国府大仏(木曽垣内の大仏)、阿多由太神社、木製ベンチ、・・ 高山シリーズ第2回(5)

[第282回] 高山シリーズ第2回(5)
【19】 「国府大仏」( 「木曽垣内(きそがいと)のおおぼとけ」 「木曽垣内(きそがいと)の大仏さま」 )
   県道476号(古川国府線)を高山線飛騨国府駅の北あたりを、右にB&G体育館を見ながら西に進み、国府小学校の西で北に曲がり、国府小学校の北のあたりで西に進むと左側に国府中学校、右側にこくふ保育園。 県道76号(国府見座線)を横断し、まっすぐに行ったあたりに、「国府大仏」という大仏さまがいらっしゃるはずなのです。 県道41号・472号の南、広瀬橋より東、金樋橋より西にある「飛騨国府特選館 あじか」にあった案内看板↓ によると・・・・・
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↑ 「特選館 あじか」に立っている案内看板。(↑クリックすると大きくなります。)
   ところで、「世界4大がっかり」て知っていますか?  シンガポールのマーライオン、 デンマーク・コペンハーゲンの人魚姫の像、 ベルギー・ブリュッセルの小便小僧、 それに、日本では千葉県鎌ケ谷市の鎌ヶ谷大仏。 この4つを「世界4大がっかり」と言います。 誰が言ったかというと、私が言ったのです。 「世界3大がっかり」の方は、ダイヤモンド社から発行されている『地球の歩き方・シンガポール』か『地球の歩き方・北欧』のどっちかに載っていたように思います。 決して悪いということではないのですが、相当に有名なので、さぞかしものすごいものがあるのだろう・・・と思って期待して行くと、「え~え、これえ~え・・・・」と思ってしまう・・・というのが、「世界3大がっかり」のシンガポールのマーライオン・コペンハーゲンの人魚姫・ブリュッセルの小便小僧だそうです。 鎌ヶ谷大仏は、新京成電鉄に「鎌ヶ谷大仏」という駅があるくらいなので、奈良の東大寺の大仏とか千葉県の鋸南町の鋸山の大仏ほどは大きくないとしても、鎌倉の大仏と同じくらいかそれより少し小さいくらいの大仏さまがいらっしゃるのではないか・・と思って訪ねる人がけっこう多いみたいなのです。 私もそう思って行ったのです。 ところが、鎌ヶ谷駅のすぐ近くのはずなのですが、見当たらない。おかしいなあ~あ・・・と思って、鎌倉の大仏の頭のあたりの高さ・・というと、ビルの3階か4階くらいの高さを見まわすのですが、見当たらないのです。 変だなあ~あ・・・と思って目を人間の頭の高さあたりに視線を戻すと・・・・・、ぶほほほほ~・・・、いらっしゃったじゃないですか、それ、目の前に・・・・。 決して、鎌ヶ谷の大仏さまが悪いのではないのです。 ただ、駅名になっているくらいだから、そして、「鎌倉の大仏」と「鎌ヶ谷の大仏」て音も似ているし、鎌倉の大仏さんくらいの大きさの方がいらっしゃるもんだ~とばっかり思い込んでいたら・・・・、ぶほほほほほ・・・・。 これだった♪ と。 小っちゃいんです、鎌倉の大仏のような大きさだと思い込んで行くと。 
  それで。 鎌ヶ谷大仏が好きなのは、その後、鎌ヶ谷大仏の付近、鎌ヶ谷大仏駅の付近に行くことは何度かあったのですが、いつ、行っても、鎌ヶ谷大仏の前で、「え~、これえ~?」て顔してるにーちゃん・ねーちゃんとか、鎌ヶ谷駅と鎌ヶ谷大仏の間くらいで、「どこだろう、おかしいなあ~」て顔してビルの3階か4階あたりの高さをながめまわしているおじさん、おばさんを見るのです。 おもしろいですよね。 やっぱり、大仏さんというのは、こういうユーモア感覚がないといけませんわなあ。 だから、晴れて、鎌ヶ谷の大仏さまを「世界3大がっかり」に加えて、栄誉ある「世界4大がっかり」に認定することにいたしました。 誰がしたかというと、私がしました。
※「鎌ヶ谷大仏」を知らん人は、
《ウィキペディア―鎌ヶ谷大仏》http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%8C%E3%83%B6%E8%B0%B7%E5%A4%A7%E4%BB%8F  など、参照。

   「国府大仏」も、「特選館 あじか」の案内看板には出ているけれども、『楽楽(らくらく) 飛騨高山 白川郷・上高地』(2014.5.1. JTBパブリッシング)には、国府町で出ているのは、清峰寺(せいほうじ)「円空堂」・太平山安国寺(たいへいざん あんこくじ)・阿多由太神社(あたゆたじんじゃ)の3つ、「国府大仏」は飛騨国府の地図にも示されていない・・・となると、もしかして、鎌ヶ谷大仏さまと御同様の大仏さまがいらっしゃるのか・・・・・
   で、鎌ヶ谷大仏と違って、国府小学校の北の道を曲がり、国府中学校と こくふ保育園の間の道をまっすぐに行くと、探すことなく↓のお堂に出会いました。
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↑ ≪ 木造阿弥陀如来坐像  岐阜県指定重要文化財 昭和三十九年十二月八日指定
  「木曽垣内のおおぼとけ」・「木曽垣内の大仏さま」の呼称で親しまれるこの仏像は、仏身の丈二メートル一センチ、台座の高さ九十七.五センチ、仏の顔の長さ六十センチ、肩幅は一メートル余で檜材を用い、顔から胸・腹にかけての部分は作られた当時のものである。
   肩から両手・膝から足及び蓮台は、慶応二年(1866年)に補修されたことが胎内にあった墨書銘から判明した。
   補修を重ね当時の原型をとどめていないため、制作時期を判定するのは難しいが、顔つきから平安時代と推測される。
   飛騨地方には例を見ない大きな仏像であり、県重文に指定された。 ≫ と書かれた看板が立っているが、
お堂の中におられ、暗くて実際のところ、よく見えない。
   「木曽」というと、JR中央西線の中津川あたりから恵那、馬籠、妻籠、木曽福島といったあたりの地名かと思っていたのですが、この大仏さまのお堂があるあたりは、「高山市国府町木曽垣内(きそがいと)」という地名なのです。
   それで、ですねえ。 鎌ヶ谷大仏と同じく決して悪いとは申しませんが、↑の「特選館 あじか」のところの案内看板の「国府大仏」の大仏さまの絵ですが、やっぱり、ちょっと、実際よりでっかいですよえね・・・・。




【20】 国府中学校
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↑ 阪神淡路大震災以来、全国的におこなわれている耐震補強工事が国府中学校でもなされているようでした。 あれは、「制振装置」か?と思うのですが、でも、役に立つのかなあ・・・あれ・・・と思ってみたりもするのです。 既存の建物の外側にくっつけているあの装置って。  ここがということではないのですが、もしかして、「単なるゼネコンのえさ」とかいうことないかあ~あ・・・・なんて、ふと思ってみたりもするのですが、まったく役に立たないこともないのでしょうけれども、実際、どのくらい役に立つのか・・・。 どうなのでしょうね。


【21】 「国府大仏」(「木曽垣内(きそがいと)の大仏さま」)のお堂の東側の公園とそのベンチ
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↑ 「国府大仏」(「木曽垣内の大仏さま」)の東側の公園のベンチは、木の国・飛騨だけあって木製。(写真はクリックすると大きくなります。 大きくして見てください。)
   もっとも、木製の椅子・ベンチを屋外に設置した場合、腐り対策をどうするかという問題があります。 防腐防蟻剤ACQの加圧注入材を使用する方法があり、ホームセンターに行くと、造園用に「焼き杉」という表面をあぶるような処理をしたらしい杉が販売されていたりします。(YouTubeには、焼き杉の作り方 について公開されているものがいくつかあります。) ユーカリの木は腐りにくいということで、造園用にユーカリの木の「枕木」(鉄道に使用されていた枕木の払い下げ木材ではなく、枕木の形状で「枕木」という商品名で造園用に製作されて販売されているもの)があり、我が家でもユーカリの木の「枕木」を買ってきて、掃出し窓から庭への出入りの際の踏み台に使っていますが、もう何年も経ちますが腐っていません。〔「枕木」に関しての、私の苦い思い出を、[第209回]《千葉県船橋市東船橋「天神社」参拝。フナトリ線駿河台交差点南のNシステム。変な言い訳で怒らせる男の話。 》http://shinkahousinght.at.webry.info/201311/article_1.html で述べました。〕  桧の心材は腐り・白蟻に強いと言われますが、しかし、常に屋外に置いておいたのではやはり痛むのではないかと思います。
   コルクの床材は温かみもあり、見た目もいいのですが、よく歩く場所だと汚れやすいとも言われ、また、痛みやすいとも言われます。 コルクの床材のメーカーの人にきいてみたことがあるのですが、表面に無色の塗装をして痛みにくいようにする方法があり、比較的よく採用されるものとして、ウレタン塗装があり、一番頑丈なものとしては塩ビ塗装があるというのです。 コルクの床材の上に塩ビ(塩化ビニル)を塗装する方法は頑丈で痛みにくく、靴のまま上を歩いても大丈夫だというのです。 しかし、そのかわり、手触り肌触りも、もはや、コルクのものではなく、塩化ビニルの手触りになるというので、「それなら、塩ビでコルクのガラのクッションフロアーでいいことになりますよね」と私が言うと、「そうなんですよね。 そのあたりが難しいところですね」とその方も言われたということがありました。
   ロシア連邦のイルクーツク州、イルクーツクとバイカル湖畔のリストビャンカ村との中間付近にある木造住宅博物館に行った時、木が屋外にそのまま出たデッキなどあったのですが、屋外にそのまま出して腐らないのだろうかと思い、ロシア人のガイドさんに話してみたところ、彼は「カラマツですから腐らないです」と言ったということがありました。 気候の違いというものもいくらかあるかもしれません。 このベンチはどうなのでしょう。 私が子供の頃は、エスカレーターというのは屋内のものだったように思うのですが、最近は屋外のエスカレーターてありますよね。 あれも屋外で設置するための工夫をがされているのでしょうね。
   木の手触り・肌触りを残した上で、屋外でも木製のものを腐りにくいようにするには工夫が必要でしょう。 防腐防蟻剤QCBの加圧注入の場合は緑っぽい色がつきますが、このベンチは木の色で緑っぽい色はついていなかったので加圧注入木材ではなさそうです。 表面塗布処理の防腐防蟻剤では茶系の色のものもあるようですが、在来木造やツーバイフォー工法の住宅で使用される表面塗布処理の防腐防蟻剤は構造材に対して塗布する場合は少なくとも塗布しないよりは防腐防蟻効果はあるとしても、そこに座り手を触れるベンチにはあまり使用したくはないものです。 これはどういう処理のものなのでしょう。
   建築探偵団にも、「建築家」の建築探偵団と建築屋の建築探偵団があって、私は建築屋に比重のある建築探偵団なので、こういう問題に関心がいきがちです。 「建築家」は腐ろうがどうなろうがおかまいなしですもん。 そんなことは「意匠家」が知ったことか、てところでしょうから。でも、そういうのってどうなのでしょうね・・・。 「世界の丹下健三」の東京カテドラル聖マリア大聖堂(東京都文京区)の木製扉も雨や日差しにあたって汚くなっていましたし、東京カテドラル聖マリア大聖堂は竣工時から雨漏れがしたといいますし。 「建築家」にとっては竣工時から雨漏れがしようがそれがどうした! 世界の◇◇大先生が設計なさったものなのだからありがたがりなさい! てところなのでしょう。 建築屋なら竣工時から雨漏れがしたとなると、ぶっ壊して建て直せと言われかねないところですが・・・。 建築屋から見ると、なんだか、「建築家」て勝手な連中て感じがしますね・・・。


【22】 阿多由太神社(あたゆたじんじゃ)
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↑ 写真はクリックすると大きくなるので大きくして見てください。その上で、「+」マークをあててクリックするとさらに大きくなります。
  右手前の石碑には「阿多由多神社」と書かれています。 その後ろの小さめの石碑には「国重要文化財建造物 阿多由多神社本殿」と書かれています。 左の木製の碑は2文字目が読みずらいのですが、「木造随神」と書かれているのでしょうか。

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↑ 社殿に至る途中で川を渡りますが、これは宮川ではなく荒城川。 荒城川はここから北西に流れ、今は飛騨市になった飛騨古川で宮川に合流します。 宮川は最終的にどこに流れるのかと思って地図を見ると、北に流れて、富山県に入ったあたりで神通川と名前を変え、富山湾に至るようです。
  宮川もそうですが、2014年8月16日、荒城川も相当に増水しています。 
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↑ 阿多由多神社 社殿
   村山天神でも見られましたが、拝殿部分が2つに分かれ、それに幣殿(石の間)、本殿と続く社殿の構成というのは、この飛騨地方によく見られる神社の構成なのでしょうか。 この後、高山市内の飛騨総社にも行きましたが、飛騨総社も4部構成でした。
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↑ 村山天神 と同じく、土台の上に通気スペースがあるようです。

  社殿の脇にもかなりすりきれていますが木製の看板があって↓
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↑ ≪阿多由多神社本殿  本殿は三間社流見世棚造り 屋根は柿板葺きで 比較的簡素な造りではありますが、技法・手法ともに優れ、素朴で優雅な感じがする建物です。 建立は室町時代初期と考えられています。昭和36年に国の重要文化財に指定されました。≫と書かれています。「柿板葺き」の「柿」の字が読みずらいのですが、《ウィキペディア―阿多由多神社》http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%A4%9A%E7%94%B1%E5%A4%AA%E7%A5%9E%E7%A4%BE にも≪柿葺≫と出ているので「柿」でしょう。
   「見世棚造り」とはどういうものを言うのでしょう。  《KOtOBANK.JP 見世棚造り(みせだなづくり) 》http://kotobank.jp/word/%E8%A6%8B%E4%B8%96%E6%A3%9A%E9%80%A0%E3%82%8A を見ると、≪間口が一間くらいの小さく簡素な社殿。土台の上に組まれ,階段はない。 ≫と出ています。

   『楽楽 飛騨高山 白川郷・上高地』(2014.5.1. JTBパブリッシング)には、≪創建年は不明だが、平安時代の神社の一覧表、延喜式神名帳に飛騨国式内社八社の一つとして記載された古社。 本殿は素朴ながら技法に優れ、室町時代初期を代表する建築物として、国の重要文化財に指定されている。≫と出ています。
   さて、最初の鳥居の手前の石碑に≪国重要文化財建造物 阿多由多神社本殿≫とあり、社殿の脇の木製看板の説明書きにも≪阿多由多神社本殿  本殿は・・・・昭和36年に国の重要文化財に指定されました。≫と書かれており、『楽楽 飛騨高山 白川郷・上高地』(JTBパブリッシング)にも≪本殿は・・・・国の重要文化財に指定されている。≫と書かれているのです。  ≪本殿は≫ということは、拝殿・幣殿の部分は重要文化財ではないのでしょうか。 鎌倉の荏柄天神社([第225回]《荏柄天神社(えがらてんじんじゃ 鎌倉市)参拝‐冤罪を晴らす神・菅原道真・怨念晴らすお百度参り(15) 》http://shinkahousinght.at.webry.info/201401/article_7.html 参照)は、拝殿・幣殿は第2次世界大戦中の爆撃で焼失して、戦後に復元されたものなので、重要文化財の指定は本殿のみで拝殿・幣殿は十分に指定されていないということのようですが、この阿多由多神社はどうなのでしょう。 阿多由多神社の場合、社殿全体を「本殿」と表現しているのでしょうか。
《飛騨高山 こくふ観光協会 阿多由多神社本殿》http://www.hidakokufu.jp/%e9%98%bf%e5%a4%9a%e7%94%b1%e5%a4%aa%e7%a5%9e%e7%a4%be%e6%9c%ac%e6%ae%bf
《高山市観光情報 阿多由多神社》http://www.hida.jp/cgi-bin/kankou/sigview.cgi?admin=contents_view&id=1050201000410&area=2
《清流の国 岐阜県 阿多由多神社本殿 (岐阜県教育委員会)》http://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku-bunka-sports/bunka-geijutsu/bunkazai-zuroku/bunkazai-zuroku/kenzobutsu/takayama/atayutahonn.html
に出ている「阿多由多神社本殿」の写真を見ると、↑の拝殿とは異なるようなので、一番後ろの建物を本殿と言って、一番後ろだけが重要文化財に指定されているということなのでしょうか。 こくふ観光協会さんも、岐阜県教育委員会さんも、そのあたりをきっちり述べてほしいようにも思うのですが、もしかして、公開している人自身、よくわかってない?・・・

   阿多由多(あたゆた)神社というのは、どういう神さまを祀っているのでしょうか。 『楽楽 飛騨高山 白川郷・上高地』(JTBパブリッシング)にも書かれていませんし、現地にも説明書きはありません。 鳥居の手前に「木造随神」と書かれた碑が立っているところを見ると、木の神様、もしくは、木工、木質系建築の神様なのでしょうか。 「授与所」でもあれば、きいてみたいとも思うのですが、ありません。
   大阪府箕面市には、阿比太(あびた)神社(http://abita.or.jp/yuisyo.html )があります。箕面市の阿比太神社はスサノオノミコトを祀っているとHPには書かれています。 「アタユタ」と「アビタ」とは音が似ている。 又、「阿多由太」と「阿比太」では「阿」と「太」と2文字が共通しています。 スサノオノミコトは、仏教で祇園精舎を守る牛頭天王と習合したりもしますが、息子の五十猛神(イソタケル)や娘のオオヤツヒメ・ツマツヒメとともに、日本全国に木を植えてまわった神でもあります。 阿多由太神社の橋の手前の鳥居の手前に「木造隋神」と碑が立っているところから考えて、もし、阿多由多神社の神が木の神・林業の神・木工の神・木質系建築業の神であるならば、大阪府箕面市の阿比太神社の祭神だされている息子・娘とともに日本全国に木を植えてまわったというスサノオと共通するものがあるとも思えてきます。
  沖縄から奄美諸島にかけて、「ユタ」という「シャーマン」というのか「霊能者」というのかがいるという。(たとえば、《ウィキペディア―ユタ》http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%BF 参照)。 「アタユタ」神社の「ユタ」は沖縄から奄美諸島の「ユタ」と関係あるのだろうか。 もし、関係あるとすると、「アタ」とは何だろう。「アタ」と「ユタ」を(が?)祀ったのだろうか。
  これらは、私の推測・仮説でしかありません。 でも、何の推測も仮説も述べることができない岐阜県教育委員会よりいいと思いませんか。 「教育長」なんか私よりよっぽど高い給料もろうとるんやろうけどなあ。わしぁ、日陰の月見草・・
  ・・ということで。もし、よく御存じの方、おられたら教えてください。

  さて、この後ですが、高山市国府町では、この阿多由多神社の前を東にしばらく歩くと、≪南北朝時代に足利尊氏が全国に制定した安国寺の一つで、臨済宗妙心寺派。 見どころは、応永15年(1408)に建てられた、飛騨地方で唯一国宝に指定されている経蔵。 内部の輪蔵は、回転式の輪蔵としては日本最古のもの。≫(『楽楽 飛騨高山 白川郷・上高地』)という安国寺と民族館・郷土館があるはずで、その距離は、飛騨国府駅から村山天神までの距離よりずっと近い、ということは、上枝駅から村山天神~あじめ峡を経て飛騨国府駅~阿多由太神社まで歩いてきた者としては、歩いていけないことはない・・・ようにも思うが、しかし・・・↓
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 どぉせぇきぃりゅう~ぅ~!?!
土石流が発生する場所がこの付近にあるらしい。 かつ、↑の荒城川や宮川の増水を見ると、やはり、建築探偵団としては、 「安全第一」
   その土地の住人なら、どこが危険でどこはそれほど危険ではないといったことも、もし、危険な状況になった時にはどこに避難するべきかも知っているからまだいいとしても、外来者としては、どぉせぇきぃりゅう~ぅ が発生となると、どうしていいか対処のしようもないし、そもそも、大雨の中を歩くのには苦痛を感じだしたので、今回はここまでにすることにした。

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(↑ クリックすると大きくなるので大きくして見てください。)
↑ 神社の鳥居であるが、石の鳥居と木製の鳥居があり、時として銅の鳥居とかあったりする。 子どもの頃はたいして気にもしてなかったが、建築屋の仕事をして建物の構造について考えるようになると、木製の鳥居はまだしも、石の鳥居て、よく組み立てたな、て感じがする。 また、お寺のお堂や神社の社殿は基本的には普通の建物と同様に建てることができると思うのだが、鳥居というのは2本足であり、極めて不安定なもののはずなのだ。 
   神社の鳥居て、2本足なのに、なんで立ってるんだろう・・・て思いませんか?  又、木の鳥居ならともかく、石の鳥居て、あの石、どうやって加工したんだろう、どうやって立てたんだろう? て思いませんか? 地震の時、石の鳥居のそばにはいない方がいいということはないのだろうか・・・とか思いませんか。 しかし、2本足のわりに、地震で社殿や一般の建物が倒壊するような時はともかく、中程度の地震があっても、鳥居がどかどか倒れたという話はそう聞かないように思うのですが、2本足なのに、なんで倒れないのだろう? て思いませんか。 そういうことを考えると、鳥居がある所に行った時、凝視するようになったのです
   スツールの場合、4本足のものと3本足のものがある。 4本足のものの方が3本足のものより頑丈で、3本足のものは4本足のものより不安定かと、かつては思っていた。 今はあまり見なくなったけれども、私が子供の頃、1960年代には、3輪のトラックというのがよく走っていた。 3輪のトラックと4輪のトラックなら4輪のものの方が安定していて横転しにくいはずで、そうであるからか、その後、3輪のトラックはあまり見なくなりました。同様に4本足のスツールの方が3本足のスツールより安定しているのかと思っていたのですが、実はそういうわけでもないようだったのです。 ポリテクセンター千葉の建築CAD科に2009年、今となっては5年前に通った際、3本足のスツールは主に屋外で使用することを考えたもので、地面が必ずしも平らでない場所の場合、4本足であれば、1本の足が浮く場合が多いのに対し、3本足のものなら3本とも着地するので、下が平らでない場所、主に屋外で使用することを考えたものは3本足で作られている、という話を聞かせてもらって、なるほどと思ったということがあった。
   それで、鳥居って、2本足なのに、よく立ってるなあ・・・て思いませんか? 木の鳥居はともかく、石の鳥居て、よく立てたなあて思いませんか?  石でよく組み合わせたなあ、て思いませんか? そして、2本足なのに、なんで、倒れないのだろう、て思いませんか?   地震の時、社殿が倒壊するくらいの大地震の時はさておき、中程度の地震で鳥居がどかどか倒れたという話はそれほど聞かないように思うのですが、なんで、倒れないのだろう。  そう思うと、鳥居がある所に行くと、鳥居を凝視するようになったのです。
   この阿多由太神社の石の鳥居は、けっこう頑丈に構造を考えて作られています。↑ この貫とか、木なら加工もできるでしょうけれども、石なんですよね。 落ち着いて考えてみると、よく加工して組み立てたなあ、て感じがします。

  回、高山シリーズ第2回(6)http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_7.html、 建築探偵団は 飛騨国府駅周辺 をもうひと歩きします。

ぜひご覧くださいませ。
    (2014.9.17.)

☆ 高山シリーズ第2回は、
(1)国府町村山天神参拝(1)上枝駅から宮川沿い http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_2.html
(2)同(2) 社殿の床下換気 http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_3.html
(3)同(3)浸透桝で雨水処理。赤松は赤い。 何度もかかってきた電話を無視して帰宅する男。 払うべき金を「倒産」だ「破産」だと言って払わず逃げる男は「申し訳ありません」くらいは言うべきだと思いませんか? 裁判官は高給とってるにもかかわらず・・ http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_4.html
(4)あじめ峡、あじか、廣瀬神社、国府小学校http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_5.html
(5)国府大仏、阿多由太神社。 今回。
(6)飛騨国府駅周辺。 「耳付片流れ屋根」自然環境・立地を考慮した屋根造りの例と何も考えないハウスメーカー http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_7.html

(7)松本家住宅上・ヒラノグラーノhttp://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_8.html
(8)松本家住宅下・宮地家住宅上 床柱と落とし掛けの関係1、仏壇、神棚への配慮。がさつな男は営業できるか?http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_9.html
(9)宮地家住宅下・平田記念館http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_10.html
(10)飛騨民族考古館1 布ら里、歴史的建造物への落書きはやめましょう http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_11.html
(11)同2 「吊天井」2つの意味 http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_12.html
(12)同3 床柱と落とし掛けの関係2、「・・・はできますか」ときかれて「できます」と答え、契約金を入れてもらえば「うちではそれはできません」と言って「適当に建ててしまえ」という営業は「営業力ある」と称賛する性質のものでしょうか?   「建築家の作る家」と「お互い、一生懸命、努力して考えた」家はどちらがいい家でしょうか? http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_13.html
(13)同4 喫茶ばれん、質屋の入口から逃げる卑怯者裁判官 http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_14.html
(14)飛騨高山まちの博物館  木造3階建の筋交いはどう入れるべきだろうか? http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_15.html
(15)東西反転プランでは玄関だけ移動するのか? 「2級建築士だぞお」て、そんなこと言われて誰か「言うことをきく」でしょうか? http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_16.html

〔(16)~(20)の前提、権威主義的パーソナリティーの「デザイナー」が「建築家」の名前で敬意を表した慶應日吉(新)図書館について http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_17.html 〕
(16)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 1 JR日光駅はライトの設計でなければ価値はないか? http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_18.html
(17)同2 http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_19.html
(18)同3 マーケティング的発想のない店、掃除しにくい細かい桟にほこりがいっぱいたまった飲食店 http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_20.html
(19)同4 料理を出せないついたて付きテーブルの飲食店。業者に苦情を言えない建設部長・店のコンセプトが理解できない建設部長。 「日露戦争戦勝100周年」と無神経な発言を飲食店の開店セレモニーの挨拶で述べる女性。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_21.html
(20)同5 「酒が飲めない人にも飲める酒」を勧められない「日本酒ソムリエ」。 人事総務の最低スキル、もしくは、「レベルが低い」人材開発部。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_22.html

(21)飛騨総社。宮川の増水、他。http://shinkahousinght.at.webry.info/201409/article_23.html


☆ 高山シリーズ第1回 は、
上[第202回]飛騨天満宮、松本家住宅他http://shinkahousinght.at.webry.info/201309/article_7.html
中 [第203回]「天神」考察。居酒屋はいいかげんhttp://shinkahousinght.at.webry.info/201309/article_8.html
下 [第204回]高山市の白山神社。高山市役所http://shinkahousinght.at.webry.info/201309/article_9.html 
ご覧くださいませ。 


木材のおはなし (おはなし科学・技術シリーズ)
日本規格協会
岡野 健

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