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zoom RSS 「尊敬する人物は」と「持ち家ですか」は「面接でしてはならない質問」と知らない? 経営者・採用担当者

<<   作成日時 : 2016/02/20 23:39   >>

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[第388回]
  「企業が採用の面接においてしてはならない質問」と規定されているものがある。 それは、その時代において変化するようで、「あなたの尊敬する人物は誰ですか?」という質問は、1980年代、私が大学生であった頃は、「してはならない質問」とは規定されておらず、大学の就職ガイダンスでも、この質問にどう答えるか考えておかなければならないと説明されたものだが、今は、「面接でしてはならない質問」と規定されているらしい。又、「持ち家ですか?」という質問を千葉県八千代市に本社のある東海住宅(株)の社長のKからされたことがあって、胡散臭いおっさんのやっている不動産屋でこういう質問をされて気味悪いという印象を受けたのだが、これも「面接でしてはならない質問」と規定されているもので、東海住宅(株)の社長は「面接でしてはならない質問」をわざわざしたのである。 この2つの「質問」について述べる。

  1980年代、私が「大学生」であった時、及び、卒業する頃、卒業した頃、企業へ入社するための面接においてよくきかれる質問として、
《1》 「あなたの尊敬する人物は誰ですか?」 というものがあった。
   その頃、「面接でしてはならない質問」としては、宗教を問うのと、支持政党を問うのは面接でしてはならないとされていたはずだ。 但し、してはならないといっても、「してはならない質問」をする企業の採用担当者は現実にいるわけで、「支持政党はどこですか?」ともろにきかないとしても、「政党についてどう思いますか?」とか、ちょっぴり引き下がったようなききかたをする企業・採用担当者はいたようで、その頃くらいまで、一般に、20代の前半で、「支持政党が自民党」なんて、おじんくさい人間はあまりいないはずだったが(右翼の学校 慶應義塾大学の学生は別として)、「自民党に魅力を感じます」なんて言いたくない、いわば、その文句を口にするというのは、キリスト教徒がイエス=キリストかマリアの像を踏まされるような行為であるのだが、同時に、「共産党に魅力を感じます」とか「社会党に政権をとってもらいたいと思います」とか言って不採用にされても困ると思った学生が言う文句として、「新自由クラブのようなものに魅力を感じたりします」という逃げ方があるらしいとその頃まだ存在した「朝日ジャーナル」に載っていた就職についての記者座談会で記者が述べていたのを覚えている。
   「近代思想史」という講義で、N教授が、「カール=マルクスの『ドイツ イデオロギー』とかこういった本をきっちりと本でおけば、就職して職場で話した場合でも、『おっ、きみ、なかなかよく勉強してるね』と評価されたりする」と話されたことがあり、一方、慶應の学生では、マルクスとかの著作を読んでいると就職にマイナスになるのではないかといったことをまことしやかに言う学生があったのだが、大企業ではない会社で役員になっていた父にその話をすると、「それは、大企業ならプラスに評価されるということじゃないか。うちの会社のような中小企業なら警戒されるな」というのが父の答えだった。「大企業なら、上役だって、マルクスの本くらいは読んでいるし、新入社員がマルクスの本を読んでいたとしても、その教授が言われるように、『きみ、なかなかよく勉強してるじゃないか』というくらいのものだろうけれども、うちらの会社みたいに、慶應やら東大やらの卒業生なんか社長以外誰もいないというような会社では、マルクスの『マ』も知らんようなヤツしかいない会社なんだから、そういう会社では警戒されるな」というのが父の返答だった。 その後、「一流企業」でない方の会社に勤めて、父の言ったことはある面で正しく、別の面で正しくないとわかった。 (株)一条工務店http://www.ichijo.co.jp/ なんかでは、そもそも、一条工務店の中卒や高卒の経営者には、たとえば、ガルブレイズとかいう人とか、マックス=ウェーバーとかいう人がマルクス経済学者か近代経済学者か? 社会主義を志向する人間か否定する人間か? なんて、知らんわけだ。 だから、マルクス経済学、マルクス主義の方の人の名前を出すと警戒されるが、近代経済学の方の人の名前を出すと喜ばれるとかいうことはなく、ともかく、彼らは知らんのだから、知らん人間の名前なんか出されると、「腹立つ」らしいのだ。 だから、「一流企業」でない方の会社に行ったら、マルクスもケインズもガルブレイズもサミュエルソンもみんな一緒なんだよ。 一生懸命考えただけあほくさい。 そんなもんだ。

   それはそれといたしまして。 日本国憲法にも、「思想・信条の自由」「信教の自由」が明記されており、思想信条による差別、宗教による差別はなされてはならないはずであり、そうである以上、支持政党を質問するとか、信ずる宗教は何かという質問は、少なくとも、公式にはなされてはならないはずであった。
   ちなみに、創価学会の信者は就職の際に歓迎されるか嫌がられるかというと、父が言うには嫌がられるということだった。父の勤め先などでは。 これは、どの宗教がいいとか悪いとかいう問題ではなく、会社の仕事と「学会」の行事がぶつかった時、「学会」の人というのは、ためらうことなく「学会」の行事を優先するので、会社の経営者としては使いにくいというのだ。 もっとも、そうなると、福島県いわき市で勤務していた時、地元生まれの従業員から聞いた話だが、いわき市あたりでは、「消防団」というものがあって、“消防団命”のようなおじさんが近所にいるらしいのだ。 会社の仕事と消防団の用事とぶつかる時があり、そういう時、消防団の方を欠席すると怒られるというのだ。「おまえは、会社と消防団といったいどっちが大事だと思ってるんだ!」と言って。 消防団の方が大事らしい。うかつに「会社の方が大事です」と言うと怒られるそうだ。
   宗教関係では、会社の仕事よりもその宗教団体の行事の方を優先する団体として、倫理研究所(=倫理法人会)というのがある。千葉市稲毛区に本社がある ウッディホーム(株) http://www.woodyhome.com/ に勤めていた時、社長のH木さん(男性。当時、50代)が倫理研究所の熱心な信者で、パートの女性に倫理研究所の会員でけっこう年齢をいっている人を採用したりした。倫理研究所の会員はそうでない従業員より給料が高かったらしい。 ある時、取引先の社長が他界されるということがあった。その葬式の日、倫理研究所(=倫理法人会)の「研修会」が神奈川県の大山で予定されていた。倫理研究所の会員の女性は、「その葬式には、社長は行けないわ。倫理研究所の研修会があるんだから。葬式になんか絶対言っちゃだめよ」と発言したのだ。 恐ろしい団体だなあと思った。取引先の社長の葬式よりも、倫理研究所の研修会に出席する方が「倫理」だというのが倫理研究所の主張らしい。そんなリンリでマンマが食えるか? と思ったが、さすがに、社長はその時は、取引先の社長の葬式の方を優先したようだ。 ともかくも、会社の社長としては、リンリよりも、メシの種の方が大事だったようだ。 しかし、倫理研究所の会員の発言によると、倫理研究所の考える「倫理」としては、取引先の社長の葬式よりも「倫理研究所の行事の方が大事であるのは当然よ」らしいのだ。 だから、会社の仕事よりもその宗教団体の行事の方を優先するのは創価学会員だけではないようだ。 創価学会の場合は、けっこう、学会員は多いので、採用担当者なり経営者が学会員であるような場合は、採用してもらえやすいというケースもあるらしく、なんで、あんなやつが採用されて俺が不採用なんだ? というような時、採用された人間は学会員だったとかいう場合もあると聞く。 ウッディホーム(株)でも倫理研究所の会員は採用されやすいようだ。逆に、倫理研究所の研修会に会社の休日に行けと言われて断った私は解雇されてしまった。社長のH木さんが言うには「倫理研究所は宗教ではないんです。宗教の研修に行けというのなら信教の自由の侵害かもしれませんが、倫理研究所は宗教ではありませんから、信教の自由の侵害ではないんです。倫理研究所は『(皇祖アマテラスだという)太陽を拝みなさい』とか、『社長を拝みなさい』とか、『親孝行をしなさい』とかいった、人間であればやって当然のことをやりなさい! と教えてやろうというものなんです。 『太陽を拝みなさい』というのが、どこが宗教なんですか? 宗教であるわけないでしょ。どうして太陽を拝むことができないんですか? 太陽を拝むのが嫌だというような、おまえは人間として欠陥がある人間なんですか?」とかそういうことを言うわけです。 どう考えても、きっちり宗教だと思いますけれどもね。 その教祖の丸山なんとかいう男、ちょっとおかしいと思いますね。
   (株)一条工務店 http://www.ichijo.co.jp/ の経営者は創価学会員だと従業員の間で言われていたが、それは入社してから聞いた。面接ではそのような話は出なかったし、別に学会員でもない私も採用された・・・が、従業員に偏執的な学会員がおり、2001年だったか栃木県佐野市の営業所にいた時には、学会員のT木Y夫(男性。当時、50代)から、聖教新聞を購読しろとし〜つこいしつこいしつこいしつこい、しつこいし〜つこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこい、し〜つこいしつこいしつこいしつこい・・・・で、勤務時間中に追いかけまわされて閉口した。それは会社としてやっているのではなく、個々の従業員がやっていることだと一条工務店の経営者は言うかもしれないが、ひとこと誘うくらいは誘って悪いとは思わないが、誘われた人間が嫌がっているのにあまりにもし〜つこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこいし〜つこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこい・・・・しつこいしつこいしつこいしつこい・・・というのは困ったもので、それは経営者として注意するべきものであって、それを放置したのでは「保護義務違反」と評価されることになるはずだ。 もしも、私が経営者・採用担当者であったとしても、どの宗教の信者がいいとか悪いとかいうことはないけれども、ひとこと誘うくらいはいいけれども、相手が嫌がっていてもおかまいなしに、職場内勤務時間内において、し〜つこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこいしつこい・・・・しつこいし〜つこい態度で追いかけまわして押し売りのように聖教新聞を購読させようとする無神経・傍若無人の態度の人というのは、あんまり採用したいと思わないな・・・。 ましてや、佐野展示場にいたT木Y夫さんは、会社の本社から送られてきた「通達」とかを展示場勤務の従業員が回覧する際に、その中ほどに黙って公明党のチラシをはさんでまわしてみたりということをするので、そういうことをする人というのは、私が採用担当者なら、あまり歓迎しない、うれしくない。

   「あなたの尊敬する人物は誰ですか?」 という質問は、今は、面接でおこなってはならない質問 とされている ようだ。 2003年、ごくろうさんなことに11年余りも勤めた(株)一条工務店を辞めた後、失業保険を何か月かもらったが、失業保険をもらうためには月に2回以上の「求職活動」をしなければならないことになっており、その「求職活動」には、厚生労働省なのか職業安定所なのかが指定する就職に関するセミナーを受講したというのも「求職活動」に認められ、その時に、「介護労働者のための労働基準法セミナー(3回)」というのがあって受講したのだが、その時に、講師の方が話されたものだ。 現在は、この質問は面接でしてはならない質問とされているそうだ。
   1980年代、大学生の時、「あなたが尊敬する人物は?」とかきかれて、どう答えたものだろうとずいぶんと考えた。 「毛沢東」と答えたとしたらどうだろう。毛沢東の父親は学問など要らないと息子の進学を拒絶したというが、私の父親も「大学は勉強する所と違うんじゃ」「カネを出す者に決める権利があるんじゃ」と言い、私は行きたい大学・学部に行くことはできなかった。その際の毛沢東の対応には共感するものがあるが、毛沢東と答えてはいかんと言うなら、それなら、「ヴィルヘルム=ライヒ」はどうだろう。精神分析家 ライヒの分析は鋭いが、著作の題名が『階級意識とは何か』(三一新書)だと企業に応募する際にはまずいか?  ヴィルヘルム=ライヒは精神分析医でドイツ共産党員であったが、モスクワに行ってロシア革命で誕生したソビエト連邦を見て「これでは国営資本主義だ」と絶望し、ソ連に対する批判をおこなったことからドイツ共産党を除名され、かつては否定していたアメリカ合衆国に亡命した。ライヒの『性道徳の出現』(太平出版社)の第1版と第3版を比較すると≪第1版で「資本主義国的」とあったところは「全体主義的」と改められ、「共産主義的」とあったところは「民主主義的」と改められた。・・・著者の思想的立場の大きな転回にもとづく、それぞれの語句にこめられた思想的意味の重大な変更である。≫〔ヴィルヘルム=ライヒ『性道徳の出現』(片岡啓治訳 1976.太平出版社) 片岡啓治「訳者あとがき」〕 ライヒは資本制経済の制約が人間の本来のあり方を妨げていると考えたが、ロシア革命で現実に出現したソビエト連邦を見て、解決法として考えた「共産主義的」な社会の実現は解決法と言い難いと考えるに至った人間である。 だから、社会主義を志向する人間というわけでもないはずだが、企業の経営者・採用担当者がそのあたりを理解しているかというと、何もわかってないと思うので、ライヒの名前は出さない方が無難・・・か。 ロナルド=レインなら著書の題名は『家族の政治学』(みすず書房)とか『結ぼれ』『好き?好き?大好き?』とかだからいいか? 本来の家族のあり方を主体的に考えていこうというものは、従業員の私生活にまで会社使用者が口出してやろうという教育勅語的低レベル思想経営者には気に食わないかもしれないから避けた方が良いか。 「ジャン=ポール=サルトル」くらいはどうか? サルトルも政治に関係しているからだめか? となると、政治に関係のない人間として、「ニーチェ」とか「キルケゴール」はどうか?  ともかく、哲学者というのは何事も自ら考えようとする存在であるから、会社経営者としては、何でも自分で考えずに上役の言うことに従う人間がいいだろうから哲学者はだめとして。 福沢諭吉とかいうのも、子供の頃は 社(やしろ)の中をあけて何が入っているか調べてやろうなどと考えた実証的態度の人間であるし、大きくなってからも「門閥制度は私にとっては親の仇でござる」と言ってりする人間だからだめだし、福沢の著作や伝記など1冊も読まずに「福沢精神」「福沢精神」とか言いまくる「慶應ボーイ」と一緒にされるのも気分悪いし。 北村透谷も『(文学の目的に)人生に相渉るためとは何の謂いぞ』というような文章を残した人間だから、物質的なものにのみ魅力を感じ物事に自己主張をしないブタ人間が会社経営者としてはうれしいだろうから、これもだめ、となると『正論自由ー赤い国の人々の嘆き声を聞け』とかいう本の著者 中村勝範とか、教育勅語を復活させてやろうと主張する反動教授 石川忠雄とか、そういう人の名前をあげると会社経営者は喜ぶということか。 そういう不潔な野郎の名前をあげろということか。 結果として、そうなるならば、やっぱり、「あなたが尊敬する人物は?」という質問は、やはり、許されるべきではないように思う。 プラスに評価してもらうのはあきらめて、どうせ、五流企業の経営者なんて、文学者とか哲学者の詳しい内容なんて知らないのだから、森鴎外とかそのあたりをあげておくと無難か・・・。 芥川龍之介とか太宰治とかの自殺グループはまずいか。結局、どういう名前を出すと相手が喜ぶか、というのを一生懸命考えて答えるというのは、なんか、不毛なことをやっているような気がした。 そう思いませんか? 
   もしかして、こういう不毛な質問をされた時、どういう答え方をするか? というのを見ているのならわからんこともない。 今なら、たとえば、「杉原千畝(ちうね)」とかはどうだろう。 第2次世界大戦中の外交官で、リトアニアに赴任していた時、ナチスドイツの迫害から逃げてきたユダヤ人に日本へのビザを独断で発行して助けたものの、ドイツと同盟を結んでいた日本の本国から帰国を求められたが、最後までビザを発行する作業を続け、リトアニアを去る時、最後に言った言葉は、「ごめんなさい。すべての人を助けることができず、ごめんなさい」だった・・・と『憂国のラスプーチン』に出てきたが、こういう人の名前でもあげると無難か?  かつてなら、ロマン=ロランとか、バートランド=ラッセルとかそのあたりの名前をあげておけば「無難」だったか? ・・・が、こういう人間の名前をあげておけば「無難」かとか、そういった思考の上で答えるというのは、な〜んか、あんまり価値のないことやっているような気がした。

  「あなたの尊敬する人物は誰ですか?」 に似た質問として、「あなたの愛読書は?」というものもある。 これも、結果として、思想調査につながるおそれがある。 YMCA予備校はそれをやっていた。 1970年代の後半、YMCA予備校高槻校の「主事」という変な役職の男F井から、「きみ、どんな本、読んでるんだ?」ときかれ、「え?」と感じたのだ。 この質問は何だ?!? と。 その時、カバンに入っていたのは、教学社から出版されていた「赤本」、大学別過去問シリーズの『東大 文科』で、現代国語の対策として、田中美智太郎と埴谷雄高の本を読んでおくとよいと書かれていたことから、田中美智太郎『ソクラテス』(岩波新書)だったのだが、断りにくくてそれを見せたのだが、これは、現代国語の対策として読むと役立つ本かそれほど役立たない本かという話ではなく、「受験にかこつけた思想調査」だとわかった。 予備校という場を利用してそういう思想調査をするとは、つくづくくだらない野郎だ。 YMCA予備校は「受験にかこつけての思想調査」とかそういうものをキリスト教と考えているようだったが、そんなものはキリスト教ではない。

   私は、最初に正社員型で勤めたコンピュータ関連のT社では人事総務部にいた。 その後、勤めた小堀住研(株)〔→エスバイエル(株)→ヤマダエスバイエルホーム(株)〕で住宅建築業の営業に進んだが、コンピュータ関連のT社で最初に1年でも人事総務部に勤めて、その後、小堀住研(株)で営業の仕事についたので、意識として、あるいは視点として、思考として、営業的思考・営業的視点と人事総務的思考・人事総務的視点の両方がある。 自分が客の立場ならどうかという意識とともに営業し、自分が客の立場の時にも自分が営業ならどうかという意識とともに考える。 そして、自分が面接を受ける側の時にどう感じるか、どう考えるかとともに、そういう場合にも、自分が人事総務の立場なら、自分が採用担当ならどう考えるかという意識とともに考える。
   自分が応募する側の立場であるならば、「あなたの愛読書は?」などとYMCA予備校の「主事」だった藤井みたいなちっぽけな野郎に質問されるのは不愉快だし、そういう思想調査をいかにはぐらかすか? 三流以下のくだらない野郎による思想調査をいかにすりぬけるか? と考えると、あんまり愉快な話ではないし、「面接でしてはならない質問」に指定するべきだと思えてくる。
   しかし、「尊敬する人物は?」という質問と、「あなたの愛読書は?」という質問は、もしも、私が採用側、採用担当者、人事担当者であったなら、してみたい質問ではある。 なぜなら、こういう人をこういう理由で尊敬するとしてある人間をあげた時、その人は何パーセントかその人に近い人であることがあるし、愛読書をきくことでその人の考え方や人生の姿勢がわかることがあるからだ。 この場合、思想調査という意味でではない。 また、誰を尊敬するのが良い悪いではなく、それをもとに話をして、そこからどういう人なのか理解できるということもあるからだ。

   しかし、「あなたの愛読書は何ですか?」 というのも、これも、答える側としては、なかなか難しい。 たとえば、ジャン=ポール=サルトル『自由への道』(人文書院)なんてあげても、(株)一条工務店の中卒や高卒の経営者はそんなもの知ってるわけないのだ。阿部次郎『合本=三太郎の日記』(角川書店)なんてのも知らんだろうし。三浦綾子『氷点(上・下)』『続氷点(上・下)』(朝日文庫)なんてのも絶対読まんだろうし。『中原中也詩集』なんてのも読まんだろう。 それなら、だ。「無難なところ」の経済学者としては大塚久雄あたりかと考えて、大塚久雄『生活の貧しさとこころの貧しさ』(みすず書房)とかはどうか。 だいたい、一条工務店なんかの中卒や高卒の経営者に、「経済学者」の名前なんか出したって知ってるわけないのだから、無駄。 白土三平『カムイ外伝』(⇒《YouTube-『カムイ外伝』予告編 》https://www.youtube.com/watch?v=qpxw5nkKCCc )なんてあげてみたい気もしないでもないが、これだって、どうせ、知らんだろうから無駄。 亀井勝一郎『愛の無常について』とか三木清『人生論ノート』とか、これも、どうせ知らんだろうから、無駄。 となると、相手のレベルに合わせて・・・いくと、相当レベルを下げなきゃならんことになるが、丸山正男『日本の思想』(岩波新書)とかだと「リベラル派」だから「無難」かとも思うのだが。 「無難」を一生懸命探すのも、な〜んか不毛なことやってるような気がする。 E=H=カー『歴史とは何か』(岩波新書)とかは名著だと思うが、NHK大河ドラマ的人物中心の日本史が好きなおっさん相手だと、歴史は人物が作るのではなく、社会の移り変わりの中に人物がいた・・・などと言うと、たぶん、怒ると思うので、これもだめか・・・。 「会社っちゅうところ」が相手だと、「マーケティング」とかの本を「愛読書」だと言うと経営者は喜ぶかとも思うが、たとえば、セオドア=レビット『マーケティング発想法』(プレジデント社)とかをあげるとすると、「−ケティング」と言わないといけなくなる。 ところが、会社のエライ人というのは、たいてい、「マーケッティング」と発音するのだ。「−ケティング」と発音すると怒るんだよ、会社のエライ人というのは。 ともかくも、慶應義塾の商学部の卒業生として、「マーケッティング」と発音させられるの、嫌なんだよ、それ。 ちなみに、エライ人というのは、「バブル経済」のことを「バルブ経済」と言うし・・・・。 法律用語の「責(せめ)」を「せき」と読むし・・・・。

   だから、本意ではないが、池波正太郎『鬼平犯科帳』とかでも言っておくと、エライ人というのは喜ぶかもしれない。なんか、くだらんなあ・・・という気もしないでもないが、「命はとらない。 女をかどわかさない。 盗られて生活できなくなる者からは盗らない」という「盗め(つとめ)の3箇条」を守る「本格の盗賊」という設定など、これは、ヤフーニュースなんか見ると、「女子中学生にカッターナイフを押しつけて脅した」とか、「交番の中で隠しカメラで女性のスカートの中を撮影した」とかいった警察官がよくやる しょーもない犯罪ではなく、もしも、やるならやるで、江崎の社長を自宅浴室から拉致して、「グリコ、つぶしたる!」とかで、カネの受けとり役に使ったアベックにしても、男は20代で元自衛官の体力自慢の男で、それを一瞬のうちに制圧して、女を人質にとったといっても、天地がひっくりかえっても女性に「イタズラ」なんぞすることはなく、受け取りに失敗したとなると京阪電鉄の駅までクルマで送り届け、「電車賃もってるか?」ときいて「持ってない」と言うと、「これで帰り」と言って千円札を2枚渡して釈放する、というあたり、なんや、「命はとらない、女をかどわかさない、盗られて生活できなくなる者からは盗らない」という「盗めの3箇条を守る本格の盗賊」みたいで、なんやかっこええやないか♪♪♪・・・・・なんて言ったら、あかんか、これでは・・・。 交番でおねーちゃんのスカートの中を盗撮するやつよりはええと思うけどな・・・。
   もしかして、野村克也『ノムダス2 弱者が勝者となるために』(扶桑社)あたりだと、おっさんはプロ野球は見るだろうからいいかとも思うのだが、これも困ったことがあって、「野球は頭でやるもんや」とか言われると、一条工務店あたりの中卒や高卒の経営者は自分が馬鹿にされたと被害意識を持つようだ。 「長嶋のおかげで優勝できた。わしぁ、長嶋大好きや。 長嶋さまさまや。 長嶋はほんまにええやっちゃ。長嶋が巨人の監督やってる限り、巨人は大丈夫や」とか言われると、しょーもない会社のしょーもない経営者は自分の悪口言われたような気持になるらしいのだ。 困ったものだ。 そんなこと言ってないのに。(心の中では、ちょっとだけ思ってても・・・。)
   となると、「あなたの愛読書は?」という質問も答えにくいのだ。

   ついでに。 「あなたの尊敬する人物は?」という質問についてだが。 何十年か前に他界した父にこの話をしたところ、だ。 「あなたの尊敬する人物は? そりぁ、わしぃ〜じゃ。 わし〜い! 『お父さん』と答えなさい」と言い出したので、ああ、そうですか、と思ったことがあった。 慶應の就職ガイダンスでは、「あなたの尊敬する人物は? で、『父です』とかいうのはだめです。 尊敬する人物としてあげられる人が父親しかないというのではだめです」と聞いた・・・が、うちの父親に関しては、まあ、何というのか、アホがめでたいのお・・・て感じだったが、言うと怒るので、黙っていた・・・・。

[参考] 《弁護士ドットコム―就職面接で「尊敬する人」や「愛読書」を応募者に聞くのはダメーーなぜNGなのか?》https://www.bengo4.com/roudou/n_3509/
≪ 労働関係に詳しい大川一夫弁護士に聞いた。・・・・
  「尊敬する人物や愛読書が何であれ、それは本人の働く能力とは関係がありません。
そういう質問をすることによって、本人の労働能力と関係のないところで、採用・不採用を決められるおそれがあります」 ・・・
  法律で禁止されているのだろうか。
「法律上は、男女雇用機会均等法(性差別の禁止)や雇用対策法(年齢差別の禁止)で規定されているだけです。
  しかし、そもそも憲法上の職業選択の自由、就職機会の均等という原則からしても、言われなき職業差別は許されせん。 ・・・
  このような問題のある質問に対して、本人は答えなくても構いませんし、答えなかったことに対して、企業が不利益に扱うことも許されません。
  企業が就活生に対して、質問に対する回答を強制したり、回答しなかったことを理由に不利益な対応をしたときは、場合によっては、応募者(企業)に損害賠償責任が生じる可能性もあります」 ≫

[参考] 《厚生労働省 大阪労働局−就職差別につながるおそれのある不適切な質問の例 》http://osaka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_shoukai/hourei_seido/kosei/futeki.html
≪5. 思想・信条、宗教、尊敬する人物、支持政党に関する質問
・・・・
● 尊敬する人物を言ってください。
・・・・
● あなたは、どんな本を愛読していますか。
・・・・ 
◆ なぜこのような質問はいけないのか? ◆
 思想・信条や宗教、支持する政党、人生観などは、信教の自由、思想・信条の自由など、憲法で保障されている個人の自由権に属することがらです。それを採用選考に持ち込むことは、基本的人権を侵すことであり、厳に慎むべきことです。思想・信条、宗教などについて直接質問する場合のほか、形を変えた質問を行い、これらのことを把握しようとする企業がありますが、絶対に行うべきではありません。 ≫



《2》 「持ち家ですか?」 
   もうひとつ、 「住まいは、持ち家ですか?」という質問も、面接でしてはならない質問とされている そうだ。
  持ち家に住んでいるか、借家に住んでいるかということが、その会社にとって何の関係があるのか?
  「 あなたの住んでいる家は一戸建てですか」という質問も不適切な質問とされているらしいのですが〔《厚生労働省大阪労働局―就職差別につながるおそれのある不適切な質問の例》http://osaka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_shoukai/hourei_seido/kosei/futeki.html 〕、 戸建住宅建築業の会社の場合においては、「戸建住宅に住んでいるか、集合住宅にしか住んだことがないか」ということは、私が経営者ならきいてみたい。 なにしろ、マンションにしか住んだことがないという人間に設計させると、「マンションみたいな間取りの戸建住宅」を作ることがしばしばあるから。 そして、マンションの分譲の会社に勤めようというのなら、生まれてから一貫してマンション住まいでも悪いことはないと思うが、戸建住宅の仕事をしようと思うのならば、かつては、マンションと戸建住宅では戸建住宅の方が高級住宅だったが、今は、マンションと戸建住宅ではどちらが高級住宅ということはないので、戸建住宅の仕事をしようという人間なら、持ち家か借家かにかかわらず、できる限り、自分自身も戸建住宅に住むようにした方がよいと思うからだ。
  「 あなたの住んでいる家は一戸建てですか」という質問が不適切だとされる理由は、≪応募者の適性・能力を中心とした選考を行うのではなく、本人の責任でないことがらで判断しようとしていることです。 ・・・・住宅環境や家庭環境の状況を聞くことは、地域の生活水準等を判断することになり、主観的判断に属する事柄です。これらは本人の努力によって解決できない問題を採否決定の基準とすることになり、そこに予断と偏見が働くおそれがあ≫るからだということらしいのですが、戸建住宅建築請負業の会社で仕事をしようという人間は、持ち家でも借家でもいいから、つましい家でもいいので、できるだけ、自分自身も戸建ての家に住んでみるようにするべきだと思います。
   2007年、千葉県八千代市に本社がある 東海住宅(株) http://www.10kai.co.jp/ で、2回目の面接の時に、社長の小林から、「持ち家ですか?」と、この「面接でしてはならない質問」と規定されている質問をされ、何のつもりなんだと気味悪く思ったことがあった。 なぜ、気味悪く思ったかというと、1回目に会ったのは、花見川店の 「店長」のO友ゆうこりん(仮名) と常務(後に社長)の大澤で、大澤が「見るからに、人相が悪い」「見るからに 目つきが悪い」、正真正銘、ヤクザ顔というのか不動産屋顔というのかをしていて、こんな人相の悪い男が常務になっている会社に入っていいのだろうか・・と不安を感じたところに、社長の小林から「持ち家ですか?」などときかれたので、何のつもりできいているのだ? なんか、怖いな・・・・と思ったのだ。 で、何のつもりできいたのか、今でもよくわからない。 もしかすると、私は「持ち家ですか?」という質問は、今は「面接でしてはならない質問」とされていると知っているが、東海住宅(株)の社長はそんなもの知るわけがないのであって、逆に、「面接ではこういう質問をするもの」という観念が頭にあって、その中に「面接でしてはならない質問」が逆に「面接で話すもの」としてインプットされていた・・・という、その程度ではないかと思う。

   千葉市中央区鵜の森町 の 新華ハウジング(有)〔建設業〕 ・ ビルダーズジャパン(株)〔不動産業〕 ・ ジャムズグローバルスクエア(株)〔不明業〕 で、大工をやりたいという人を採用したいと言い、社長の 長谷川 新二 がやりたい人を探してほしいというので、千葉県インテリアコーディネーター協会に来られていた工業高校の先生に話してみたところ、3年生で考えている人がいるというので、就職担当の教諭を紹介してもらい、高校まで私が会社案内を持って行き、新華ハウジング(有)・ビルダーズジャパン(株)・ジャムズグローバルスクエア(株)の本社である千葉市中央区鵜の森町 の会社まで来てもらったのだが、4月に、いつから、どういうように来てもらうのか、自称「工事責任者」の植草英二は、その高校生に連絡をしない。 お母さんが心配して新華ハウジング(有)に電話をしてこられたし、紹介した私としても、そういう無責任なことをしてもらっては困る。 そういう無責任な対応をされたのでは、新華ハウジング(有)・ビルダーズジャパン(株)が評判を落とすだけではなく、紹介した私の評価まで下がることになり、間に入ってもらった先生にも迷惑をかけることになる。 私は植草に「連絡してもらえないのですか」と言うと、「します、します」と言ってしない。 また、お母さんが心配してまた電話してこられたが、私がU草A二に「どうして、連絡してくれないのですか。 何か理由があるのですか」と言っても、植草は「何もないです。連絡します」と言ってしない。3月31日になっても、まだ、連絡していなかったようで、お母さんが心配して電話して来られた。 私も、社長が大工をやりたいという人を探してほしいと言うので、個人的な知り合いをあたったのに、これでは、私の顔をつぶされてしまうことになる。 外から植草に電話をして、「もう、明日から4月ですよね。前々から何度も何度も言っていますよね。どうして、連絡してくれないのですか。どうして連絡しないのですか。 何度も何度も、『電話します』『連絡します』とU草さんは言い続けてきましたよね。『電話します』というのは『電話しません』という意味なんですか。 『連絡します』というのは『連絡しません』という意味なんですか」と言うと、「そんなことありません。連絡します」と言う。 「しかし、何度も何度も、連絡します連絡しますと言って、連絡していないんですよね。 どういう理由でですか?」と言うと、「どういう理由もありません。連絡します」と植草は言う。「しかし、連絡していないでしょ。何度も何度も『連絡します』『すぐに連絡します』と言うばかりで。どうしてなんですか。その理由をきかせてもらえませんか」と言っても、「すぐに連絡します。速攻でかけます」と言う。こうなったらと思い、かつて、小堀住研(株)で松戸営業課長のUさんが工事部の某さんに言った文句を思いついた。「この電話を切ったら、一番に◇◇さんに電話して連絡してくださいよ。他の用事があってもこれを先にしてくださいよ。いいですね。この電話を切ったら、まず、一番にかけてくださいよ。そうしてもらえますか」と言おうと思ったところ、植草は言われる文句を察知したらしく、「すぐにかけます。この電話を切ったら、まっさきにかけます。この電話を切ると同時にかけて連絡しますから」と植草の方から言ったのだ。 それなら、と思って電話を切り、さすがに今度はかけただろうと思うと、かけない。連絡しない。いったい、何なんだ、このブンタッタは!?! こういう人間、こういう会社に個人的つながり、私の人的つながりを利用して人を紹介したのでは、私がつきあいを無くしてしまう。 新華ハウジング(有)・ビルダーズジャパン(株)の社長の長谷川は「じんみゃく、作るんだよお、じんみゃくぅ、じんみゃくぅ〜う」と言って、従業員に支払うべき給与を遅払い、業者への支払いも遅払いの上、神道系新興宗教団体にして右翼系政治団体の倫理研究所(=倫理法人会)にしばしば行って右翼人脈の形成に励んでいたが、こういう人のつきあい、人としての良識に欠ける対応をされたのでは、長谷川から頼まれて個人的な知人にお願いしたこちらが人的つながりを失ってしまう。そもそも、こういう無責任な態度の人間を「工事責任者」と言えるだろうか。 植草や長谷川には、新華ハウジング(有)・ビルダーズジャパン(株)・ジャムズグローバルスクエア(株)の為には、個人的な友人・知人を通じて頼むということは、もう、できないなと思えた。
   それで、その千葉県内の工業高校を卒業して新華ハウジング(有)に来てくれたTくんが、高校3年生で面接に来てくれた後、自称「工事責任者」の植草に、「Tさんはどうするのですか」と言うと、植草が「ぼくが、文書で、質問に答えてもらうように、質問を考えているんです」と言い、そして、しばらくして、「こういうものを作りました」と言って見せられたものを見て、驚いた。 質問というので、木造住宅の構造についてとか、工事現場の安全についてとかの質問かと思ったら、そうではなく、「持ち家ですか?」と書いてあったのだ。
   私が、「この『持ち家ですか?』という質問は、今、採用において、『してはならない質問』とされているあhずです」と言ったところ、植草は「そうなんですか」と言って削除したようだが。 しかし、普通に考えて、だ。 30くらいの人にでも質問するのならまだしも。 高校生に「持ち家ですか?」て、そんな質問してどうするんだ? アホちゃうか。 高校生が「持ち家」であるわけないだろうが。 親の家に住んでるのだろうが。 いったい、どこから、そういうアホな質問をしようという発想が出てくるのか。 あきれた。 腹に肉ついていても、頭の中はカラなのか?
   20代後半より上の年齢の人間の場合、持ち家で住宅ローンがあるという場合、自分の所の会社の給料でそのローンが払えるかどうかという問題があって、それで尋ねるというケースもあるようだが、高校生に「持ち家ですか?」て、よく、そういう質問をしようと考えつくものだ。
   というよりも、いったい、その質問で何をききたかったのか。 そもそも、「尊敬する人物は?」でも「愛読書は?」でも、今では「面接でしてはならない質問」に規定されたとしても、質問してみたいと思うのなら、何かその質問によって知りたいものがあるからだと思うのだ。 何を知りたいからなのか? 私なら、質問するなら何を知りたいからかということとともに、質問を考え、何を知りたいからかという認識を踏まえて質問をする。 U草は何を考えていたのか。 何も考えていなかったのではないのか。 おそらく、東海住宅の社長と一緒で、どこかで、「会社はこういう質問をする」というようなものを見たか聞いたかしたのではないか。 その「情報」が、それほど優秀な人間が考えた内容のものではなかったということだろう。 「今は、『面接でしてはならない質問』と規定されているかどうか」など考えたこともない程度の低い人間が考えたものを見たか聞いたかしたのだろう。 野村克也が選手に、(特に捕手には)「理由のないことをするな」と言っていたというのだ。 「なぜ、あの場面であの球を投げさせたのか」と尋ねて、こう考えてというのがあれば、たとえ、打たれたとしてもまだいいが、でたらめで投げさせてたまたま打ち取れたというのではだめだ、と。 それが、阪神の監督になった時に標語としてかかげた「TOP野球」の「P」、「プロセス重視」らしい。 採用を担当する人間も、面接で質問をする際、「なぜ、その質問をするのか」ということに理由がないといけないはずだ。 「理由のないことをするな!」というのは、会社員にもあてはまると思う。 新華ハウジング(有)・ビルダーズジャパン(株)のU草A二が質問の内容を、「なぜ、その質問をするのか」考えていたかというと、考えていなかったはずだ。考えていなかったから、高校生に「持ち家ですか?」などというアホな質問状を送ろうとしたのだ。 この程度の採用担当者は、日本の会社には少なからずいる。 慶應大学の「大学生」であった時、「人事担当者はよく見ている」とか言う人がいたが、そういう人事担当者もいるのかもしれないが、そうでない人事採用担当者もいるのは間違いない。

[参考]《厚生労働省 大阪労働局−就職差別につながるおそれのある不適切な質問の例》http://osaka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_shoukai/hourei_seido/kosei/futeki.html
≪ 就職差別につながるおそれのある不適切な質問の例
4. 資産に関する質問
・・・・
・  あなたの住んでいる家や土地は持ち家ですか、借家ですか。  ・・
◆ なぜこのような質問はいけないのか? ◆
 応募者の適性・能力を中心とした選考を行うのではなく、本人の責任でないことがらで判断しようとしていることです。このことは、前近代的な身分制により形成された部落差別により、教育や就職の機会均等の権利を侵害されてきた人たちを排除することにもつながるものです。住宅環境や家庭環境の状況を聞くことは、地域の生活水準等を判断することになり、主観的判断に属する事柄です。これらは本人の努力によって解決できない問題を採否決定の基準とすることになり、そこに予断と偏見が働くおそれがあります。 ≫

  清原和博が覚せい剤所持で逮捕されましたが、彼は、ヤクザにあこがれていたそうで、プロ野球選手がチンピラになったのか、チンピラがプロ野球選手になっていただけだったのかといったことが週刊誌などに書かれています。 普通の人間は、少なくとも大人になってまでヤクザにあこがれたりはしません。 だから、彼がヤクザにあこがれていたということは、すでにその時点で、ヤクザでなかったとしてもヤクザにいくらか近い人間だったということでしょう。 良心的で実力のある人事担当者は、採用においてしてはならないとされている質問を必要もないのにしません。 「必要もないのに」というのは、↑にあげたように、私が採用担当なら、今まで住んできた家が戸建住宅か集合住宅かといったことは、住宅建築業の会社でなければ聞きたいとも思いませんが、戸建住宅の建築業の会社の場合は、自分自身が住んでみた経験というのは仕事に関係しますから、労働局がどう判断するかはさておき、採用担当者・経営者としてはきいてみたい質問項目です。だから、これを質問するならわかります。 しかし、「持ち家ですか」という質問は、「面接においてしてはならない質問」とされているからというだけでなく、質問する意味・目的がわかりません。 「アサヒ芸能」「週刊実話」「週刊大衆」の3つを「ヤクザ3紙」というらしく、ヤクザ関係の記事をよく載せる週刊誌らしいのですが、このどれか、たしか、「アサヒ芸能」だったと思うのですが、ヤクザさんへのインタビューで、そのヤクザさんが答えていたものですが、会社の経営者には、特に理由もなくヤクザと知り合いになりたがる人というのがいるというのです。 ヤクザにカネを渡して、それで何か頼むのかというと別に何か頼むわけでもない。カネを渡すだけという経営者がいるという。ヤクザの方はどうするのかというと、カネくれる相手に文句を言うことはないので、もらっているだけというのです。 どういうつもりかと思うのですが、「ヤクザと知り合い」というのは、そんなことは自慢することと違うはずなのですが、会社の経営者には、そんなものを「企業経営者のステータス」みたいに思っている人間がいるらしいのです。清原もその類だったのかもしれませんね。 それと同様に、「採用に際し、面接などでしてはならない質問」とされているものがあると、あえて、そういう質問をしたがる経営者というのがいるらしいのです。 そういう「面接でしてはならない質問」というのをする経営者が、「オトナの経営者」とか思っているような人がいるみたいです。アホだと思います。「面接でしてはならない」と厚生労働省が見解を示しているようなものは、特に必要がなければしない方がいいのです。 ただ、厚生労働省の見解というのは、その仕事をする上で関係のないことで差別につながるようなものプライバシーを侵害するようなものはきくべきではないという趣旨ですから、戸建住宅建築請負業の会社で、戸建住宅に住んできたかマンションにしか住んだことがないかというのをきくのは、これはその仕事と関係あることですから、「してはならない質問」にならない可能性があると私は思っています。それに対して、「持ち家ですか」ときくヤツというのは、面接ではこういう質問をするものだとあまりデショウのよくない所から聞いてそのまま口にしただけというケースがあると思いますが、さらに、「面接でしてはならない質問」とされているものをあえてするのが「企業経営者としてのステータス」「採用担当としてのステータス」みたいに思っているアホがいるようです。 私は、そんなもの、「ステータス」ではないと思いますけれども。 きく必要があるものはきく、きく必要がないもので特に差別やプライバシー侵害につながるおそれがあるものはきかない、という姿勢をきっちりととることこそ企業経営者としてのステータス、人事採用担当者としてのステータスであると私なら考えます。
  (2016.2.20.) 

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