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zoom RSS 建築屋のクルマの運転・停め方と不動産屋のクルマの運転・停め方〜営業と会社の話(20)

<<   作成日時 : 2011/11/16 14:31   >>

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〔第76回〕 私はクルマの運転免許を23歳の時に取得しましたが、その後、原動機付自転車(げんつき)を長く運転したものの、自動車の運転を始めたのは30歳になってからでした。その為、一般的な人より自動車の運転を始めたのが遅かったのですが、一方で、原付の運転の経験が長い為、自動車を運転していても、歩行者の気持ちと二輪車(主として原付)を運転している人間の気持ちがわかるという長所はあったかと思います。その後、「タクシーの運転手を別にすれば、クルマの運転距離は他の仕事より長い」と、その仕事をしている人間が言う住宅建築請負業の仕事につき、ほぼ、毎日、クルマを運転してきましたが、それで、運転がうまくなったかというと、うまくなったといえばうまくなったけれども、うまくなっていないといえばなっていないような・・・なのです。答になっていないようですが、要するに、最初に運転を始めた時と比べれば上手くなったのは間違いないので、その点では上手くなったのです。しかし、建築屋の仕事についていると、運送業や建築業でもクルマを運転すること自体が仕事であるような人を見ること・かかわることが多いのですが、そういう人を見ると、上手いなあ〜あ・・・と感心する時がしばしばあるのです。そういう人には、私よりも年齢としてはひと回り以上若い人もいて、自動車の類の運転を始めたのは私よりも後の人もいるはずなのですが、それでも、つくづく感心するくらい上手い人がいるのです。それに対して、私がクルマの通算運転距離が相当長いとしても、それは、いわば、「アマチュアでの経験が長い」とでもいうようなもので、運転そのものが仕事の人を見ると、「プロって感じ」がするのです。

  それで、私自身はクルマを運転すること自体が仕事という職業についたことはありませんが、建築屋をやってきたので、運転すること自体が仕事の人たちとつきあってきて、そして、そいいう人たちの影響を受けてきたのです。 それに対して、不動産屋の人というのは、そういうものがないのだなあ〜あ・・・と思う時があります。 建築もやってはいるけれども売買の不動産業が中心という千葉県八千代市のP社にいた時、H店に在籍した後半に「店長」になったオッサンと一緒にクルマに乗ると、特別に急いでいるというわけでもない時に、横の道から「入れてほしい」みたいな感じのクルマが顔(クルマの顔・先頭)を出している時、助手席に座っているそのオッサンが「あのクルマ、入れないようにして」と口出したことが何度もありました。 そのオッサンは、P社の営業の中では建築に関する契約を多くとってきた方の人間だという話でしたが、そのあたりは「不動産屋だなあ〜あ」と思いました。 私などは、実際問題として、相当に急いでいて、たとえ、クルマ1台分でも遅れたくないという時に、入れてあげずに前に行ったことはありますが、特別に急いでいない時で、1台入れたからといって特にどうなるわけでもないという場合には、できるだけ入れてあげよう、通してあげようという気持ちになります。 なぜ、なるかというと、それは、建築屋の仕事をしてくると、同じような場面で逆の立場の時に、譲ってもらう経験を何度もしてきているからです。だから、そういう場面で、あのクルマ入れてあげよう、通してあげようという気持ちになるか(時として、こちらが急いでいるので1台でも入れたくないという時もあれば、気づかない時もありますけれども)、そうではなく、特別急いでいるわけでもない時に、「あのクルマ入れないようにして」という不動産屋根性を出すのか、というのは、建築屋の「チャンコの味がしみた人間」と不動産屋の「チャンコの味がしみた人間」の違いかと思います。

   建築もやってはいるけれども不動産業中心のP社のH店にいたとき、在籍前半に「店長」になっていたおばさんは、客(見込客・契約客)と約束すると必ず遅刻します。私も、今までにお客様と約束しておきながら、約束の時刻にこちらの方が遅刻してしまったという時は、よくないことですが、あります。しかし、それは、早めに行くようにしよう、決して遅れずに行くようにしようとしたものの、前の仕事が長引いてしまって遅れてしまったというもので、そして、遅れる場合には、その約束の時刻の前に電話を入れるようにしてきました。 今では携帯電話を持っているのが普通になりましたが、携帯電話がでかけの頃、携帯電話を持っている人もいるけれども持っていない人もいるという頃には、私は携帯電話を持っておらず、かつ、公衆電話が少なくなってしまって、かけられる電話を捜しても見つけられずに、電話もできずに約束の時刻に遅れてしまったという時もありましたが、それは、あくまで、そういうことのないようにしようとしながらも、そういう時が、でてしまったというものです。 それに対して、不動産業中心のP社で「店長」になっていたおばさんの場合は、そうではなく、最初から、約束の時刻に遅れずに行くつもりがないのです。見ていると、お客様と約束した時刻か、それをすでに過ぎた時刻から、「それじゃ、行くからね」と言って、そこから出発するのです。そして、そこから猛スピードでぶっとばすのです。それが毎度なのです。私がP社に入社する直前に、そのおばさんは人身事故を起こして、あやうく相手を死なせるところだったと聞きましたが、なるほど、あんな運転していたのでは、人身事故も起こすわなあ〜あ・・・と思いました。 私が大学を卒業して最初に勤めた木質系住宅建築請負業のQ社では、お客様(見込客・契約客)と約束した場合には、約束の時刻よりも早めに約束の場所に着くようにして、少しそこで待った上で、お客様の自宅に訪問するのであれば、「プラスマイナスゼロの時刻」にインタホンを押す。できれば、時計の秒針まで時報に合わせた上で、「約束の時刻にプラスマイナスゼロの時刻ぴったり」にインタホンを押す。それによって、遅刻しても平気な他社のバカ営業と差をつける、と教えられ、私は、結果としては、かならずしも、そうできなかった時もありますし、秒針まで時報に合わせるということまではやりませんでしたが、Q社にいた時も、他の会社に移っててからも、基本的には、そういう方針でやってきました。そして、お客様と会う時には、P社のH店の「店長」をやっていたおばさんのようなすでに約束の時刻を過ぎてから猛スピードでぶっとばす、という運転をしていくよりも、十分に余裕のある時刻に行くようにした方が、こちらの気持ちを整えやすいのです。お客様と会って、こういう話し方でいいかな、問題点は他に残ってないかな、といったことをクルマの中で、こちらの気持ちを整理するのです。 クルマの中というのは、相撲取りが土俵に上がる前に支度部屋や花道で体をほぐしたりしている時のようなもの、プロ野球の救援投手がブルペンで投球練習をしている時のようなものであり、約束の時刻を過ぎてから猛スピードでぶっとばしていくという、いわば、ブルペンでの投球練習もなく登板するようなことは、私は好きではないのです。だいたい、自分がでる取り組みの直前に花道を猛スピードで走ってきて土俵に上がる相撲取りなんて、私は見たことない。しかし、不動産屋のおばさんは、それを日常的にやるのです。

   木質系住宅建築請負業のQ社では、営業は個人のクルマを持ちこんで仕事をし、工事管理やアフターサービスの人間は会社の名前入りのクルマを使っていましたが、その後、勤めた在来木造の住宅建築請負業のR社では、営業・工事管理ともに個人のクルマを使っていました。 Q社では、会社の仕事で使用するクルマは、
1.国産車に限る。外車はだめ。
2.セダンに限る。ツードアのクルマはだめ。
3.羽根つきのクルマはだめ。
4.スポーツカー・オープンカーはだめ。
5.赤など派手な色のクルマは好ましくない。
6.窓ガラスにスモークの入った車はだめ。
7.オフロードカ―・ジープ等・ワゴン車・軽自動車はだめ。(トラック・ダンプ・バス・トレーラーもだめ。)
8.お客様よりも高いクルマに乗らない。
といったことを、研修の時に教えられました。そして、
9.基本的には、トヨタ・日産・ホンダのいずれかのクルマの方が良い・・・と従業員の間で言っていました。
但し、これは、20年以上前のことであり、又、大学新卒の新入社員の研修で言われたことですから、今現在では、少し変わっていて良いと思いますし、20台の新卒のおにいちゃんと、40すぎた人間とでは違いもあると思います。かつては、外車というのは、芸能人・運動選手の類か、そうでなければ、ヤクザさんか不動産屋でもなければ乗らないものでしたが、最近は、必ずしもそうではなく、今現在では、外車でもその種類によっては可とされてよいものがあるかもしれない、たとえば、「オペル」などは外車でもだめということはないのではないかと私は思います。又、新卒のおにいちゃんが高いクルマに乗っていたのでは、「なんだ、こいつ」と思われることがあっても、30代の後半くらいからは、多少、良いクルマに乗った方が、むしろ、評価が上がるかもしれません。
  ワゴン車は、移動手段としては狭い道に不向きで、又、さりげなく駐車する際にはかさばり好ましいとは言えないのですが、お客様を家族で乗せて案内するような場合には、むしろ、向いているという意見もあります。しかし、お客様を案内する場合、特に子供づれの場合に向いているという話は、純粋に建築物の内容を説明する為に建築を案内する場合のことで、不動産屋が土地・建物を案内する場合、建築屋でも自分の所の建物を建ててもらう為の土地を案内する場合、土地がらみの建築を案内する場合には、普通のセダンで行けばそれほど狭い道と感じない道を、大きなワゴン車で行った為に実際以上に狭いという印象を与えてしまう場合があり、又、駐車スペースが広くない完成した建物を案内する場合には、大きなワゴン車で行った為に、特にワゴン車に乗っているわけでもない人に、車庫が停めにくいという印象を与えてしまうこともあり、又、普通の乗用車に乗っている人に、ワゴン車に乗せて「これ、いいですよ」などと言って、その気になられてしまった時、住宅のプランを考える際に、それだけの駐車スペースを確保できる条件の方なら良いが、そうでない場合には困るということがあり、私の知っている営業では、純粋な建築屋(建築のみの会社)では実際にワゴン車に乗っている人がいたが、不動産屋ではワゴン車に乗っている人は今まで見たことがなかったし、少し在籍した賃貸専門のE社では案内用のクルマは会社で用意していたが、セダンの普通乗用車でした。 又、 ある総合住宅展示場内に勤務していた時、出展していたトヨタホームの所長と話していた時に、「家を建てた人にはクルマも勧めますけれども、家を建てるという人にはクルマは勧めません」と彼が話したことがありました。ワゴン車(あるいは、その方が乗っているクルマとは別のタイプのクルマ)がいいと思われて買おうと思われてしまうと、これから住宅を建築しよう・購入しようという人で予算に余裕のない人にクルマを買う費用まで計算しなければならないことになり、住宅の計画の方がうまくいかなくなることも考えられることから、これから建てるという人にクルマを勧めて、家を建てるつもりでいた費用をクルマに使われてしまったのでは、建築屋としては元も子もないということのようでした。私が担当したお宅でも、農家の方で、トラクターを買ったから計画延期ということになったというケースも実際にありました。だから、これから家を建てるという人に、その方が乗っているクルマとは別のタイプのクルマ、特にその人のクルマより大きなクルマに乗せて「これ、いいですよ」などとはうかつに言うものではないというのが建築屋の営業の間では一般に言われていたことでした。
   軽自動車はお客様を乗せる場合に不向きというのですが、道が狭く駐車する場所に困るような場所で近距離移動する場合には、むしろ、好都合である場合もあるでしょう。その一方、小さいクルマでは、たとえ、ひとり乗るだけの場合でも、ある程度以上の距離を走る場合には疲れるという話もあります。 そういう事情からか、私が知っている建築屋の営業の人でも、新築屋の場合は軽自動車に乗っている人はあまり見たことがありませんが、リフォーム屋の場合は軽自動車に乗っている人があり、リフォーム屋の場合は、会社でクルマを用意している所でも軽自動車を用意している会社があるようです。
   Q社も、今は20年前と違うことを言っているかもしれません。 そういった時代による違い、乗る人間の年齢による違いといったものもあるとしても、会社で良い悪いということを言わなくても、こういった事を検討した上で、乗るクルマは考えるべきであり、そういう思考が見られないようなクルマに乗っている人を見ると、そういうレベルの人か・・・と思ってみたりします。 在来木造のR社では、私が入社した時には、クルマについては会社で何も言わなかったので、上の条件からすればはずれているようなクルマに乗っている人も少なからずいました。R社は、「ベンツに乗って行って売れるのであればそれで良いではないか。トラックに乗って行って売れるのであれば良いではないか。それでは売れないというのであれば困るけれども、大事なのは売れるかどうかで、売れるのなら何に乗っても良いではないか」という考えからだったという話も聞きましたが、そういうことなのかどうかはわかりません。 売れさえすれば良いということで、クルマについて、何も言わないとどうなるかというと、たとえば、不動産屋から転職してきた人などでは、黒のベンツで窓にスモークがかかっていて、見るからに「こわそお〜」というクルマに乗る人とか、そういう人が出てきたようです。「それでも売れるなら良いではないか」と考えてよいかどうか・・・。私は良いとは言えないと思いますけれども・・・・。 福島県のいわき市の営業所にいた時、同じ総合住宅展示場に出展していた建築もやっているけれども不動産業の方が中心というS社の社長がそういうクルマに乗っていました。「こわそお〜お」って感じがしました。その会社の従業員は、誰もが羽根つきのツードアのクルマに乗っていたので、私はそれを見て「レベルの低い会社だなあ」と思い軽蔑して見ていました。 
   外車・ ツードア・羽根つき車・スポーツカーやオープンカー・派手な色・窓ガラスにスモーク・(若い人の場合、)身の程知らずの高級車・・・といった条件のクルマに乗っている人間がどう見られるか、といったことを考えて、こういう基本を押さえた上で、この条件ははずしても大丈夫と判断してはずすのならともかく、そういうことをまったく考えないというのはどんなものかと思います・・・・が、こういう思考は建築屋の思考であって、どうも、不動産屋の人には、そういう思考は最初からないらしいのです。

   そして、私がクルマを購入する際には、もうひとつ、派手な色ということではないけれども、黒とか濃紺の車は避けるようにしました。それは、見えにくいからです。 日が暮れてからは、黒・濃紺の車は見にくいし、昼間でも、コンクリート舗装の道の場合は白の方が見えにくい場合もありますが、今は、アスファルト舗装の道とコンクリート舗装の道ではアスファルト舗装の道の方が圧倒的に多く、アスファルト舗装の道では、昼間でも、黒・濃紺の車の方が見えにくいのです。 それで、クルマ対クルマの事故があった時に、見えやすいクルマに乗っている人間と見えにくいクルマに乗っている人間で、過失割合を決めるに際して考慮されて良さそうに思うのですが、実際に事故があった際には、どうも、考慮されないようなのです。それなら、見えにくいクルマに乗ってやらないと損みたいだなあ・・と思ったのですが、クルマというのは基本的には乗るための道具であり、クルマ対クルマの事故、特に、物損事故の際に得した損したということよりも、相手が歩行者や自転車の場合に、人を死なせたり大ケガをさせたりしないという事の方が大事であり、特に、夜間、相手からこちらが見えれば、たとえ、こちらが運転ミスをしたとしても、相手がよけてくれる可能性があるのに対して、見えにくいクルマに乗っていたのでは、その可能性が低くなると思ったので、それで、私は、黒・濃紺のクルマはやめました。黒や濃紺のクルマに乗っている人が例外なく悪人とかいうことではないと思いますが、黒や濃紺のクルマは見えにくい、という点について、その部分に無神経な人もいると思います。 又、クルマ対クルマの事故があった時には、「見えにくいクルマに乗っていても、条件は同じで当然」と確信している人がいるように思います。同じで「当然」ではないと私は思っています。子供を乗せられるようにとワゴン車を買って、その上で、黒を選ぶ人を見ると、この人は、もしかして、自分の子供は大事だけれどもひとの子供や年寄は死なせても良いとでも思っているのだろうか?・・・と、ふと、思ってみたりします。そこまで思っているわけではないでしょうけれども、状態がそれに近い状態になっています。だから、私は、色の好みとしては濃紺は好きではあるのですが、クルマの場合は、黒や濃紺のクルマは買わないのです。

   木質系住宅建築請負業のQ社にいたとき、お客様のお宅に訪問した時には、どこにクルマを停めるべきかということも言われました。 20年前と今とでは、駐車の条件も違いますが、どこに停めるべきかということを考えるべきだというのは変わらないと思います。 どう考えるかは、いくつかの問題がありますが、一番は、契約前には、そのお客様の家の目の前には停めないというのが基本、というのがあります。 なぜか、というと、住宅を建て替えるとか新築するとかしないとかいうことは、決めるまでは、あまり、他人に知られたくないことであり、住宅屋の人間が来ていると近所に知られたくない場合が少なくないからであり、又、同業他社の営業に見られた時に、あの会社が競合になっているのか、と情報を与えることになるからでもあります。 もちろん、ケースバイケースでもあり、離れた所に停められるよりも目の前に停めてもらった方が喜ぶ方もありますし、あまり難しいことを言うと停めるに適当な場所がない場合もありますが。 こういうことを建築屋は考えるのですが、不動産屋は、停められる余地があるかどうかについては考えるようですが、お客様(見込客・契約客)がどう感じるか、といったことなどは、あまり考えないらしいのです。
   八千代市の建築もやってはいるけれども売買の不動産業が中心というP社にいた時、H店の「店長」をやっていたおばさんのクルマに乗せてもらって、一緒にチラシのポスティングをやったことがありました。その時、おばさんが、「そこに停めていこう」と言って停めたのがどこかというと、セブンイレブンの駐車場でした。 コンビニの駐車場でも、相当に駐車できる台数が多い駐車場で、その日のその時間帯は空きが多いという場合なら、何かをそこで買った上で、5分から10分くらいの時間、すぐ近くへ行って戻ってくるまで停めさせてもらうということは私もやったことはあります。 しかし、・・。 店の前に4台分停められるようになっているだけという店です。 そういう店で、他に停まっているクルマがあり、あと1台停まれば、もういっぱいで、他のクルマが来ても停められないという状況の駐車場に停めるのです。そして、5分か10分ではなく、2時間余り、ポスティングをやっている間、停め続けるのです。 そして、「財布、持ってこなかったみたい」(ホントか?)と言って、「帰りましょ」と、何も買わずに帰るのです。 すごいなあ〜あ・・・・、俺にはできんぞ、これは、なかなか、・・・・というより、男にはできることじゃないなあ。 これは、おばさんでないとできない。 女性でも建築屋の女性は、やる人はあまりないと思う。「不動産屋」かつ「女性」であるからできることだわなあ〜あ・・・。すごい。 男にはできんぞ、これはあ〜あ・・・・。 ホントにすごい!・・。世の中、何が強いといって、おばさんほど強いものはないのではないか。 かつて、中国の毛沢東主席は「すべての帝国主義者と反動派はハリコの虎である。ヒトラーも日本軍国主義もアメリカ帝国主義もハリコの虎である」とおっしゃったけれども、「オバサン帝国主義」だけは、ハリコの虎ではなく、おそろしい本物の虎であって、原子爆弾も人民義勇軍も歯が立たないのではないだろうか。すごい! おばさんには勝てない。いやあ、この世の中、おばさんほど強いものはない・・・・。「泣く子もオバサンには勝てない!」 男なんか、勝てるわけない。
   「そんなこと言っても、道に停めて駐車違反で取り締まられたら困るでしょ」とおばさんは言うのですが、だから、わずかしか駐車スペースのない店で、その1台停めると、そこで買いたいと思ってきたクルマが停められなくなり、入店せずに行ってしまうという状況の駐車場に、何も買わすに2時間以上停めるのか、ということになるのです。私なら、そういう場合、多少、離れていても、駐車可能台数が多くて、1台や2台多く停まっても、まだまだ空きがあるという大規模なスーパーやホームセンターの駐車場に停めて、 そして、その間の道を歩くことで周辺の環境を把握して、そして、大規模なスーパーやホームセンターであれば、どこで買っても良いもので、早かれ遅かれ必要なものがたいていあるので、何かひとつかふたつ、その店で買うようにしてきたのです。 
   ひとつには、住宅でも建築請負業の会社は、建築工事をおこなっている場所の周辺の方には、出来る限り嫌われたくない、出来る限り好かれたい、さらに、できるならば、建築工事の進行を見た上で、うちもお願いしようか・・・という気持ちになってもらいたい・・・という立場であり、そうでなくても、お施主様の立場に立てば、近所ともめるようなことは避けてもらいたいという事情があり、そういう状況である以上、コンビニというのは、チェーン展開していても、各々の店の経営は小規模であり、近所の小規模な店の小規模な駐車場に何も買わずに長時間クルマを停めて、そういった近所の店とトラブルを起こす可能性を発生させるということは避けるべきであるという事情があるのに対して、不動産屋(及、建売屋)には、そういったことに考慮しようという発想がまったく存在しないという違いがあると思います。
   しかし、・・・すごい! 「不動産屋」かつ「女性」であるからできることです。 男にはできることじゃないわなあ〜あ・・・。 女性でも、建築屋の女性は、あまり、こういうことはやらないわなあ〜あ・・・・・。 すごい!

   それで、7月のこと、私が勤めている千葉市中央区の建築会社に、4月に入ってきた新入社員の女性が、少し離れた従業員用駐車スペースに停めずに、店の前の来客用駐車スペースに自分のクルマを停めるので、困ったヤツだなあ、困ったヤツを採用するなあ〜あ・・・と思ったのです。 それだけでなく、たとえ、店の前の来客用駐車スペースに停めるにしても、建築屋なら、入口の目の前は来客用に空けて、入口から離れた場所に停めるものなので、 建築屋なら、たとえば、在来木造の住宅建築請負業のR社で、栃木県地域の営業所長をやっていた I さんなどは、工場の従業員用駐車場に停める時などは、「俺は営業所長だぞお」みたいな感じで一番良い場所に停めていて、「これが、この人の自己主張かあ」と思って私は見ていたのですが、それに対して、総合住宅展示場に出展している展示場に来た時には、自分の会社の展示場の玄関の前の場所などには、天地がひっくりかえっても絶対に停めるようなことはしなかったのです。 そのあたりは、さすがだなあ、と思ったものです。 もっとも、「さすが」というほどのものではなく、何年か営業をやった人間なら当たり前のことなのですが。 ただ、住宅建築業の会社でも、新卒であれ中途採用であれ、入ってきたばかりの新人では、自分の店の玄関の目の前に自分のクルマを停めるようなバカが時々いるのです。 中途採用で入った人の中には、入社した時点において、相当にプライドが高い人もいるのですが、プライドが高いだけの実績を残すのなら良いし、そうでなくても、私のようなある程度以上勤務した人間から見れば、日頃の動き方から、この人はどの程度の人かということが、多少はわかったりしますから、きちっと、自分の店の玄関の目の前は空けて停める人は、その点においてはまともな人と評価します。自分の店の玄関・入口の目の前の来客用スペースはきっちりと来客用に空けて停める人と、他に空いている場所があるのにおのれの店の玄関・入口の目の前に自分のクルマを停めるバカとでは、「前者がプラス1で後者がマイナス1」というよりも、「前者がプラスマイナスゼロで後者がマイナス1、もしくは、マイナス2」という評価になります。中途入社する人の中には、時として、ハッタリかますことで先輩社員に対して大きな顔をしようとする人がいます。営業はハッタリかますのではなく、実績を残すことで評価されるようにするべきものですが、実際問題として、なぜか、ハッタリかまそうとする人がいます。「なぜか」というのは、要するに、「実力がないから」と「経験がないから」なのですが、4月に縁故入社してきた女性社員にしても、ハッタリかます前に「とりあえず、来客用駐車場に停めているその非常識にバカでかい黒のクルマどけろや」と、ある程度以上、営業の経験のある人間なら考えるものですが、それがわからないというのは、「営業の基礎が身についていない」 ということです。 在来木造のR社在籍時、住宅展示場に来場された方で、住宅屋の営業になめられないようにしようというつもりなのか、知ったかぶりをする人もおられ、和室の敷居を踏みつけた上で、「これ、○○と言うんだよ。あんた、知ってる? 知らないんじゃない?」などと言われる方があったので、言わせていただいたことがあります。「申し訳ありませんが、敷居は踏まないようにお願いいたします。」と。 新入社員が自分のクルマを来客用駐車場に停めた上で先輩社員にハッタリかまそうというのは、敷居を踏みつけた上で知ったかぶりをする人と同様、もしくはそれ以下でしょう。 但し、これは、建築屋、及び、世間一般の営業の場合であって、不動産屋の場合は、後者のような建築屋なら「減点2」のことを平気でする人がいるらしいのです。 「建築屋、及び、世間一般の営業」と「不動産屋の営業」では、営業は営業でも正反対のようなところがあるようにも見えます。 この女性も、過去に不動産屋にちょろっといたことがあったというので、不動産屋にいた女性かあ〜あ・・・・と思っていたのですが、やっぱり・・・・・とも思いましたし、不動産屋で社員教育された結果かなあ〜・・・とも思いました。 

  私の感覚からすれば、建築屋であれ何屋であれ、他に空いている場所があるのにおのれの店の入口の目の前の来客用駐車スペースに自分のクルマを停めるような、そんなおかしな営業が、いったい、どこにあるか?!? と思うのですが、不動産屋という異質の世界では、ちょっと、違いがあるらしいのです。

  どうも、不動産屋というのは、私には、理解できない不可思議な世界です。 だから、私は、宅地建物取引主任者の資格を持っていますが、勤めるならば、建築屋の方であって、不動産屋はできるだけやめておこうと思ったのです。ひとつには、不動産屋に勤めるならば、宅地建物取引主任者の資格を持っている人間よりも、持っていない人間の方が、入社後、多数派になることができて有利であり、宅地建物取引主任者の資格を持っている人間が不動産屋に勤めると少数派になってしまって不利だということもありますけれども。

  四国のF社が「建築屋と不動産屋の融合」というようなことを言っているらしい。 それを聞いて、「そんなことうまくいかんだろう」と私は思ったのです。 「建築屋と不動産屋の融合」などということは、F社が初めて考えたことではなく、これまでにも、そういうことを考える建築屋、不動産屋はあったのです。 あったけれども、建築屋と不動産屋というのは、一見、隣りの業界のように見えて、やっていることは大きく違うし、その体質は正反対ともいえるものであり、「建築屋と不動産屋の融合」というようなことを言いだし、試みた業者は、結局、どちらかに重点が行き、「一方が主で他方は従」となったのです。 F社がどうなっていくのかは知りませんが、私は、建築屋と不動産屋の「融合」とか「中間点」とか「結合」とかいうものはありえない、必ず、とちらかが主となるであろう、と思っています。 F社がうまくいかないかどうかはわかりませんが、うまくいってもいかなくても、どちらかが主でどちらかが従になるのではないかと思っています。 水と油の中間の存在、水と油の融合、水と油の結合というものがあるか? いわば、そういうものです。
〔厳密に言えば、鹿児島の「温泉水99」というミネラルウォーター(エスオーシー株式会社「温泉水99」http://www.onsensui.com/ 他参照)は、水の粒子が小さくて、一般の水と違って油とまじるらしいのですが、ここで論じた主題とは関係のないことであり、ここでは、そういう細かい問題は論じないことにします。〕

  自分の店の玄関・入口の目の前の来客用駐車スペースに営業が自分のクルマを停めるなどもってのほか、という住宅建築請負業の業界と、平気でそういうことをする業界との「融合」「中間」「結合」というものがありうるかというと、私はありえないと思う。
(もっとも、不動産屋にしても、自分の店の入口の目の前の来客用駐車スペースに、他に場所があるのに従業員が駐車するのが営業上プラスになるとは思えないし、特に、営業という職種の人間はそういうことはするべきではないのではないか、と私は思うのですが、これは、私のような建築屋の経験は長くても不動産屋の経験は短い人間の思う事で、不動産屋のベテランからすれば、自分の店の入口の目の前の来客用駐車スペースに営業がおのれのクルマを停めるというのが、それが売れる秘訣だとでも言うのでしょうか? つくづく、不動産屋というのは摩訶不思議な世界です。)
(不動産屋出身でも、在来木造の住宅建築請負業のR社の栃木県佐野市の営業所に在籍した時、同じ営業所に一緒にいた人で、不動産会社出身の人がいたが、その人などは、在籍中、自分の店(展示場)の玄関の目の前に自分のクルマを停めるというようなことは一度もしなかったし、その後、栃木県の分譲をおこなう不動産会社で建築もおこなっている会社に転職し、転職後も土地の情報を持って訪ねてきてくれたが、そういう際にも、来客が前に停められるようにと配慮して、自分のクルマは遠い位置に停めるようにしていたもので、「不動産屋」に勤めてからも、私と同じように、それが営業の基本と認識していたようです。その人の場合は、「不動産屋みたいじゃない」という評価をお客様から受けて、それで実績を残していたようですが、「不動産屋」にもいろいろあるのでしょうか。)

  柴田孝之が、たしか、『東京大学機械的合格法』(日本実業出版社)の中でであったと思うが、この本の中で述べたことをすべて実行すれば絶対に合格するというものでもないし、又、すべて実行することができなければ合格しないというものでもない、といったことを述べていたと思います。 私が大学を受験した時の経験からしても、確かにそうだと思います。「こうしなければ合格しない」とかいうお話があると、自分はそうやっていないけれども、どうしよう、とか思ったことがありましたが、ひとつ、ふたつ、やっていないことがあれば、それで絶対に合格しないというものでもないのです。だいたい、難関校と言われる所に合格した人でも、すべて、理想的にこなしたかというと、そうでない部分のひとつやふたつ、あるいは、みっつやよっつあるはずなのです。しかし、こうすれば、合格する方向に行きやすい、こういうことをしていたのでは合格する方向に行きにくい、というものはあると思うのです。住宅の営業においても、こうすれば「絶対に売れる」などという話は基本的にはハッタリだと思いますが、しかし、こういうようにやれば売れる方向に進む、こういうことをやっていたのでは売れない方向に行く、というものはあると思うのです。 10年ほど前、野村克也が阪神の監督になった頃、ラジオの野球中継でアナウンサーが、野村が「理由のないことをするな」と選手に言っているという話をしていたのを覚えています。 住宅の営業においても、売るためにはこうするべきだと言われているものと異なることをやるのであっても、何か理由があってやるのと何も考えずにやっているのとでは大きな違いがあります。 どういうクルマに乗るべきかという点において、意見の違いはあるかもしれない。 一般的には、ふさわしくないと思われているクルマを使用するというのであっても、そこに何か考えがあってやるのであれば、悪くはないと思います。在来木造の建築請負業のR社に私が入社した頃、住宅の営業の乗るクルマというのはセダンであり、ワゴン車などは家族で利用するクルマであって営業用のクルマではないと考えられていました。しかし、R社の静岡県の方で、ある営業の人がワゴン車にビデオの設備を搭載し、建築中現場を案内するに際して、行き帰りの道程において、クルマの中で、見込客に、在来木造についてのビデオを見てもらうようにしたという話を聞いたことがあります。見込客の方として、どう思ったかはわかりません。中には、行き帰りのクルマの中でまで、まるで「洗脳」されるように建物についてのビデオを見せらるのはうれしくないという人もおられたかもしれません。R社の営業である程度以上実績を残していた人の中には、クルマの中では住宅・建物についての話はしないという人もありました。どちらが正しいとは決まっていないと思いますが、何か理由があってやっているのであれば悪くないと思います。 しかし、「理由のないこと」をやっているのではだめだと思います。 「バッカじゃなかろかルンバ♪」という結果になる可能性が高い。野村が「なぜ、あそこで、あの球を投げさせた?」と捕手にきき、答えられないようでは、たとえ、その時、結果として打ち取ることができてもだめだ、と言っていたという話をラジオで聞きました。〔 野村が阪神の監督になった時、「TOP野球」という標語を発表しましたが、そのうち、“P”は、プロセス(process)重視”の”P”でした。〕 自分の店の入口の目の前の来客用駐車場に営業が自分のクルマを停めてみたり、見込客に、建物の内容を説明する為に建築中現場を案内するのではなく、購入してもらうよう勧める土地を案内するのに、前面道路が相当に広い土地でもないのに、わざわざ大きなクルマに乗せて案内してみたりする、というのに、何か理由があるかというと、一般的には、理由はないと私は思いますし、そういう「理由のないこと」をやっていたのでは、成果は上がらない可能性が高いと考えるべきであると私は思います。 「理由のないこと」をやっていても実績を残す「天才型」の人も中にはいるのかもしれませんけれども。 野村が言っていたのを覚えています。「長嶋だったらできるのかもしれないけれどもね。世の中、長嶋みたいな天才型の人は少ないと思うよ。」
※「バッカじゃなかろかルンバ♪」については、
「YouTube―野村監督「バッカじゃなかろかルンバ」(原曲入り) 」http://www.youtube.com/watch?v=ewJ6WwU76Rs
「YouTube―バッカじゃなかろかルンバ! 」http://www.youtube.com/watch?v=Cz7M4FQinUM  参照。

なお、P社・Q社・R社・S社とは、この文章の中で区別する為の仮の表記で、別にイニシャルであるわけでもありません。
                   (2011.11.16.)


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