富津市の大坪山・東京湾観音から見た富士山 、透明ガラスは実は色がある、というお話~新年に際して

〔第153回〕
   新年となりました。 昨年、このブログを見てくださった方、読んでくださった方、どうもありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
   ・・・ということで、年始の挨拶にかえて、「富士山」の写真2枚をお届いたします。
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↑ 上2枚は、いずれも、千葉県富津市小久保の大坪山にある東京湾観音から撮った「富士山」、山梨県と静岡県の境にある富士山の写真です。 <クリックすると大きくなります。>
    
  昨年は辰年で、竜(辰)というような動物はいないので、えとの動物ではなく富士山の写真を年賀状に入れようと思い、千葉県在住者としては、今までに見た千葉県から見える見事な富士山としては、鋸山の山頂から見た富士山がいいと思い、鋸山に行ったものの曇っていて見えな~い。 めげずに、天気予報で「晴れ」の日に、再度、言っても、やっぱり、曇っていて見えな~い。 困った、と思った時に思いついたのが、鴨川シーワールド。
  鋸山から東に行って太平洋側に行くと、海べり、大地震があると津波がこわそ~お・・な所に鴨川シーワールドがあって、タツノオトシゴがいたのです。

  それで。 今年のえとは蛇(へび)。 へびくらいは、どこかの動物園に行けばいるだろう・・けれども、どうも、年賀状の写真にヘビというのは、似合わないような気がする・・・ということで、再度、富士山に挑戦。
  千葉県から見える富士山というと、また、鋸山に行くと、ま~たまた、曇っていて・・という可能性もあるので、今回は、〔第141回〕《箱根神社訪問。及、曽我神社-「子供」を大義名分にしてひとの親を食い殺す女(男)に報復を下す神様-参拝 》http://shinkahousinght.at.webry.info/201211/article_1.html  でとりあげた箱根神社のある箱根の芦ノ湖あたりからなら、少々曇っていても遠くないから富士山は見えるのではないか・・・と思った・・・のだが、言って見ると、箱根神社の付近からも元箱根港のあたりからも、見えな~い・・・。 なぜかというと、芦ノ湖というのは周囲を山で囲まれており、箱根神社も元箱根も芦ノ湖の北岸にあるので、富士山との間には箱根の山があって見えな~い・・ノダ。  それで、帰り、「バイパス回り小田原行き」のバスの中から、一瞬、見えたのだが、撮影する間もなくバスは山道を入って行って富士山は見えなくなってしまった。
   
   そこで。 こうなったら、「千葉県の富士山」、即ち、上総富士でいこうじゃないかと思い、君津市大坂まで行って撮影したが、その帰り、西へ~西へと進めば君津の街、館山自動車の方へ行くだろうと思って走っていると、なかなかつかない、どうしたんだ・・と思っていると、なぜか・・というより、いつしか西へ向かっているつもりで南へ走っていたらしく、鋸山の東方まで行っていたのだ。 よし、こうなったら、再度、鋸山からの富士山に挑戦・・・と思って、鋸山のふもとにあるロープウェイ乗り場まで行くと、「強風のため運行停止中」の看板。 なんとも、鋸山からの富士山というのは、写真になかなか撮らせてもらえないみたい。 
   そこで。 よし。 東京湾観音へ行こう。 東京湾観音ならロープウェイなど乗る必要はないから、強風関係なしにあがれる・・・ということで、東京湾観音へ行ったのです。

   わたしなどが子供の頃、1965年前後においては、「日本で一番大きな仏像は」→「奈良の大仏」 「日本で一番背の高い像は」→「東京湾観音」だったのです。 小学館から出ていた「小学○年生」の付録の「なぞなぞクイズ」に書いてあったのです。そのように。 
   だから、鋸山の大仏が日本で一番大きな仏像だ、という話を聞いたときは、ややや、ま~たまた、村おこしだか町おこしだか岩おこしだかのために、奈良の大仏より大きなものを意図的に作ったなあ~あ・・・と思ったのですが、鋸山の大仏は、何もなかったところに最近作ったものではなく、岩肌に彫って江戸時代に作られていたのが、岩を彫刻したふきさらしのものなので風化していたものを、1966年(昭和41年)に修復したというものらしい。だから、私が「小学○年生」の付録で見た頃は、鋸山の大仏はまだ修復作業の途中であったか、修復修了直後であったかのため、一般的には、「日本で一番大きな仏像は?」→「奈良の大仏」であったのです。
   東京湾観音の方は、戦後、1961年(昭和36年)に作られたものですが、1960年前後においては、「日本で一番背の高い像は?」→「東京湾観音」であったのです。  しかし、最近では、あまりそういう話は聞かない・・ということは、その後、町おこしだか村おこしだか岩おこしだか粟おこしだかで、それ以上に背の高い観音像がどんどこどんどこ作られた・・・のかな・・??? という気がします。

   東京湾観音は最寄駅はJR内房線の「佐貫」駅ですが、最寄駅といっても近くではない。 電車で行くとあまり便利ではない・・が、クルマで行けば、けっこう広い無料駐車場もあって便利。 
   やっぱり、富士山の写真を取るなら、東京湾観音の最上階から撮ってみるべえ~え・・・と思って、一番上まで登って撮ったのが上の写真の上の方。  いやあ、鋸山のロープウェイが運行停止になるだけあって、山の上に立つ東京湾観音の最上階となると、もう、風が強いわ強いわ。 めげずに撮ったのがこの上の方の写真です。

   それで、下の方の写真は何かというと、やはり、富津市の東京湾観音がある大坪山の東京湾観音の所から撮った写真ではあるのですが、東京湾観音の前に売店がありまして、東京湾観音の最上階から、強風にめげずに撮影して降りてきて、売店に入ってみると、ここからでも見えるじゃ~ん・・・ということで、撮ったのが下の方の写真でした。 なんだか、地上1階の売店からの方が、東京湾観音最上階から風ニモ負ケズ撮った写真よりも富士山がよく移っているじゃないのよ、いったい、何のために苦労して、上まで登って、風ニモ負ケズ撮ってきたのだろう・・・。 まあ、いいか。

   それで、それで。  なぜか、2枚が色違い。

   今は昔。 外国へ行って、歴史的建造物などを見学した際、写真ばっかり撮っていたのでは、プロのカメラマンでもないのに、何しに行ってることかわからない。 実に愚かなことであり、写真は枚数を限って少なくして、自分の目でよく見てよく感じるようにしようと思い、写真が欲しければ、写真の絵葉書を買えばいいと考えたのです。 それで、ローマとナポリに行った時、そのようにしたのですが、持ち帰った写真と写真絵葉書を見比べると、写真絵葉書というのは、写真のようで写真ではないのです。 「写真様の絵」「写真みたいな絵」なのです。 自分で撮った写真というのは、プロのカメラマンのようにうまくはないとしても、本物なのです。 
   それに気づいたのですが、しかし、だからといって、写真を撮りまくって、自分の目で見る自分自身で感じるということをやめるのは、やはり、愚かだとも思い、折衷案として、写真は枚数を限る、特に宗教施設などは、とりあえず、写真は撮らずに訪問し、後で撮りたいところだけ撮る、というようにしました。 スケッチブックを持って行って、おのれの手でスケッチしようとしたこともあるのですが、なかなかスケッチする時間はとれません。
   いっそのこと、写真を撮るのはやめようか。 自分の目で見て感じて記憶に残ったものと写真とが異なった時、おのれの心に残ったものが間違っているというわけではない。 たとえ、おのれの心に残ったものが写真と異なっていても、おのれの心に残ったものの方が正しいのだ、と思い、写真はやめようかとも思ったのですが、そう思いつつ、撮ってきた写真を後に見ると、行った時に気づかなかったものが写真に写り込んでいる場合があるのです。
    はて、ここに写っているこの男は、もしかすると・・・・Gではないか・・などということは、幸いなことにか残念なことにか今までありませんが。 
(G とは、国籍不明・年齢不詳の世界的スナイパー。 デューク東郷と名のることがある。日本人、中国人、日本人とユダヤ人との混血、日本人とロシア人との混血などの説があるが確定しない。毛沢東の子孫という説もあるがはっきりとしない。その正体を見て報道した者は命をなくすと言われている。報酬は高いが、依頼を受けたものは必ず実行する。 背後に立たれることを嫌い、又、かばんから物を出す場合、「ゆっくり」出すように要求する。)

  1997年、ナポリに行った時、ナポリ中央駅を出てナポリの街を歩きだすと、な~んだか、きいったない街だなあ~あ。ナポリの街ほど美しい街はないとかなんとか歌に歌われるにしては、きいったないなあ~あ・・と思ったのです。 どこがきいったないかというと、バールというミニコンビニみたいな立ち食い立ち飲みのドトールコーヒーかスターバックスコーヒーかみたいな店で、菓子パンみたいなのを買って、それを立ち食いで、道でくっちゃくっちゃ食べて、そして、その紙包みを、そのへんの道にポイッと捨てるのです。 地元に人たちが。 次から次へと。だから、道が紙屑だらけなのです。 さらに、トスティの歌曲「マレキアーレ」(⇒「YouTube― Pavarotti- Tosti- Marechiare」http://www.youtube.com/watch?v=cxhvfJCVN9A )で歌われるマレキアーレ(イタリア標準語では、マレキア―ロ)に向う道を歩いていると、グニャッとした感覚が足に・・・・。 なんだか、いい気持ちじゃない。 これは、日本でも、私が子供のころは時々体験した感覚。 いわゆるひとつのイヌのうんこ・・・があったのです。 マレキア―ロというより、ウンコドーロ・・・。 どこが世界で一番美しい街だよお~お、いやだよ、ウンコドーロは・・・と思ったのです・・・が、その翌日、カポディモンテの丘に登って、そこから見たナポリの街。 おおおお~っ。 すばらしい! たしかに。 世界で一番かどうかはわからないが、世界一と言いたくなるくらい美しい。 すばらしい、と思ったのです。
  そして、さらに、その翌年、1998年、再度、訪問して、今度は、ヴォメロの丘に行ってナポリ市街を見ると、す~ばらしい!!!  たしかに、世界一美しいと言いたくなる景観。 すばらしい。 
  その時、歴史的市街区の向こう、ナポリ中央駅の向こうのあたりに、丹下健三が設計したという「ナポリ新市街」の高層ビル群が見えたのですが、さすが、ナポリさん、世界で一番美しいという歴史的市街区はそのまま保存して、姓は丹下、名は健三 の高層ビル群は歴史的市街区の景観をそこなわないように、その向こうの場所に作るとは、やはり、日本人よりも美的センスはすぐれているわ、そのあたり、日本と日本人は見習わなきゃなあ、と思ったのです・・・が、撮って帰ってきた写真を、その後、見ると、それでも、「世界の丹下」の高層ビル群は、やはり、ナポリの歴史的景観をそこなっているのです。 写真を見て気づきました。 歴史的市街区のどまんなかは避けるように配置されてはいましたが、やっぱり、景観をそこなっていたのです。 これは、写真を撮ってきていたから気づくことができました。
   だから、写真撮りまくりでおのれの目で見ないおのれの感覚で感じないのはいいとは思わないけれども、やっぱり、撮ってきた方がいいかな・・・と思ったのです。

   そして、今回の発見。 上の2つの写真。 上の上が東京湾観音の最上階から。 上の下が東京湾観音の前の売店から。 な~んだ、低いところからの方が、富士山も大きく写っていいるじゃないの、ということもあるけれども。 色が違う。
   この違いは、東京湾観音最上階から撮ったものは、ふきっさらしの屋外、風がびゅう~うびゅう~う吹く外で撮ったもの。 1階の売店から撮ったのは、売店の内部から。 ガラス戸が1枚、間にある内部から撮ったもの。
   撮った時は、色ガラスでもなし、型ガラスでもなし、透明のガラス戸だから、間にあっても、見え方は変わらないだろう、と思って撮りました。 そこで見ていた限りでは、そのガラス1枚あってもなくても、見え方に変わりはないように感じました・・・・が、持ち帰って、パソコンで出してみると、上記のように、色が違うのです。
   今回の発見。 ガラスは透明ガラスでも色があるらしい。
   〔第141回〕《箱根神社訪問。及、曽我神社-「子供」を大義名分にしてひとの親を食い殺す女(男)に報復を下す神様-参拝》http://shinkahousinght.at.webry.info/201211/article_1.html で出した、バスの窓からガラス越しに撮った箱根登山鉄道の「箱根湯本」駅の写真も、実際に、バスの外で、肉眼で見たものと、少々、違うように思ったのですが、この時は、ガラス越しの写真しか撮らなかったので並べての比較はできませんでしたが、今回は、ガラス越しの写真(下)と直接の写真(上)を比較して見ることができます。
   透明ガラスって、間にあると、これだけの違いがでるんだあ~あ・・・・ という発見でした。 東京湾観音の上で撮って降りてきてすぐに下で撮ったというものですから、時間的にそれほどの差はないはずなので、夕焼けの影響とかではないと思いますよ。 たぶん。
   夕焼けの影響での違いではないと思うのだけれども・・・・。肉眼で見たのでは、特に違いは感じなかったし・・・・・。 上の下の写真より後の時刻にガラスなしの外で撮った写真が↓だし・・・。 たしかに、上の2枚、撮影時刻は夕方で、下の赤っぽい方が時刻は後ではあるが、そう大きく時間差はないはずなのだが・・・。 う~ん、なんだか、自信なくなってきてしまったな・・。今度、時間を逆にして再度撮リ比べてみたいと思います。その際には報告しますのでよろしく。
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  東京湾観音に行くのは2回目で、前回は、明るい時間に行ったのですが、今回は、君津市大坂から上総富士を見て、その後、鋸山のふもとに行って、そこから富津市の大坪山に来たので、東京湾観音を降りてきて、売店を出て、駐車場に来た時には、暮れかかっていましたが、暮れかかった時間帯の東京湾観音↑ もまた悪くないと思いました。
  
   どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。

※東京湾観音については、
「東京湾観音」ホームページ 「東京湾観音について」http://www.t-kannon.jp/about/index.html
鋸山と鋸山大仏については、
「鋸山 日本寺」ホームページ http://www.nihonji.jp/
「ウィキペディア-鋸山(千葉県)」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8B%B8%E5%B1%B1_(%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C)
鴨川シーワールドについては、
「鴨川シーワールド」ホームページ http://www.kamogawa-seaworld.jp/index.html   他参照。

※岩おこし・粟おこし を知らない方は⇒
「ウィキペディア-岩おこし」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E3%81%8A%E3%81%93%E3%81%97
「ウィキペディア-粟おこし」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%9F%E3%81%8A%E3%81%93%E3%81%97 参照。
  おみゃ~、岩おこし も知らにゃ~で、遅れてるずら。
      (2012.1.4.)  


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