NHK第一放送(ラジオ)に出る“福島県人”は、サクラか?役者か?~福島県人を馬鹿にするな!

〔第30回〕 ラジオのNHK第一放送で、4月26日(火)、夜、東京の日本橋で、福島県産の野菜の即売会が開かれたという話が伝えられ、そこに登場する“福島県人”が、「今、キャベツとレタスが旬ですから。それが、本来なら五十何円のところが十何円でしか売れないので、たまらないですよお。」とうれしそうな声で発言するのが放送されていました。 この何週間か前にも、福島県産の原乳が出荷停止にされていたのが、解除されたという時に、やはり、“福島県人”が、 「福島の牛乳は、大変おいしいですから、解除されて、本当にうれしいですよお。」などと、ラジオのNHK第一放送で話していたのを聞いた。 この発言、そのまま信じられるか? 本当の福島県人が、今、本当に、心からこんなこと言うか?特に、福島県人の皆さん、こんなことを本当の福島県人が心から言うと思いますか?

  まず、第一に認識しなければならないのは、今も、福島県双葉郡大熊町と双葉町にまたがってある福島第一原子力発電所の事故は収束しておらず、福島第一原子力発電所からは、今も「放射線」と「放射性物質」が相当に放出されており、福島第一原子力発電所の周辺では、今も相当に高い「放射線」量の数値が測定されていて、「放射性物質」は地表にも空中にもすでに相当に存在している状況にあり、原乳の出荷停止が解除されたとしても、また、出荷停止とされてしまうおそれはなくなっていない。 普通、その状況で、「福島の牛乳は、大変おいしいですから、解除されて、本当にうれしいですよお。」などと大喜びで言うか? そんなこと言う気になれるか?   
  「出荷停止が解除された」といっても、はたして、それが売れるか?という不安が生産者にはあるはずで、消費者としては、出荷停止が解除されたといっても、安全だといえるのか?という不安がある。消費者にだけでなく、生産者にも、一方で、買ってもらえないと困るという気持ちがあり、他方において、自分が生産しているものが本当に安全なのか? 自分が売った食品で、買ってくれた人が健康を害することはないのだろうか?という不安がある。 私は、住宅の営業の仕事をしてきたが、とにかく売れれば良い、カネが入れば良いという気持ちで仕事をしてきたのではない。 私が担当で家を建ててくれる人が、この家を建てたことによって、良いことがありますように、幸せになれますように、と思って仕事をしてきたし、そうであるからこそ、「建築家」「三代巨匠」のフランク=ロイド=ライトが、施主のヨメさんと駆け落ちしたなどという話は、「建築家」にとっては「男のカイショ」なのかもしれないけれども、私のような建築屋にとっては論外であると思ってきたし、だから、建築屋は「建築家」よりもプライドのある仕事であり、少なくとも住宅については建築屋は「建築家」よりも上だと思ってきたし、「建築家」の作る家 なんてろくなもんじゃねえ、と、ずっと思ってきた。 小学館から発行されている「ビッグコミックスペリオール」という隔週刊行の漫画雑誌に『味いちもんめ』という板前を扱っている話が連載されていますが、その『味いちもんめ』の話の中で、新宿の料亭「藤村」の花板・熊野さんが、「この梅干しを漬けている小田原の農家のおばあさんは、いつも、『この梅干しを買ってくれる人、食べてくれる人が健康になりますように。幸せになりますように。』と念じて作っていると言っておりました。」と話す場面があったと思います。 農業や畜産業をおこなっている人は、何の為にやっているかというと、まず、生活の糧を得るためではあるでしょうけれども、その農産物・畜産物を買ってくれる人、食べてくれる人が健康になってくれますように、幸せになってくれますように、という気持ちで作っているのではないのでしょうか。売れさえすれば、カネになりさえすれば、買った人、食べた人・飲んだ人が放射能による被害で健康を害しても知ったことではないという気持ちで作っているのではないと思うのです。 そうした時、出荷停止とされる測定数値を上回るよりも下回る方が良いのは確かであるとしても、たとえ、下回っても、だからといって、「福島の牛乳は、大変おいしいですから、解除されて、本当にうれしいですよお。」などと言って、即座に大喜びできるものではなく、そのような発言をする気持ちにはなれないと思うのです。 福島県人はそこまで馬鹿ではないと思うぞ。 そう思いませんか?


フランク=ロイド=ライトについては、
「ウィキペディア――フランク・ロイド・ライト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88

『味いちもんめ』については、
「ウィキペディア――味いちもんめ」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%B3%E3%81%84%E3%81%A1%E3%82%82%E3%82%93%E3%82%81
「小学館 コミック 連載作品の紹介 味いちもんめ 独立編」 http://big-3.jp/bigsuperior/rensai/aziichimanme/index.html  
他参照。

  今、勤めている会社において、「あの辺(福島県浜通り地域)の人間、馬鹿だからだめなんだ」と、ふと、口にしたところ、ある従業員から「福島県人差別だと言われますよ」と怒られた。 「いいんだよ、俺は。」と答えたが、なぜ、「俺は」いいのかというと、私自身が福島県人で「浜通り」人だからだ。(但し、「何パーセントか」であるが。) 私は大阪で生まれた人間で、東京の大学を卒業して東京圏で就職したが、福島県の いわき市に転勤で行って、5年間、いわき市からその北の双葉郡と南の茨城県北茨城市・高萩市あたりにかけて仕事をしてきて、そして、「何パーセントか」ではあるが「福島県人」になった。 福島第一原発のすぐ北で、海に近い地域は津波の被害を受け、内陸部では連日高い放射線量の数値が新聞に掲載されている双葉郡浪江町の見込客の方と折衝していた時、「○○さんも、ここで土地買って家建てて住めばいいじゃん。 こっちの女の人をお嫁さんにもらって一緒に住めばいいじゃない。こっちの女の人は嫌いかい? そうじゃなかったら、こっちの女の人、お嫁さんにもらえばいいじゃない。それで、こっちで土地買って家建てて住めばいいじゃん。」と言ってもらったことがある。 本当に、そうしようかとも思った。そして、5年間、勤務した後、勤務先から他の場所に転勤で行ってもらいたいと言われて移動する時に地元の人に挨拶した時には、「また、帰ってくるんでしょ。」と言ってもらい、そして、また、いわきに、福島県に帰ってくるつもりで、そこを離れた。 人がどう思うか知らないが、私は「何パーセントか」であっても福島県人になったと思っている。 誰であったか忘れたが、「うちのお父さんは、人が良くって馬鹿だから、すぐにだまされてしまってだめなんです」というようなことをテレビでだか話していた人がいたが、その「馬鹿だから、すぐだまされてしまってだめなんです」というのは、ほめているわけではないが、すべてけなしているわけでもない。私が「あの辺の人間、馬鹿だからだめなんだ」と言うのは、親しみをこめて言っているのであり、ひとりひとり違うとしても、全体として考えると、福島県の人間は気持ちの優しい人が多いと思うけれども、ずるさがなく、ずる賢いことのできない人が多く、そして、東京あたりのズルイ人間にだまされてしまって、そして、原子力発電所などというとんでもないものを、自分たちの大事な故郷に作られてしまったのである。 そして、こうなってしまった。 本当に馬鹿だと思う。どうしようもない馬鹿だ。 だが、自分たちの大事な故郷に原子力発電所などというとんでもないものを作られるのに賛成した人間はどうしようもない馬鹿であろうが、東京に作るのなら反対するが福島県に作るのなら賛成するというような賛成のしかたをした連中は馬鹿でなくてもつくづくケシカランのである。 自分たちの故郷に原子力発電所などというものができることに賛成してしまった人は、まったく責任がないとは言えないであろうが、東京に作るのなら反対するが福島県に作るのなら賛成するというような賛成のしかたをした連中より罪が重いとは言えない。 
  浜通りと中通りと会津地方で多少は違いはあるとしても、そして、他の県の人間がひとりひとり違うのと同じく、福島県の人間もひとりひとり違いがあるとしても、福島県の人間は、東京あたりの人間と比べると、ずる賢さという点では、あまり賢くない人が多いと思う。 しかし、原乳の出荷停止が解除されたとしても、また、出荷停止となる可能性も考えられ、出荷することができたとしても、はたして、買ってもらえるものかどうかわからない、買ってもらえたとして、それが安全なものと考えて良いのかどうかも良く分からないし、たとえ、今、特別に問題が出なくても、何年か先に問題がでるかもしれないし、そこに住む自分たちの健康に不安がないとも言えない、という、そういう状況において、「福島の牛乳は、大変おいしいですから、解除されて、本当にうれしいですよお。」などとお気軽に言えるような、そういう馬鹿ではないと思うぞ。そういう白痴は、東京あたりの人間と比較しても、他県と比較しても、福島県人に決して多くはないと思うぞ。 福島県人の皆さん、そう思いませんか?

  そして、野菜についても、 「風評被害」といういいかげんな言葉が流行してしまって、というより、どう考えても、誰かが意図的に流行させていると考えるべきであろうが、自分たちの所で採れた農産物・畜産物が売れないのは困るとは考えるであろうが、原子力発電所の近くで、放射性物質が相当に放散され、高い放射線量が測定されている地域の農産物・畜産物が敬遠されるのは原発事故が原因であって、それを買いたがらない人が出ても不思議なことではなく、買いたがらない人が害を加えているのではないということくらい、そのくらいのことがわからないほど福島県人は馬鹿ではないと思うぞ。  
  中部大学教授・武田邦彦さんのブログでは、たとえば、
《原発 小さい疑問 なぜ、原発近くの野菜は買ってはいけないのか?》 http://takedanet.com/2011/04/post_b463.html
《原発  大地は泣いている・・・》 http://takedanet.com/2011/04/post_7445.html
《「福島県人差別」の原因を作っている人たち》 http://takedanet.com/2011/04/post_173f.html
《原発 緊急情報(57) これから:「安全宣言」という風評》 http://takedanet.com/2011/04/56_5f8e.html
《原発 緊急情報(62) 「風評」を流し続ける政府・自治体》 http://takedanet.com/2011/04/62_3969.html
《原発連休明けの生活(5) 被ばく・・・野菜(ホウレンソウ)》 http://takedanet.com/2011/04/post_f394.html
などが、農産物の安全について述べられており、参考になります。まだ読まれていない方は、お読みになることをお勧めします。
  《原発 緊急情報(62) 「風評」を流し続ける政府・自治体 》  http://takedanet.com/2011/04/62_3969.html には、次のように書かれています。 
≪福島原発事故が起こってからの主な風評(多くは風評より「ウソ」に近い。括弧は主として風評を立てた人と、それが風評である理由)は、 
1.・・・・  2.・・・・  3.・・・・ 4.・・・・ 5.・・・・・
6. 福島県の野菜は安全だ。汚染されていないというのは風評
(農業関係者?流通関係者? 川崎市長と同じく、理論的な間違い。福島県には原則として汚染されていない野菜や酪農品は無い。もしこれを言うなら「どのような方法で汚染を除去したか」を明示する必要がある。今の段階では「汚染されている」という方が風評ではなく、「汚染されていない」という方が風評。)
・・・・・・・・・・・・
 目の前に、2束の野菜がある。一つが「放射線物質で汚染されていない野菜」であり、もう一つが「規制値の2分の1の放射性ヨウ素で汚染されている野菜」とする。 それをスーパーの人が「大切なお客さん」に丁寧に事実を説明する.2つの野菜の値段は同じだ。 お母さんは考えることもなく、「放射性物質で汚染されていない野菜」を買う.あまりにも当然だ。・・・・・・・・・
このお母さんの行為を批判している人が「風評被害を主張する人」です。
その人たちは、お母さんの気持ちを理解できず、子供に被ばくさせようと懸命です.
なぜ、それまでして子供に汚染野菜を食べさせたいのでしょうか? この世に「汚染された野菜しかない」なら、あるいはいろいろな考え方もあるでしょうが、「汚染されていない野菜がある」のに、なぜ日本の子供達に汚染された野菜を「大丈夫だ」といって食べさせようとするのでしょうか? ≫
≪、「このぐらい大丈夫」といって放射性物質が含まれている野菜を店頭に並べる、一体、心優しい、子供を大切にしてきた日本の大人はどこに行ってしまったのでしょうか? ≫
  自分たちが作ってきた野菜が売れないと困る、という面もあるとしても、その原因を作ったのが自分でなかったとしても、安全と言えないものを売って良いのか? 安全と言えないものを人に売って自分は何を食べるのか? 自分の子供には何を食べさせるのか? そういったことを考えると、「今、キャベツとレタスが旬ですから。それが、本来なら五十何円のところが十何円でしか売れないので、たまらないですよお。」と、買わない奴が人非人だとでもいった調子でNHKラジオ第一放送で話した男のような、お気軽にそんな発言はできないはずであり、お気軽にそんな発言をしようという気持ちにはならないはずです。 先に述べたように、福島県人は、東京あたりの人間と比べると、ずる賢さという点では、あまり賢くない人が多いかもしれないけれども、このNHKのラジオの放送で話していた男のように、政府が規制値以下だから良いと言った以上は買ってもらう権利があるのに買わない奴は福島県人を「風評被害」で苛める福島県人を差別する悪党であり、悪党を退治しなければならない、みたいにお気軽に言えるような白痴ではないと思うぞ。 「何パーセントか」であっても、福島県人として言わせてもらうが、確かに、農家・畜産家は農産物・畜産物が売れなかったら困るであろうが、しかし、同時に、安全か危険かにかかわらず売れさえすれば良いとお気軽に思うことができるほど福島県人は馬鹿ではないと思うぞ。もしも、安全といいきれないにもかかわらず売れた、買った人が食べたとして、わがんち(自分の家)で作ったものを、誰よりも多く食べた自分たちはどうなるのか?  自分たちはわがんち(自分の家)で作った物を食べずに福島第一原発から遠い県や外国産の物を買って食べたとして、危険な物を産出してしまう土地で生活している自分たちはどうなるのか? そういったことを考えもしないで、「今、キャベツとレタスが旬ですから。それが、本来なら五十何円のところが十何円でしか売れないので、たまらないですよお。」などとお気軽に言えるほど福島県人は馬鹿ではないと思うぞ。 福島県人はそういう馬鹿ではないと思うぞ。
「何パーセントか」ではなく100パーセント福島県人の皆さん、そう思いませんか? 

   ≪ 福島原発事故直後の3月17日、政府は突如、野菜類に許容される放射性セシウムの基準値を緩和した。 それまでは輸入野菜について すべての放射性物質をあわせて370ベクレル以上(1kgあたり)を暫定限度としてきたものを、放射性セシウムだけで500ベクレルまで許容するという。この決定を厚生労働省は通達1本で行ったのである。 多くの研究者が指摘するように、もっとも重要なのは被害状況の正確な把握と、除染。ところが、政府がやったことは、現状を追認し、基準のほうを変更することだった。・・・≫(「原発列島 ニッポンの虚実 レベル7 現実は想像を超える」 〔「週刊現代」2011.4.30.号〕) 原発事故が起こり、放射線・放射性物質が放散されそうだとなると数値を大きくするような「基準値」って、いったい、何なんだ? それまでの「すべての放射性物質をあわせて370ベクレル以上(1kgあたり)」とその後の「セシウムだけで500ベクレル(1kgあたり)まで許容」とはどちらが適切なのか? 結論を言えば、どちらも絶対的に正しいというようなものではなく、放射性物質については少ないにこしたことはなく、「すべて合わせて370ベクレル(1kgあたり)」にしろ「セシウムだけで500ベクレル(1kgあたり)」にしろ、それより少なければ絶対に安心というわけでもなく、それよりわずかでも大きくなれば絶対にただちに障害が出るというわけでもない、というものでしょう。 それなら、どうして、「基準値」を変えたのでしょう。 おそらく、福島第一原発の事故が起こるまでは、日本の多くの地域の農産物は、「放射性物質すべてを合わせて370ベクレル(1kgあたり)」という「基準値」を満たしていたのでしょう。 それが、福島第一原発の事故により、福島第一原発に近い所(それがどのくらいまでかははっきりしませんが)では、「すべての放射性物質を合わせて370ベクレル(1kgあたり)」という「基準値」では、その「基準」を満たさない農産物が多く出現することが予想されたのでしょう。それで、福島第一原発に近い場所で採れる農産物でも、その基準を大部分のものが満たすであろうというような数値を新しく「基準値」として決めた、というのが、「セシウムだけで500ベクレル(1kgあたり)」である、といったところではないのでしょうか? まったくその通りかどうかはわかりませんが、マア、どうせ、その程度のところでしょう。
   そうであるとすると、結論を言えば、福島第一原発に比較的近い所の農産物は、「すべての放射性物質をあわせて370ベクレル(1kgあたり)」の基準は満たしていないが、「セシウムだけで500ベクレル(1kgあたり)」という基準なら満たしているというものが多く、福島第一原発から遠い県の産物については、「すべての放射性物質をあわせて370ベクレル(1kgあたり)」という基準を満たしているものが多い、と考えて良さそうですよね・・・。 
   となると、 福島県と隣接県の農家の方には申し訳ないのですが、わざわざ、放射性物質を多く含む物を買う理由はないことになってしまいます。 (だから、やっぱり、基準を緩和するべきではなかったと思いますね。)
   それで、「すべての放射性物質をあわせて370ベクレル(1kgあたり)」という前の基準は満たしていないが「セシウムだけで500ベクレル(1kgあたり)」という後の基準なら満たしているというもの(福島県、及び、隣接県の産物)を買わずに、「すべての放射性物質をあわせて370ベクレル(1kgあたり)」という前の基準を満たしているもの(福島第一原発から遠い県の産物)を買う人間は、福島県人を差別する人間だと悪態をついて売ろうというのは、やっぱり、まともな売り方ではないと思いますよ。 放射性物質は少しでも少ない方が良いのです。福島第一原発に近い所の物は放射性物質を多く含むことが考えられるから「基準を緩和」したのでしょう。そうでなければ、なぜ、基準を緩和したのですか?

   だいたい、どこの物を買おうが自由でしょう。 それを、 「基準値」以下であるから福島県産の物を買ってもらって当たり前だ、買わない人間は、福島県人を差別する者だという摩訶不思議な論理は、いったいどこからでてきたのでしょうか。 そういう脅迫的な売り方のことを、一般の日本語でどう言うかといいますと、
   「押し売り」
と言います。 そうでしょう。違いますか?

  建築屋にとっては、建築基準法という法律があって、地震・台風などに対しても考えた規定がありますが、建築基準法を守っている建物だから、契約してもらって当たり前、買ってもらう権利がある、契約しない人間、買わない人間は○○県人に対する差別をする人間だ、風評被害を与える人間だ、などと悪口雑言を浴びせて契約させる・・・などということをする建築屋は、大手中小零細にかかわらず、あまり多くないと思いますよ。 建築基準法という法律は、もともとは、かなり甘い基準の法律で、あくまでも、いくらなんでもこれより甘い基準のものは建ててはいけませんよ、というもので、その基準を守っていればこのうえもなくすばらしいものができるという基準ではなかったのですが、阪神淡路大震災その他の大地震があるたびに、耐震基準などの規定が厳しくなって、最近では、建築基準法の規定は、かつてよりも相当に厳しいものになってきています。 しかし、です。 そうであっても、建築基準法を守っているならば、守っている会社であれば、どこでも一緒、建築基準法を守っているなら、どの建物も一緒かというと、そうではない。建築基準法は守らないといけないけれども、その上で、どこに頼むかは、施主が自分で良く考えて決めることで、建築基準法の規定よりもひとまわりもふたまわりも厳しい基準で建ててほしいと考える施主が、建築基準法ぎりぎりで建てる業者から、それは○○県人に対する差別だ、とか、「風評被害」だとか、なんたらかんたら言われる筋合いはない。同様に、放射性物質の含有について、「セシウムだけで500ベクレル(1kgあたり)」という「基準値」よりも厳しい基準を満たしている野菜を食べたいと思う消費者がいたとしても、なんらおかしなことではないことになります。


   ところで、私が知っている福島県人というのは、先に述べたように、あまりずる賢くない、東京あたりのずるい人間にだまされてしまいやすいような、そして、実際にだまされてしまって原子力発電所などというとんでもないものを故郷に作られてしまった、そういう人間なので、「風評被害」だの「福島県人に対する差別」だのなんだのと不適当なことを言って、実際に、放射性物質の含有が多いことが予想されるものを脅迫的に売りつけようとするような、そういう人間ではないのです。
   そして、私は、いわき市に5年間住み、福島市にも郡山市にも白河市にも会津若松市にも相馬市にも足を運んできた人間で、その地域の人と話をしてきた人間であるのですが、ラジオのNHK第一放送で、“福島県人”だとして、「福島の牛乳は、大変おいしいですから、解除されて、本当にうれしいですよお。」とか、「今、キャベツとレタスが旬ですから。それが、本来なら五十何円のところが十何円でしか売れないので、たまらないですよお。」と言う発言をした男の話し方であるが、福島県でも浜通りと中通り・会津地方で言葉は多少違うけれども、どうも、福島県の人間の発音ではないような気がするのですが、どうでしょう。 実際には福島県人でもない人間に“福島県人”だとして話させているということはありませんか? 十分、可能性がありそうな気がしませんか?
さらに、「福島の牛乳は、大変おいしいですから、解除されて、本当にうれしいですよお。」と言った男と、「今、キャベツとレタスが旬ですから。それが、本来なら五十何円のところが十何円でしか売れないので、たまらないですよお。」と言った男の声が似ているようにも思うのですが、同じ役者が2回話しているなどという可能性はないか?
   中部大学教授・武田邦彦さんのブログの《 原発 緊急情報(57) これから:「安全宣言」という風評 》 http://takedanet.com/2011/04/56_5f8e.html  に、
≪ 2) 福島原発に近いところの人が、東京に来て「こんなに新鮮ですよ」といって野菜などを売っている.これも信頼を失わせる行動である.【理由】放射性物質がついた野菜も新鮮だ。「新鮮だから安心」というのは、放射性物質が付着している場合はもっとも危険な判断である.水俣病の時に、「水銀を含んでいる魚が新鮮だった」というのが悲劇を呼んだ.≫
 と書かれていますが、この≪福島原発に近いところの人が、東京に来て「こんなに新鮮ですよ」といって野菜などを売っている。≫ という「福島原発に近いところの人」にしても、NHKのラジオ第一放送で取り上げていた、東京の日本橋で福島県産の野菜の即売会が開催されたとして、それを売っていた人間にしても、はたして、本当に、福島県人なのだろうか?
   東京に来て「こんなに新鮮ですよ」と言って野菜などを売っている、という「福島原発に近いところの人」、東京の日本橋で即売会をやっている自称“福島県人”というのは、もしかして、福島県の出来る限り良い物を作って買ってくれる人食べてくれる人に健康になってもらいたいという気持ちで農業・畜産業をおこなってきた人達には「この原発の状況では、買ってもらえるだけでもありがたいと思わないとだめですよ。」と言って二束三文で買いたたき、それを東京に持ってきて、「地震や津波の被害で苦しんでいる福島県の産物を買わないというのは福島県人に対する差別ですよ」、「他県のものより安い値段でしか買ってもらえないというのでは、それは《風評被害》であって、そんなことをされては福島県の農家はやっていけないですよ。」と言って脅迫的に高く売りつける、というようなことをして差額を得てぼろ儲けしている ニセ福島県人だ、などということはないか?  そんな偽物に福島第一原発から遠い県の産物並みの値段を払ってっても、地震・津波・原発事故で苦しむ本当の福島県人を助けることにはならない。 いわば、新手のおれおれ詐欺みたいなもの、もしくは、新手の義捐金詐欺みたいなもの・・・ということはないか? その可能性は十分あるように思うのだがどうか? なにしろ、双葉郡あたりの人間は、東京あたりの人間と比べると素朴で、ずる賢さという点で、あんまり賢くない、困っても、そんなに悪いことできない人が多いですから。
   たとえ、そうでなかったとしても、やっていることはそれに近い。 私の知っている福島県人はそんな人間ではない。 
   NHKのラジオ第一放送は、「風評被害」だと称して、福島県産の放射性物質の含有が少ないとは言えないものを買わそう、食べさせようとして、結果として、新手のおれおれ詐欺みたいな連中、もしくは、新手の義捐金詐欺みたいな連中を支援している・・・・などということはありませんか?   
   私は、そうであると断定できるものがあるわけだはありませんが、NHKが、きっちりと、そのあたりを調べて放送しているのかどうか、かなり疑問に思います。

   なにしろ、福島県の浜通り、双葉郡のあたりの人間というのは、そんなにずるくないから。考えようによっては、バカですから。 「何パーセントか」福島県人の私が親しみをこめて述べさせていただきました。 100パーセント福島県人の方、そう思いませんか? もし、違うと思われるなら、遠慮なく反論いただければと思います。

   いずれにせよ、ラジオのNHK 第一放送の取り上げ方は、疑問を感じるところがあると言わざるをえません。


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