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zoom RSS 深奥山方広寺(浜松市)と信教の自由侵害【13】七尊堂(富士浅間・春日・伊勢・稲荷・八幡・梅宮・北野)

<<   作成日時 : 2017/07/09 21:13   >>

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[第557回] 〔 冤罪を晴らす神さま・菅原道真・怨念を晴らすお百度まいり(44) 〕 会社と営業の話(118)
    深奥山方広寺(静岡県浜松市北区引佐町奥山)は、本堂・半僧坊・開山堂とは谷を隔てた位置に、七尊堂・稲荷社と椎河龍王(のお堂)があります。 もともとは、別のもので、この小川に沿った位置に、龍王・半僧坊・稲荷といった妖怪系の信仰があったということはないでしょうか。 そこに「寺」としての深奥山方広寺が作られて、方広寺が、周囲の龍王・半僧坊・稲荷その他を併合していった、ということではないのか。そうすることによって、その中間地点の、もともとは、その地域の人みんなの共有の土地であったものを「寺域」であるとして独占するようになった、ということはないか。

    本堂・開山堂・上天台舎利殿といったものと半僧坊がある側と谷を隔てた位置にあるのが、七尊堂と稲荷社です。
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↑ (左)七尊堂(七尊菩薩堂)の前屋。  (右)稲荷社。
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↑ 七尊堂の前屋。
↑左手前の石碑には「七尊大菩薩」と書かれている。

( ↑ 「 i 」マークが「七尊堂」 )
   「七尊堂」(「七尊菩薩堂」)というのは、深奥山方広寺で唯一の建築の重要文化財らしいのだが、↑の写真の建物を見て、「重要文化財」なるぞ・・・・て感じがするか、というと、あんまりしない。 今となっては、20年ほど前、京都の慈照寺を訪ねた時、その時は、書院造りの代表建築とされる東求堂(とうぐどう)を見たいと思って行ったのだが、拝観入口を入ってすぐ右手に、なんか、汚らしい掘っ立て小屋みたいのがあったわけだ。 で、なんや、これ・・・・と思ってよく見たら、それが、「銀閣」だった、ということがあった。 で、その「なんや、汚らしい掘っ立て小屋みたいの」が、よく見ると、なかなか、味があるのだわ。 銀閣というのは、そういう建物だった。 で、この↑の建物も、もしかして、その系統かと思って、よくよく見たのだが、いくら、よく見ても、「そのへんにいくらでもある建物」でしかないように思える。
   こういう場合、その「そのへんにいくらでもある建物」というのは、実は「覆い屋」で、その建物に内側に「重要文化財」の建物が収納されている、ということがある。 石段を上がると、引戸が動くので引いてみると、内部に七尊堂があったのではなく、内部はがらんどうで、この建物の後ろに、もうひとつ、「覆い屋」があって、↑の建物の後ろの「覆い屋」の下に七尊堂(七尊菩薩堂)が配置されている。↓
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↑ 七尊堂 前屋の内部。
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↑ 七尊堂。
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↑ 七尊堂。 右横から見たもの。
   「大本山方広寺 半僧坊総本殿」由緒書によると、≪ 七尊菩薩を合祀した鎮守堂で応永8年(1401)建立、間口90cm、奥行150cmの杮葺流造で県下最古の建物 ≫だそうだ。
   「七尊」とは、どういう7人、7柱なのか? というと、
富士浅間大菩薩、
春日大明神、
伊勢大明神、
稲荷大明神、
八幡大菩薩、
梅宮大明神、
北野天満大自在天神
の7尊らしい。
ここでは、伊勢は、ほかの6尊よりも優先的な位置づけにはされていない。
梅宮さんて、どういう神さんだったか? 《ウィキペディア―梅宮大社》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E5%AE%AE%E5%A4%A7%E7%A4%BE によると、京都市右京区にあって、橘氏の氏神で、酒の神さんらしい。
どういう理屈でこの7つが選ばれたのか。 それとも、先に「七尊」というのが決まって、後から、その構成員が指定されたのか。 富士と伊勢は、遠江から比較的近い。 稲荷は山岳系・妖怪系の寺社では祀られやすい。・・として、同じ遠江の神社の秋葉神社がない。火災除けの神さんの秋葉神社を祀らないから、だから、火事が起きたのか?  それとも、同じ遠江ということで、秋葉神社は商売仇だった?  しかし、もうひとつの火災除けの神社の愛宕も入っていない。 ということは、この七尊堂は、方広寺の伽藍を守る神のお堂ではなく、谷を隔てて、方広寺と別に、「この土地の神全般と全国の神の社」ということだったのか。 それを、方広寺が勢力を拡張した時に、「鎮守社」と制定した、ということから、最初から方広寺の鎮守社としてその目的で作られたものならば、方広寺の伽藍を守るための火災除けの神社が構成員として入ってもよさそうであるのに、秋葉も愛宕も入っていないというのは、もともとが伽藍を守る神社ではなかったから、ということか・・・。 武内秀雄『天満宮』(1968.初版 1996.新装。 吉川弘文館 日本歴史叢書)では、天神と稲荷は仲が悪いという話が出ていたが、それは地域によっても違うのか、ここでは同居している。


    ここで、よくわからんのは、七尊堂の構成7神の一員として、稲荷が入っているのですが、この右隣に、別に稲荷社があるのです。↓
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七尊堂の前屋を見ると、特別の建物ではないが、右隣の稲荷社と比べると大きい建物ですが、もともとの七尊堂と右隣の稲荷社を比べると、七尊堂は稲荷社より大きい建物ということもない。 もしかすると、稲荷社は、おそらく、稲荷を祀るお堂だろうと考えて祀ってきたが、七尊堂の方は、本来、どういう神を祀っていたのかわからなくなってしまったので、それで、七神を祀っているということにして、祭祀を継続してきた、ということはないか。
   この谷に沿って、椎河龍王、七尊堂、稲荷社と社があるわけだが、もともとは、この地のなんらかの神を祀る社で、今、それぞれについて書かれている話は、そのうちのいくらかは後から考えられたもので、もともとはその話のままではなかった、という可能性はありそうに思える。

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↑ 亀背橋より見た、(正面の左)七尊堂の前屋、 (その右)稲荷社。

   重要文化財の指定を受けている七尊堂に覆い屋を設けるのは設けて悪いことはないと思うが、その覆い屋に覆われた七尊堂の前に、覆い屋よりもひと回りも二回りも大きい前屋(「前屋」という表現が最適かどうかはさておいて)を置くというのは、いかがかと思う。 重要文化財の指定というのは、その建物が大きいか小さいかは関係ない。又、その建物がその寺や神社などにおいて主要な物か補足的なもの、傍流のものかも関係ない。 七尊堂に実際の七尊堂よりもずっと大きい前屋を置くことによって、この七尊堂のイメージが実際と異なってしまっているように思うのだ。 ある程度、離れた場所から見ると(↑ 最初の写真など見ていただきたい。)、七尊堂と右隣の稲荷社とでは、七尊堂の方が大きい建物のように見えるのと違いますか。 しかし、もともとの七尊堂は、建物の大きさとしては、右隣の稲荷社と比べても同じくらいか、むしろ、七尊堂の方が小さいくらいの建物だったはずです。 その建物には、小さい建物には小さい建物で、その大きさに意味がある場合があります。 どうも、この深奥山方広寺という「寺」には、今まで何らかの形であったものを大きくする、大きく見せたり、もともと、なかったものを造ったりすることで、「寺」を大きく見せよう、大きくしようとしているのか? という感じを受けるものがありますが、昔からの歴史を尊重するという点から考えると、小さい大きさで作られていたものには、その小さい大きさに意味がある場合もありますから、不必要な前屋を設けて実際よりも大きく見せる、というのは、どうかなと思いますね。 ↑最初の写真を、覆い屋で七尊堂が覆われて覆い屋よりずっと大きい前屋が前に設けられている状態をともかく見たイメージと、前屋と覆い屋をとりはらった場合を想像して受けるその場所のイメージとを比較してみてください。相当、違いますでしょ。 覆い屋は自己主張しすぎてはいけない建物のはずなのですが、ある程度、離れた位置から見ると、覆い屋と前屋ばかりが見えて、七尊堂のみがそこにある場合の状態を想像する妨げになってしまっているように思います。それは覆い屋のあり方(ここの場合、「覆い屋+前屋」のあり方)としては好ましいあり方ではないのではないか。

   (2017.7.9.)

   次回、【14】不良ボーズによる宗教の強制は国民に信仰心を妨げる http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_14.html


☆ 深奥山方広寺(浜松市)と「信教の自由」を侵害する者
1. 八百長の通算契約棟数全国1位。遠州地方の営業の我田引水。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_1.html
2. 商品を大事に思う心。住宅営業にとっての知識。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_2.html
3. 払うべきカネを払わない者。掛川の人口は4万人ではない。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_3.html
4. 営業は自分で考えるもの+協力を求めてそれで契約になるのなら。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_4.html
5. うかつに「売れる人」と言うな。営業は大貧民ゲーム。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_5.html
6. 山門。 「もうかってる」会社が人をやめさせてよいのか。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_6.html
7. 弁天堂。 利益を生み出したのは労働。使用者に媚びる俗物寺。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_7.html
8. 椎河龍王。亀背橋。「信教の自由の侵害」を認識できないのは「病」 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_8.html
9. 三重塔。 堂宇を増やすのが寺の発展なのか。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_9.html
10. 鐘楼、本堂。 裏口は嫌い。従業員の労働が化けた羅漢? http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_10.html
11. 上天台舎利殿、観音堂。 「親に感謝」は「教育勅語」の思想。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_11.html
12. 開山堂、勅使門、半僧坊真殿。 本人が希望しないお守りは害がある。 http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_12.html
13. 七尊堂(富士浅間・春日・伊勢・稲荷・八幡・梅宮・北野)と稲荷社 〔今回〕
14. 不良ボーズによる宗教の強制は国民に信仰心を妨げる http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_14.html 
15. (株)一条工務店の従業員の給料へつった金が、深奥山方広寺門前のじいさんとその孫の小遣いに化けた http://shinkahousinght.at.webry.info/201707/article_15. 


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