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zoom RSS やらない方がいい行為【上】 営業による建築現場掃除+メタボリック杉、質悪土台、 断熱材室内側防湿層他

<<   作成日時 : 2014/01/09 15:09   >>

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[第222回] 会社と営業の話(55)‐1
  今となっては25年近く前。 木質系住宅建築請負業のK住研に新卒入社した年、所属の営業課長から、同じ営業所の私より前から在籍している営業のことを、「あれは、あいつはおまえのことを気を使ってくれていたんだからな。 あいつはお前と同じ年だけれども、この会社ではあいつの方が先輩だから、あいつは後輩に気を配ってやろうと思ってやったんだ。 別に気にしなくていいから、何年か経って自分が先輩になった時に、おまえも後輩に気を配ってやれ。」と言われたことがあった。 そう思って、その後、勤めた会社で、後輩に、あるいは、同僚に、あるいは入社は自分より先でも能力が十分といいがたい人に気を配ってあげたことがあったが、中には、むしろ、それが相手の為にならないと思える結果となったものもあった。 時には恩を仇で返されたものもあった。

【1】  20年少々前、在来木造の I 工務店に入社して1ヶ月目くらいに、創業の頃から在籍しているという某営業所長から、「俺に質問してもいいけれども、それよりも、自分で建築現場に行って自分の眼で確認するといい。 I 工務店の建物は、有名企業・大企業の他の会社の建物と比べても間違いなく決して劣っていないから」と言われ、そして、I 工務店の建築現場、他社の建築現場を見てまわった。
   まず、最初に I 工務店の骨組みの建築現場を見て、「これなら悪くないわ」と思った。 「最近の木造は柱や梁が細い」という批判が住宅関連の雑誌に述べられたりすることがあったが、木造でも「これなら悪くないわ」と思ったのだ。 但し、私が入社した頃の I 工務店の問題点として「これなら悪くないわ」という言い方をすると、「『悪くない』とは何だ。『完全にすばらしい』と言えないようなところでもあるのか。」と社歴の長い人から怒られるのだった。 「これなら悪くないわ」という言い方でなぜいけないのかと思ったのだが、「完全にこのうえもなくすばらしい」と言わせたい人がいた。
   「完全にこのうえもなくすばらしい」と言えるかというと、言えない。 「言えない」と言うと怒られるのだが、「完全にこのうえもなくすばらしい」とは言えない箇所があるから言えなかったのだ。 
(1) 1階の柱は、基礎の床下換気口が下にある場所にこないように、床下換気口は柱の真下に来ないようにするべきで、特に、筋交いの下端が取りつく場所の下に床下換気口が来ないようにするべきであるのに、I 工務店の建築現場では柱の下、筋交いの下端の下に床下換気口がきている家があった。
(2) 設計のミスか基礎屋のミスかどちらかわからないが、1階の柱の下で土台の下に基礎がきていない所がある。
(3) 筋交い(すじかい)は、方向性があるので、各階の東西方向・南北方向それぞれに、右上がり・左上がりの両方の筋交いをバランスよく配置する必要があるが、片方向ばかり入っている建物がある。
(4) 「土台材を自社で防腐防蟻材を加圧注入しているので、注入土台を買って施工している会社と異なり、継ぎ手を加工してから注入できるので、もっともよく注入できているところが表に出る」と社員研修で教えられ、セールスマニュアルに書かれているが、実際に現場で見ると、三井木材工業とか土台に書かれており、土台は注入したものを買って使用しており、会社が教えているセールストークは嘘である。
(5) 壁用断熱材のグラスウールは室内側に防湿層が貼られており、これは薄くて気をつけて施工しないと破れてしまうものだが、I 工務店の建築現場に行くと、どの現場に行っても、筋交いや巾木、ドア枠を断熱材に室内側から突き刺して、室内側防湿層を破ってしまっている。
(6) 「 I 条の構造材はすべてムク材で、柱はムクの桧と杉で品質の良いものを厳選して使っています」とか言っているが、実物を見れば、一条の杉は年輪の幅が無茶苦茶広いぶよんぶよんのメタボリック杉で、見る人が見ればわかる。
(7) 私が入社した1992年、大手住宅メーカーは地盤調査をおこない地盤が軟弱な場合は地盤補強をして建てていたが、その頃の一条工務店は地盤調査をせずに建てていた。
   他にも問題点はいくつもあったが、それ以上に大きな問題は、在籍年数の長い人、創業の頃からいるという人にに嘘つきが多いということがある。 営業本部長のA野が「住友林業の現場に行って集成材かコンパネを拾ってきて、お客さんの前でぬるま湯につけてみるといいよ。簡単にはがれるから」と新人に教えていたので、そうかなあ?と疑問に思ったのだ。 I 工務店より前に在籍したK住研では「接着剤にも扱いやすいけれども接着力はそう強くないものもあれば、扱いにくいけれどもいったん接着すると強度が強いものもあり、工場でこそ接着することができるという接着剤を木質パネルには使っています」と研修で説明され、お客様にも話していたわけです。 この営業本部長の話を I 工務店で他の従業員に、「営業本部長からこういう話を聞いたのだけれども」として話すと、ある在籍年数の長い人から、「営業本部長みたいなバカの言うことをあんまり本気にしないでくださいよ。 そんなのお客さんに話すと恥かきますよ。」と言われたことがあった。 中途入社で入って来た人で、前職が建材屋さんという人がいて、「そりゃ、絶対、違いますよ。 だって、『コンパネ』 というのは、コンクリートの型枠として使う合板のことを『コンパネ』(コンクリート型枠用パネル)と言うのですから、ぬるま湯につけたら簡単にはがれるようではコンパネにならないじゃないですか。 コンパネ(コンクリート型枠用合板)である以上、水とかぬるま湯に濡れたら簡単にはがれるようでは使えないじゃないですか。」と言われた。 まったくその通りである。
   さらに、営業本部長が「 I 条工務店の建築現場を見て、何かいいと言いきれないところが1か所でもあるか。」と言うので、断熱材の室内側防湿層が、一条工務店のどの建築現場に行っても破られているので、改善するようにした方がいいと思い、この人に言えば改善処置をとってもらえるかと思って話したところ、「室内側防湿層みたいなもの、破れてたっていいだろうが。何、考えてるんだ、おまええはあ!」と言って怒られたのだ。 たとえば、冬場、室内で石油ストーブを炊いたとします。石油は燃焼すると室温を上昇させるとともに、水分を発生させます。空気は暖かい側から寒い側へ流れるので、室内が暖かくなれば室内から室外への空気の流れができます。空気は気温が高いほど水分を気体としてもつことができ、気温が下がれば液体としてでてきます。それが「結露」です。冬場、室内でストーブを炊いた時にガラス窓に水滴ができるのはそれです。同様に壁面の中でも結露が発生します。最近の建物は壁内に断熱材を入れており、断熱材の内側と外側で温度差が発生しやすくなります。結露の発生が完全に屋外に出てから発生するならよいのですが、断熱材の内側と外側で温度差が大きければ断熱材の外側で内部結露(壁体内結露)が発生することになります。それが解消されなければ、壁の中が湿けた状態になり、腐り・白蟻の被害にあいやすくなりますし、断熱材の効果も低下します。それを防ぐための対策として、断熱材の室外側に通気層を設け空気の流れをつくり断熱材の外側の湿気を解消するということとともに、室内から壁体内に湿気が侵入しないよう対策をとります。それで、鉱物繊維系の断熱材(グラスウール、ロックウール)のメーカーは室内側から湿気が入らないように断熱材の室内側に防湿層を設けているのです。ですから、グラスウール・ロックウールといった化学物質系の断熱材の室内側防湿層はそのためのものですから破ってはいけないのです。もし、営業本部長のA野さんが言われるように「破れてたっていい」のなら、なぜ、旭ファイバーグラスはそこに「こちらが室内側です。 室内側防止層を破らないように気をつけてください。」と記載・印刷しているのだろうか? 結論を言うと、営業本部長のA野さんの勉強不足でしかないのだ。住宅建築会社の営業本部長のくせにこんなこともわかってないのか、という問題なのだ。 建築現場に問題点があれば、改善できるものは改善していくべきだと思うのだが、 I 工務店のよくないところとして、それを指摘すると怒られるのだった。 だから、問題点に気づけば、それを指摘して直せるものは直すようにした方がいいと思って、せっかく言ったのに、それを怒られるのなら、怒られてまで言うことないわ、と思い、だんだんと言わなくなっていってしまった。
   さらに、その頃、名古屋の方の営業所長になっていたK藤ローオさんという人が、本社での「研修」で「I 条工務店の建物は他社と比べて完全にこのうえもなくなくすばらしい。」と言い、「I 工務店の建物で、完全にこのうえもなくすばらしいと思えない所がどこかあるか。 あったら言ってくれ。」と言うので、それで、上に述べたようなものを1、2、話したところ、「そういうことを言うからいけないんだ。 何、言ってるんだ。 一条工務店の建築現場を見に行って、もしも、問題点があったら、それは、見なかったことにする。 他社の建築現場に行った時には、問題点ばっかり見る。 そういうようにすれば、一条工務店の建物は他社と比べて完全にこのうえもなくすばらしいということになるんだ。 何を言ってるんだ、おまえはあ。」と怒られたのだ。 何、それ?  「一条工務店の現場に行って問題点があれば見なかったことにする。 他社の現場に行くと、問題点ばっかり見る」ということをすれば、I 工務店の建物はこのうえもなくすばらしいことになる・・て、何をアホなこと言ってるんだ。 そんな見方をすればどこの建物だって「完全にこのうえもなくすばらしい」ことになってしまうが、見込客はそんなあさはかなことを言ってもきいてくれないし、誰もそんな寝言を評価はしない。 なんだ、この詐欺師野郎!とあきれた。
   で、営業本部長のA野さんや名古屋の営業所長のK藤さんの話を聞くと、「この会社では建てない方がよさそうだな」という気持ちになってしまうのだが、それなら、徹底的になってない建物なのかというと、そういうわけでもない。 やっぱり、全体としては「悪くない」のだ。 だから、問題点をすべては解決できかねている会社としては、営業トーク、営業戦略としても、「悪くない」という表現をしておいた方がやりやすいのだ。 福島県いわき市の営業所に転勤した時、同じ営業所で私より前から在籍した人が、「そんなもの、『一条の建物は完璧だ』とか『なんの問題もない』なんて、そんなこと言って契約してもらったら、工事が始まってから問題だらけでどうしようもなくなってしまうから、そんなこと言っちゃだめだ。 『悪くないよ』くらいに言っておけば、実際、問題点があっても全体としては他と比べて『悪くない』から。 だから、『悪くない』くらいの言い方をしておくのが一番いいんだ。」と言ってそうやっていたし、それが正しいと思う。 なんで、浜松・名古屋の人間は無理に「このうえもなく完全にすばらしい」とか言いたがる、言わせたがるのか、理解に苦しんだ。 だいたい、「悪くない」かと思って見ると、実際、たしかに悪くないと思える建物でも、「完全にこのうえもなくすばらしい」かと思って見ると、問題点が見えてくるもので、なぜ、そういう見方を浜松・名古屋の人間はさせたがるのか、もしかして、売れなくしてやろうとして言っていたのか、何だろう。

   話が少々横にそれるが、上の(6)で述べた メタボリック杉 などの材木の件であるが、1990年代後半、福島県いわき市の営業所にいた時、いわき の営業所長Kさんが I 条工務店の現場に工場から送られてくる材木が良くないことを話していたことがあった。「今、現場に来る土台なんて、カスの木だ。 あれは一条工務店は材木屋からなめられているんだ。 材木屋というのは、今までよりも品質の落ちる材木を納入してもそのまま受け取れば、次からはひと回り落ちた材木を入れる。その次にはまたもうひと回り落ちた材木を入れて、それでも受け取ればその品質のものを入れるようになる。その次にはまたもうひと回り品質の落ちたものを入れる。その繰り返しなんだ。だから、今までより品質の落ちたもの納入されてきた時には、『こんなものだめだ』と突き返してやって、わかってるぞということを示してやらないとだめなんだ」と営業会議の時にみんなに話していたのを聞いた。Kさんは一条工務店に入社する前はいわき市の材木会社に勤めていた人であり、元・材木屋であるからそうでない者と違ってわかるものがあったようだ。そして、所長Kさんは、実際に、現場に送り届けられたもので、これは突き返すべきだと判断してものはとり返させていた。Kさんは自分の現場で間違いのない建物を造ろうとしただけでなく、そうやってだめな材木は突き返すことで会社全体の品質も改善することになればと思ってやっていたようで、会社の方針に逆らおうなどとは夢にも思っていなかったはずだ。営業会議でみんなに話していたのも会社の批判をしているつもりではなく、そうやって自分より若い従業員に教えているつもりだったはずだ。 ところが、2002年、山梨県上野原市の工場に行った時、生産事業部(工場部門)の I 川という男が「いわき だけ、所長のKさんがうるさいから土台は他よりいいものを入れていた。土台なんてそんなにいいものでなくてもいいんだ。Kさんのおかげで余計な手間がかかって迷惑してる。」というような口をきいた。 所長のKさんはせっかく会社のためになることだと思ってやっていたのに、生産事業部(工場部門)の上の方の人間はそんなこと思っていたんだ、とがっかりした。石川は無能なくせに上役のイヌになることで自分の能力以上の役職につかせてもらっているクズで、「土台なんてそんなにいいものでなくてもいいんだ」というのはある程度以上、そういった問題を学習した上で判断して言っていたのではなく、Kさんのように改善しようという気概がないから言っていただけであろう。又、1992年に一条工務店に入社した時、「特にベテランの大工を工場に専属で配置して、材木は選ぶようにしています」と研修でも教えられ、セールスマニュアルのような本にもそう書いてあったはずだが、上野原の「西東京工場」には「特にベテランの大工」などどこにもいなかった。工場に長くいる人にその話をすると、「ベテランの大工なんて、どの工場にも、もとからどこにもひとりもいないよ。そんなの。」という話だった。だから、I 条工務店のセールスマニュアルに書かれていたその話は最初から嘘だったということだ。 但し、「特にベテランの大工」でなければ選木できないわけではなく、何年かやっていればわかるようになるのだが、せっかく会社のためになればと思って、元・材木屋の人が「こういう木は突き返してやらないとだめだ」と突き返しても、それを「いわき だけ、所長のKさんがうるさいから土台は他よりいいものを入れていた。土台なんてそんなにいいものでなくてもいいんだ。Kさんのおかげで余計な手間がかかっ迷惑してる。」などという口を生産事業部の若造が生意気にきいている、きかせているのであり、そういうバカ造を会社が大事にしているのだった。私が一条が管柱に使っている杉がメタボリック杉だと気づいたのは見込客から指摘されて、そうかなと思って見るようになってであるが、メタボリック杉であっても、欠陥商品とまでいうものではなく、他社と比べて見て言うならば特に悪いわけでもないのであるが、事実を事実として把握して考えるべきだと思っていたのだが、事実を事実として把握して考える能力のある人間をこの会社は嫌うようだった。しかし、口に出して言わなくても見える者には見えるのだ。そして、事実を事実として把握する能力のある者をこの会社の経営者が嫌うことを感じて、だんだんと口をきかなくなっていってしまった。この会社は生産事業部の I 川のようなある程度以上在籍していても見えない者を大事にしてほめて擁護するようだが、見えない者ばかりの会社になると、元・材木屋のいわきの所長Kさんが言っていたように、「ああ、I 条工務店の人間は何にもわかってないな。これなら、品質の落ちるやつを届けてやっても大丈夫だな」と業者から思われることになる、ということだ。メタボリック杉もその結果だったのかもしれないと今は思っている。 I 条工務店は2000年代初め、それまで、土台に「注入土台」「ボリデン」(べいつが に防腐防蟻材を加圧注入したもの)を使っていたのを、「米ヒバ(べいひば)」に変えだした。元・材木屋のいわきの所長Kさんが「こんな土台、だめだ」と指摘したのが正しく、 I 川の言っていたことがでまかせであったということを示している、と考えてよいだろう。
   I 工務店でいわき市の営業所に在籍した時、玄関入ってすぐのところに7寸角の桧ムクの大黒柱を入れていただいたお宅がありましたが、上棟の後、養生の段ボールをはがすと、まさしく、玄関に向いた面に大きな節がありました。 「特にベテランの大工」ではなく大学新卒で工場に勤務して3年目か4年目くらいのおにいちゃんが選木したのであっても、ちょっとひどい選木でした。 床柱は板で、大黒柱は段ボールで、桧の役柱は紙で養生されていましたが、養生は工事が仕上げ工程まで進むまではがさない方がいいと思っていましたが、大黒柱については、上棟前に、はがして問題のないものが現場に送られてきているかどうか確認した方がよかったのでしょうか。
   ムクの木の梁は木表(表皮に近い側)を下にして加工・施工するものです。 ムクの木は木表(表皮に近い側)と木裏(芯の側)では木表の方が乾燥が進んだ時によく収縮します。梁材は重力がかかるので中ほどが下がる傾向があります。中間に柱が載っておれば、特に下向きの加重がかかります。ですから、収縮しやすい木表(表皮に近い側)が下になるように、下向きの重力・加重がなければ上に凸にそる方向で加工して施工すれば、下向きの重力・加重と打ち消し合うことになるのです。
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ところが、I 工務店の建築現場にはそれが逆に加工された梁が届きました。 「機械プレカットは手加工よりも早くて精度が良い加工ができる」というのですが、I 工務店のプレカット工場では建築現場を知らない工場労働者が加工しているので、梁材でどちらを上にするか下にするかなどまったく考えていないようでした。工場に長くいる人に話をすると、「工場にいる人間でそんなこと知ってる人間なんてひとりもいないよ」と言います。 工場部門(生産事業部)でも、私をそういったことを考えて善処する役につかせてもらえれば、なんなりと対策を練ったでしょうけれども、せっかく会社のためになればと思って、元・材木屋だったいわきの所長が「こういう木は突き返してやらないとだめだ」と突き返しても、それを「いわき だけ、所長のKさんがうるさいから土台は他よりいいものを入れていた。土台なんてそんなにいいものでなくてもいいんだ。Kさんのおかげで余計な手間がかかっ迷惑してる」などと傲慢な口をきく I 川のようなアホウを高い役職につかせる会社だったので、だから、その後も、I 工務店の建築現場には上下さかさまに加工された梁が送り届けられたことでしょう。

   そして、I 工務店の工事現場の問題点として、掃除がされてない現場が少なからずあり、特に、べた基礎の場合、基礎の底のコンクリートの上に木くずが大量にちらかっている現場が多い。 工事途中にちらかっていても、最終的には掃除をするのかというとそうではなく、引き渡しの時に床下収納庫のふたを開け、収納庫のボックスをとりはずすと、木くずだらけという現場が多い。 かつ、「I 工務店の建物はどこと比べても完全にこのうえもなく最高にすばらしい」とか言いたがる人、言わせたがる人が特に浜松・名古屋近辺に多いのだが、実際には、この点では、他の会社の建物の方が掃除されている。 それで、現場で大工さんに言いたいのだが、大工というのはプライドが高く、大工の仕事をしていない者から言われるのを嫌がる人が多い・・のだが、言わないわけにもいかない。基本的には営業よりも工務課(工事管理)の職種の者が言うべきものだが、工務課の者は「べた基礎の場合は、基礎の底の部分の上に木くずが大量にちらかっていても構造上問題ないですから」と教えられているらしく、その文句を繰り返すのだ。 べた基礎でない布基礎の場合、建物の床下や周囲に木くずや木切れを置いておくのは白アリを寄せつけることになり好ましくないが、べた基礎の場合は(べた基礎でない)布基礎の場合ほどは問題はない・・・としても、せっかく丹精込めて作り上げた建物で、竣工時において、べた基礎の上に大量に木くずが散らかっていて、それを何とも思わないというのは、建築会社として、大工として、いかがなものだろう。 やっぱり、きれいにして引き渡したいものではないのだろうか。 又、将来、メンテナンスの時に、床下にもぐった時、床下に、木くずやら釘やらいっぱい落ちているというのは、ほふく前進して床下を進む時に気持ち悪いのではないだろうか・・と思った。 私は、自分のクルマのトランクに箒と塵取りを乗せておき、自分の担当の家の工事現場に行った時、時間がとれる限り、大工さんがいない時に、床下を掃除するようにした。 それでいくらかでもきれいになればと思ったし、大工さんとしては、大工でない者から「現場がきたない」とずけずけ言われたのではおもしろくないと思うかもしれないが、いない間に掃除されていると、「きれにしてくれ」というメッセージか? と思ってくれるかとも思った。 それで解決したわけでもないが、そういった努力をした。
   I 工務店の建築現場がきたないと思ったのは私だけではないらしい。 私が在籍した後半に、元・住友林業の営業をやっていたというにーちゃん I が和歌山県の営業所に転職で入って来たが、彼もそう思ったらしく、彼がいた営業所では、彼が主唱して、定期的に営業の人間数人で建築現場の掃除に行ったと話していた。 そうやって現場を定期的に掃除することで、大工さんその他の職人に現場をきれいにしようという気持ちになってもらおうとしたそうだ・・・が、ある時、ある現場の大工さんから電話がかかってきて、「お〜い、だいぶん汚くなってきたぞお〜お。そろそろ、掃除に来いよお〜お」と言ってきたというのだ。 で、やめた、という。 あほくさい。職人さんに、現場をきれいにしたい、引き渡す時もきれいな状態で渡せるようにしようにしたいということから、定期的に営業が現場に行って掃除をすることで、今まであまりきれいにしていなかった職人さんにも、きれいにするようにしようと思ってもらおうとしてやったのに、それを、電話をかけてきて「お〜い、だいぶん、汚くなってきたから、そろそろ、掃除に来いよお〜お」と言われたのでは、何のためにやっているのかわからない。 だから、やめた、そうだ。
   だから、営業による建築現場の掃除はやらない方がいいということにはならないと思うし、又、年齢も経歴も若い新人にとっては掃除でもしながら建築現場について学ぶというのは有効だと思うし、私もそういう際に大工さん職人さんに教えてもらったものはけっこうあるのだが、しかし、「お〜い、だいぶん汚くなってきたぞお〜お。そろそろ、掃除に来いよお〜お」とは、そういうようには職人さんには考えてもらいたくないし、そう解釈されてしまうのなら、むしろ、営業による工事現場の掃除はやらない方がいいくらいということになる。
(なお、この話は何年か前の話で、上に述べた建築現場の問題点のうち、何点かは、現在は改善されていると思う。)
   

☆ この《やらない方がいい行為》 は、【上】【中】【下】の三部作で作成しました。
《【中】3人の営業所でひとりだけでのポスティング、理解しない社員の担当客フォロー》 http://shinkahousinght.at.webry.info/201401/article_5.html
《【下】おおいばりで定時に帰る「女性営業」のチラシをポスティングするバカ 》 http://shinkahousinght.at.webry.info/201401/article_6.html
も、御覧下さいませ。   
  (2014.1.9.) 





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