面塗布処理ではほんの表面にしか薬剤はしみこまないのに対し、加圧注入では最低でも2~3cmは入る」と言っていますが、加圧注入した木材を切断したものを見ると、そこまでは入っていない場合が多いです。

2. 一条工務店は、「加圧注入した木材では、土台材については、材木加工業者が加圧注入したものを販売しているので、そういうものを買って使用するということはできますし、そうやっている在来木造の会社はありますが、一条工務店の場合は自社でプレカット工場を持ち、加圧注入のタンクも持っており、そこで注入していますから、だから、自社で工場を持っていない会社の場合は、注入したものを加工するので、それでも表面塗布処理のものよりはいいですけれども、一番よく薬剤が入っている表面近くの部分を削り落としてしまうことになるのに対し、一条工務店の場合は自社の工場でプレカットをおこなって、それから加圧注入するので、一番よく注入できている部分が表面にくることになります」と言っており、お客様にそう話すように研修で教えていますが、その割に、一条工務店の建築工事現場に行って基礎の上に据えられている土台材を見ると、「三井木材工業」とか(株)一条工務店及び一条のグループ会社で工場部門の会社である日本産業(株)以外の会社の名前が刷られた土台材を見ます。
  これはどういうことかというと、一条工務店では工場に加圧注入の設備を持っていますが、自社で柱・筋交いなどは注入しているものの、土台については、自社で工場を持っていない会社と同じように、注入された土台材を買ってきて据え付けているのであり、自社の工場に加圧注入の設備があっても、土台はそこで注入していないからです。 かつ、土台については自社の工場で注入せずに注入されたものを買ってきて加工しているにもかかわらず、「加圧注入した木材では、土台材については、材木加工業者が加圧注入したものを販売しているので、そういうものを買って使用するということはできますし、そうやっている在来木造の会社はありますが、一条工務店の場合は自社でプレカット工場を持ち、加圧注入のタンクも持っており、そこで注入していますから、だから、自社で工場を持っていない会社の場合は、注入したものを加工するので、それでも表面塗布処理のものよりはいいですけれども、一番よく薬剤が入っている表面近くの部分を削り落としてしまうことになるのに対し、一条工務店の場合は自社の工場でプレカットをおこなって、それから加圧注入するので、一番よく注入できている部分が表面にくることになります」と嘘を言うように研修で指導しており、私のように会社から言われたことと別に自分でも本を読んだりして学習するということをしない、又、実際の建築工事現場で自分自身の眼で見て確かめないような人間には会社から言われたことをそのまま平気で言う人がいるということなのです。 一条工務店というのは、建物にはいいところもあるけれども、会社の経営者の質としては必ずしも良いとはいいがたいところがあって、そういうウソを言うのが好き、ウソを言わすのが好きな経営者の会社なのです。

3. 杉山英男『デザイナーのための木構造』(彰国社)には、防腐防蟻処理の性能は加圧注入のものの方が表面塗布処理より優れているが、加圧注入のものでも、注入してから後で切ったり削ったりした場合は、その部分に表面塗布処理をするべきだと書かれていますが、一条工務店では、加圧注入した木材を注入した後で切ったり削ったりした場合に、その部分に表面塗布処理をするということはしていません。

4. 特に、土台の場合、コンクリートの基礎と土台はアンカーボルトで緊結しますが、アンカーボルトの穴は、上棟の前に、大工がアンカーボルトの位置に合わせて開けた上で基礎に据え付けています。 一条工務店では、「土台材は材木加工業者が加圧注入した木材を買ってきて使うこともできるけれども、一条では自社でプレカットと加圧注入をおこなう工場を持っているので、そういう工場を持っていない会社の場合は、注入してから加工であるのに対し、一条では加工してから注入することができる」と言っており、そう言うように研修で教えていますが、実際には土台は他社と同じように注入したものを加工しているのですが、たとえ、仕口について加工してから注入していたとしても、アンカーボルトの穴については、工事現場で開けているので、注入してから加工することになります。アンカーボルトの穴の部分には注入した後で加工しても、穴の内側を表面塗布処理するようなことはしていません。
  積水ハウスなど軽量鉄骨造のハウスメーカーでは土台も鉄骨で、鉄骨の土台にはあらかじめアンカーボルトの穴があいていますから、基礎からアンカーボルトを出す位置は在来木造の場合よりもはるかに正確な場所に出しておくようにしなければいけません。 在来木造では、土台材には上棟の前に建築現場でアンカーボルトの穴を開けるため、アンカーボルトの穴は必ずしも厳密には正確な場所で出ていない場合がありますが、その場合でもそれに合わせて土台にアンカーボルトの穴を掘ります。もしも、加圧注入した土台材に注入した後で穴を開けたくないのなら、軽量鉄骨造のハウスメーカーのように、積水ハウスなど軽量鉄骨造の戸建住宅と同じレベルで正確にアンカーボルトを出すようにすれば良いことになりますが、一条はそこまでやる気はないようです。

5. 一条工務店では加圧注入材は、土の中に埋めたとしても大丈夫とか、最低でも30年間は腐り・シロアリの被害にあうことはないとか言っていますが、それはCCAを加圧注入したもののことであって、廃材となった場合に自然環境破壊につながるのではないかということで変更されたACQを注入したものについては、そこまでは持たない可能性が考えられます。

6. 「加圧注入のものはいつまでも木材に薬剤が残り、放散されていかないのに対し、表面塗布処理では人間にとって有害な物質が放散されていき、放散されたものを住人が吸い込んでいることが考えられるので、表面塗布処理の木材を使用して建てた家に住んだ方が健康にはよくない」と言っており、そう言うように研修で教えていますが、しかし、実は、一条工務店でも、真壁の役柱、特に、大黒柱については、木口(こぐち)面に人にとっては有害な化学物質の薬剤を表面塗布処理しているのです。 これは、私が実際に一条工務店の工場に勤務して目撃しただけでなく、私のこの手で刷毛を持ってその表面塗布処理の薬剤を木口面に塗る作業をやりましたから、間違いありません。  一条工務店の営業は「表面塗布処理の薬剤なら周囲に薬剤が放散されるので入居者の健康にはよくないが、一条では加圧注入という方法で防腐防蟻処理をやっていて、表面塗布処理はしていないので、表面塗布処理の薬剤を入居者が吸い込むということもありえません」などと言っており、それは研修でそう言えと指導されて言っているのですが、実際は一条工務店でも役柱の木口(こぐち)に表面塗布処理の薬剤、相当に危険な薬剤であると一斗缶に書かれている薬剤を表面塗布処理しており、その部分で一条は客に嘘を言っているのです。なにかと嘘を言う、言わすのが好きな経営者の会社です。

7. 壁体内での結露は、柱や筋交いなどの構造材をも湿らせ、腐り・シロアリの被害にあいやすくしますが、壁体内の結露を防ぐためには、室内側からの湿気の侵入を防ぐことと、壁体内の断熱材の外側に通気層を設けて空気の流れを設けるようにするべきですが、一条工務店では、断熱材のメーカーが「こちらが室内側です。室内側防湿層を破らないように気をつけてください」と断熱材の表面に記載しているところの「室内側防湿層」を、工事現場において、筋交いを突き刺したり、ドア枠を突き刺したりして、必ず破っています。それにとどまらず、私は、一条工務店の営業本部長のA野隆夫から、「一条工務店の工事現場を見て、一条の建物で何かここはよくないと思ったところがあったら言ってくれ」と言われたので、「断熱材の室内側防湿層が、一条工務店の工事現場では、たいていの場所で破られていますが、破らないように配慮するようにした方がよいと思います」と、この人に言えば対処してもらえるのではないかと会社のためを思って言ったところ、「断熱材の防湿層なんて破ったっていいじゃないか。なんで、いかんのじゃあ。何考えてんだ、おまえはあ!」と言って怒鳴りつけられたことがあります。壁体内で結露がたまれば木材は湿けて腐りやシロアリの被害にあいやすくなりますが、その対策としては、室内側から湿気が壁体内に入るのを防ぐことと、壁体内で発生した結露を解消していくことを考える必要がありますが、断熱材の室内側防湿層は室内から湿気が侵入するのを防ぐために断熱材のメーカーが断熱材の室内側につけているものですから、一条工務店の工事現場で見るとそれを「親の仇」みたいに破っているのですが、これはおかしいのです。だから、私は営業本部長のA野T夫が「一条工務店の工事現場を見て、一条の建物でここはよくないと思うところがあったら言ってくれ」と言うので、せっかく会社のためを思って言ったのですが、それに対して、そんな対応をする経営者の会社なんです、一条工務店という会社は。

8. 最近では基礎パッキンを基礎と土台の間にはさむ方法で床下換気をおこなう会社がほとんどになってきましたが、かつては、基礎に床下換気口を開けており、この換気口の面積を広くとって床下換気を十分おこなっているというのが一条の「売り」で、お客様には「床下換気口の前には入居後も物を置かないようお願いします」と話していたのですが、あるお宅では、床下換気口の前に一条工務店がエアコンの室外機を設置し、施主から指摘され工事担当者に言ったところ、「床下換気口の前に物を置いてはだめというのは、お施主さんが置いたらだめという意味で、一条工務店が置くのはかまわないの」と言われました。「営業が契約前に営業活動で言っている内容に反することしないで、移動させてよ」と言いましたら、「うん。わかった」と言ったので移動させてくれたと思い、しばらくしてお客様宅に行ったら、そのままでした。そんな会社です。

  一条の建物はすべてだめということではないと思いますし、防腐防蟻については、加圧注入の方法は表面塗布処理よりは防腐防蟻の性能としても住人の健康にとっても一般的には良いとしても、まったく問題のない建物ではないことがわかります・・・・とでも言うでしょうね。もしも、私が住友林業かどこか一条の競合メーカーの人間なら。


   又、シックハウス症候群につながる化学物質は、構造材に注入したり塗布したりするものだけではなく、田辺新一『室内化学汚染』(1998.講談社新書)にも、「木材保存剤・防蟻剤などが室内に放散する可能性のある工事の種類・建材、含有成分」の表に、基礎工事・木工事(構造)のほか、木工事(壁)、木工事(造作)、木工事(建具)、塗装工事、内装工事(床)・木フローリング工事、カーペット工事、畳工事、内装工事 装飾・間仕切・塩ビ・クロス貼り があげられています。住宅建築業の仕事に携わってきた者としては、新築する家については防腐防蟻剤について相当うるさく関心をもっておきながら、一方で、バルサン炊いたり、キンチョールを噴射したり、蚊取りマットを使う際には、その成分に無関心の人て、この人、何なのだろうな・・とか思ったりします。それらの殺虫剤を絶対使ってはだめとまでは言いませんが、使用する際、それはどういう成分か、人に対してどうかといったことを考えて使っていますか? 木材保存剤の健康への影響は相当気にして、一方で家庭用殺虫剤の成分には無関心な人て、この人、何? て感じがしませんか?
   2011年4月、千葉市中央区の新華ハウジング有限会社(建設業)に社長の嫁の友人として縁故入社したT口(女。当時、30代)が、新入社員でありながら、自分より前からいる従業員に意見をきかず、「バルサン炊こう」と言い出し、先輩社員の私が「バルサンは健康によくないからやめてほしい」と言っても、きこうとしなかったことがあり、この人は住宅を建てる客にもこの調子の対応をする人かなと思い、私が客ならこういう人には家の仕事は頼みたくないな、そう考える人は少なくないだろうなと思ったことがありました。 住宅は衣食住の一部ですから、全体との関係も考えて対処しなければいけません。自分の勤務する会社で、人にも影響を及ぼす殺虫剤を同じ職場の人間が嫌だと言っていても、自分さえ良ければいいという認識で使用しようという人に良い家が作れるかというと、できないと私は思います。


   きっと、今も住友林業のアホ営業は「加圧注入なんかした木で家を建てたら健康に悪いですよ」とか「集成材はムク材の1.5倍強い」とか言いまくっているんでしょうね・・・・。 今も、そんな話を「住友は絶対に嘘つかないから」とか言ってるおっさんがいるんでしょうね・・・。
   (2015.10.5.)

☆高山シリーズ第3回
1.藤井美術民芸館  http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_1.html
2.高山陣屋[1]http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_2.html
3.高山陣屋[2] http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_3.html
4.高山市政記念館 http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_4.html
5.桜山八幡宮 http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_6.html
6.摂社 天満神社 http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_7.html
7.山桜神社http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_8.html
8.安川交番、高山警察署、市役所 http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_9.html
9.飛騨国分寺 http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_10.html
10.新宿‐高山のバスの予約をインターネットで「後部」を希望すると。「労災」で歩行困難にされた話 http://shinkahousinght.at.webry.info/201510/article_11.html 

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